赤ペンPの添削日記
由無し事を徒然に書き連ねる日記。
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File033-1:「ひまわり」
時間があるうちに棚卸し、って事で長文連続投下。

年末のラジオで卓球Pにも見事に指摘されたわけですが、
この動画は大変困った事に、
「赤ペンがあずさ派であり、なおかつさだまさし好きである」
という前提条件が理解出来ないまま見てしまうと、
「7分40秒のPV」という、それだけの存在になってしまいます。



この話を先に進める前に、動画を見る必要はありませんから
ここからこの「ひまわり」という曲の歌詞を読んでみてください。

それに加えて「3A07視聴済み」という前提のもとに話を進めましょう。
・・・ここでもそれを求めてるくらいだから世話ないよね、ホント(苦笑)。
ラジオで怒られたので、なるべくかいつまんでお話し・・・
あれ、前後編になってますがな(笑)。

まずは、歌詞を読んだ方へ。

どうでした?
そりゃ細かいところで多々相違はあるけれど、
どんだけ3A07の物語に重なるんだよ、って思いません?
それもよりによってこのタイトル、この花。

あ、この感想にならなかった場合はすぐにここで
読むのをやめた方がいいです。あーあ、また条件が付いた(苦笑)。

今この歌を知った方にとっては、当然ですが
「3A07あってのこの歌」という事になりますね。
でも私にとってはそうでなかった。
「この歌があった上での3A07」でした。

あずささんの髪飾りがあの花だと知った瞬間の、
鳥肌を通り越した、えも言われぬ寒気。
その時点でまだ物語は(少なくとも初見では)何もはじまっては
いないというのに、私は腹を括らざるを得ませんでした。

「ああ、この先俺は大変な事になるな」って。

で、その直感は正しかった。これ以上ないくらい。

私の目の前にあったのは、あずささんとか「隣に・・・」とか
ニコマスとかアイマスとか動画とか、そういう事を
軽く飛び越えたものでした。それは子供の頃から慣れ親しんだ
さだまさしというアーティストの、それも十指に入るほどに
お気に入りの曲の世界。

いわば「赤ペンP」ではない、私自身の中にある原風景。

挙句の果てにこの作品は、「ひまわり」という楽曲を
下敷きにすらしていない筈です。
これは確証を得て書いているわけではありませんが、
少なくとも七夕Pはこの曲の存在は知らなかったそうです。
セバスチャンPやRAPがどうだったのかはわかりませんけど。

いや、下敷きにしてくれてたらよかったんだ、いっそ。
それなら納得できるから。
あるいは、あの髪飾りが別の何かだったのなら、
それでもよかった。
だってあなた方、この曲の事を知らないんでしょう?
じゃあどうしてその花だったのよ。あずささんだったのよ。
このストーリーだったのよ。もう意味がわかんない。


・・・なんか、書けば書くほどイヤな人になっていきますね。
でもこれが私の、それはおよそ3A07の初見直後としては
あり得ないであろう正直な感想であり、感情でした。

それは間違いなく、ほんの些細な偶然です。
そこに悪意があろうはずもなく、この物語の前では
多くの人にとってどうでもいい類の、偶然なのに。

この作品の、動画や物語としての素晴らしさは
ちゃんと受け止めてはいる積もりです(ちょっと自信ないけど・・・)。
その上で、見事に赤ペンPは――いや、正確には赤ペンPの中の人は――
キレイにぶっ壊されたわけです。

どう壊れていたのか。
3A07についてブログで取り上げられている文章、pixivのイラスト。
それらを目にした瞬間、胸が詰まって吐き気がするんです。
それも「3A07」の文字とか、サムネがあるだけでアウト。
どんな文章なのか、どんなイラストなのか、その中身は一切関係なし。
文字通り「正視できない」。

