赤ペンPの添削日記
由無し事を徒然に書き連ねる日記。
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外側と、内側。
誰か一人、好きなPの名前を挙げなさいといわれたら。
赤ペンPのプロデュース方針を、そういうところからお話してみたいと思います。

今まで書いてきた三人の生みの親のうち、ダムPは最初に見た人だから他の作品との
比較対象にはならないし、桃月Pは趣旨が違いすぎてさらに比較のしようがない(笑)。
そしてこの三人以外にも、アイマスMAD界には他にも凄い技術を駆使したり素晴らしい世界を
構築するプロデューサーの方が多くいらっしゃるわけですが、誰か一人を選べといわれたら、
私は迷わず三人目の生みの親・orgonePの名前を挙げます。
前回の話の流れで『LIFE』について言えば、水着じゃないのに、水着のキャラを見るよりも
はるかに「夏」を感じさせてくれる雰囲気作り。静止画や他のゲームの映像など、
一歩間違えれば違和感しか生まない素材を、テンポにビシッと合わせたカット割りで見せる手腕。
選曲のセンスはもちろん、後に原曲を聞いて、その編集の絶妙なタイミングにも
改めて驚かされました(編曲作業そのものは他の方がされているようですけどね)。

この作品を見て漠然と感じた仮説や予感は、最新作を目の当たりにして確信に変わりました。



この人は、他所の人だ。

アイマスMADもそうなんですが、あるジャンルが大きく広がって行く時には、
常に2種類のタイプのトップランナーが生まれるものだと考えています。

ひとつは、そのジャンルの枠の中で自分を研ぎ澄ませ、突き抜けて行く人。
その過程で結果的にジャンルの外の要素も取り入れ、高みを目指して行く人。
私は「中の人」という言い回しを使っています。

もうひとつは、そのジャンルの枠の外から意図的に、もっと言えば明確な「企み」を持って
別のものを持ち込み、それをミックスさせて新しいものを生み出す人。
これが「他所の人」

私が考える、判りやすい例を出します。
あくまでも局地的な例え話として聞いて頂けると幸いです。

「やっぱ親和性って大事だよね」と、MAシリーズの曲や声優さん繋がりの曲を選ぶのは
「中の人的選択」だとすれば、「MADは意外性のある取り合わせが面白いんじゃん」と、
凄いところから曲を用意するのは「他所の人的選択」。

自分がイメージする映像の完成度を高めるために使うのが「中の人的技術」で、
外からの素材を違和感無く溶け込ませるために使うのが「他所の人的技術」。

キャラに合った世界観を追求して作り出すのが「中の人的思考」ならば、
この世界観にどうやってキャラを合わせていこうかと追求するのが「他所の人的思考」。

もちろん、ひとつの作品の中で「中」と「他所」の要素を使い分けるケースも多いでしょうから、
この例えが正しいとも全てだとも思ってないし、ましてや好き嫌いはそれぞれあるにせよ、
単純に「中」と「他所」のどちらが上か下か、という事でも無いでしょう。

ただし、総論としてひとつハッキリしているのは。
「中の人」的要素は、しっかり作品の中で昇華されれば、多くの人に支持されることが多いです。
だってみんな、アイマス好きでしょ?(笑)
一方「他所の人」的要素は、その出来とは無関係に、賛否両論を巻き起こします。
アイマス好きの人が、その「アイマス以外の要素」を好きであるとは限らないから。
そしてもうひとつハッキリしていることは、「これは中の要素」「これは他所の要素」という
判断基準が、結局は見る人によって様々だという事。おいおい、今まで書いた事を全部否定してるよ(笑)。

この「中」と「他所」の考え方を支点にしてアイマスMADの現状を眺めると、
面白い見方が出来るんじゃないかと考えています。それについては、またの機会に改めて。

話を戻しましょう。
赤ペンPは確実に「他所の人」の要素が強いタイプです。そりゃそうだよね、ゲーム知らないで
この世界に入ってきたんだもん。で、それは今もきっと大きくは変わって無い。
その辺がorgonePの作風に敏感に反応して、No.1に推す理由のような気がします。
アイマスとソレを、そういう風に繋げてきますか!そんな驚きが、私は好きなんですね。

で、私が好ましく思っている部分を、他の人は好ましく思わないかもしれない。
最新作の最後のコメで、
「アイマスである理由や必要はあるのか」
「アイマスじゃない理由や必要もないよね」

といったやり取りが流れていました。それぞれの価値観の中で、それぞれなりの結論が
出ているから、きっと互いに交わる事は無く、どちらが正しいという事も無い、永遠の平行線。
それが全てなんでしょう。難しいもんですね。

「中」と「他所」の考え方は、自分のMAD製作の中で、折に触れて気にするようにしています。
まぁ気にしたところで、まだまだ絶対的な技術や経験値が足りないから、その辺を活用するには
至っていないのが現状なんですが、少なくとも製作の指針というか、コンセプトを考える時には
重宝しています。

そして私の3人の生みの親は、この観点でキレイに別れています。
orgonePは前述の通り「他所の人」。
ダムPはおっさんホイホイという意味ではもの凄い所から曲を持ってきますけど、
この作品を見たらどう考えたって「中の人」ですよね。



そして桃月Pは、あらゆる作品に目を通す機会がある、中とも他所とも違う場所に立っている人。

そうそう、ちなみに「中の人」「他所の人」の属性は簡単に変わります。
私がアイマスを買ってガンガンプレイすれば、自然に「中の人」に近づいて行くでしょうし、
MADを作る中で「今回はちょっとこんな曲で冒険してみようかな?」ってトライをすれば、
それは「他所の人」の要素って事ですし。
いつかはこの考え方を使って、出来れば逆手にとって(笑)面白い作品を作ってみたいですね。

赤ペンPのお仕事の、一番根っこにある思いでありました。
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Author:赤ペンP
都内某所に潜伏し、ひっそりアイマスMADを製作中。表向きはうだつの上がらないサラリーマン。人生のモットーは、なだらかに昇りなだらかに落ちる放物線。

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