文章や絵を描かれた方には大変申し訳ないと思っています。
これは100%私に非がある話です。なんですけど。

この時期、私にはこの作品を「ニコマスの動画」として語る術が
ありませんでした。それはもっと大事な、動画製作者としての
自分を飛び越えた部分にある何かを揺する存在。

一方、当然の事ですが、ブログで紹介をされる方、
イラストを描かれている方は、基本的に「ニコマスの動画」として
作品を見て、心動かされ、それぞれ行動されているわけですよね。
でもそれでは、私には足りなかった。

そういう事が聞きたいんじゃないんだ。
そういうものが見たいわけでもないんだ。
そして恐らく、自分が欲しているものは、どこにもない。


そういう嫌悪感にも似た感覚を、勝手に持っていました。
そんな事を考えているのは私くらいしかいないのは自明なんですが。

だから、と言うべきなのでしょうか。
実は3A07そのものは、ちゃんと見られるんです。
今回の自分の動画を作るために見返して、その後も数回改めて
最初から最後まで見てますから。あ、でもコメント付きでは
多分この先一生見られないと思いますけど。

でもあのサムネは、この前までちゃんと見られなかった。
ブログやイラストは、吐き気がすることはないにしても、
まだ積極的には見に行けないかな。
うん、書けば書くほど変な話だと自分でも思います。
いわゆる「原理主義」的な考え方ってヤツなのかなぁ?

だから、見もしないで好きな事を書きやがって!と
おっしゃられれば、全くもってその通りです。
お声掛け頂ければ謹んでお詫び申し上げます。
これは私以外の方には何の罪も悪意もない、
文字通り一方的な、私個人の問題ですから。

そんな状況でも少しはブログの文章を読んだんですが、
唯一「話し相手になってくれそうかな」と感じたのは、
ハイドPのブログのこのエントリを読んだ時でした。
この人にとっての中原中也が、私にとってのさだまさしだったと。
その在り様とか状況は色々違うんですけどね。

ニコマスの作品が、ニコマスにおける私のペルソナである
赤ペンPの内側に入り、中の人の胸倉を掴んで揺さぶった。

今回の出来事は、つまりそういう事なんでしょう。
今はそういう風に折り合いをつけているし、だからこそ
「貴重な体験だった」と素直に思えるんですけどね。

さて、長くなったので後編に続くわけですが、
ここまで私の動画そのものの話がいっさい出てきません。
っつーかね、後編もほとんど出てこないんだ。
書いておきたいのは製作までの過程であって、
動画そのものの事ではないので。
まぁそのつもりでいて頂けるとありがたいです。
この記事に対するコメント
ハイドP入れ食いの巻(笑)
愛が深すぎるのも困りものですね。
ただ「3A07」に関してはまったく逆の心境でして、おそらく中也がからんでなければ、
俺はあの作品で心を折られて、ニコマスに飽きてたかも知れません。
中也があったからこそ「作ってくれてありがとう」という心境にもなったわけで、
そういう意味では俺の方がタチの悪い原理主義者ですね。あ、やっぱ話合いそう(笑)

「キレイにぶっ壊された」とか「吐き気がする」という言葉で、ふと
08年の秋天の後の俺を思い出しました。
そういうことでしょ?(笑)
【2010/01/08 00:52】 URL | ハイド #su5KoE9w [ 編集]


> ハイドP
ホイホイされ過ぎだろうJK(笑)。
確かに結論のベクトルは逆っぽいんですけど、その根っこは
同じって意味では、きっと話が出来そうかなって。

> そういうことでしょ?(笑)
そういうことだわ(笑)やっぱ話が合いそう、っつーか確実に合うな。
今年は飲みに行きましょう(笑)。
【2010/01/08 20:28】 URL | 赤ペン #Td/ILGRk [ 編集]


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Author:赤ペンP
都内某所に潜伏し、ひっそりアイマスMADを製作中。表向きはうだつの上がらないサラリーマン。人生のモットーは、なだらかに昇りなだらかに落ちる放物線。

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