赤ペンPの添削日記
由無し事を徒然に書き連ねる日記。
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That's the bottomline
'Cause Stone Cold said so. Gimme a Hell Yeah!!

アイマスMADを作り、ニコ動(YouTubeとかでもいいんだけどさ)で作品を発表することで、
直接的に収入を得て生活している人、いたら手を上げなさい。先生怒らないから。
・・・たぶん、いないよね。今日はその前提で話をします。
万が一事実誤認があったらお気軽にお問い合わせください。訂正させていただきますので。

「プロ」「アマ」の線引きってのは、どんな分野でも割と普遍的に存在するテーマです。
様々な切り口があって、一言で結論が出るようなお話ではありません。
例えばボクシングなら、プロテストに合格してライセンスを取得すれば「プロボクサー」ですが、
じゃあ勢い余って試合で相手を投げ飛ばすヤツをプロと呼んでいいのかって話だし(笑)、
あるいは、プロボクサーとしての収入だけでは生活できずにアルバイトをしている人を、
職業的な観点からプロと呼べるのかどうかって見方もある。

プロ野球の選手は「魅せるプレイ」を意識するべきだ、と言う人がいます。
でもいくら魅せるプレイが出来ても試合に負け続けたら給料が上がらない。
勝って評価される世界だから、初回から無死一塁で送りバントする戦術を
100%否定することは出来ないわけです。

あるいは「プロ意識」なんて言葉もよく耳にします。
バイトをやっててそんな研修受けたりしませんでしたか?
私は内容が内容(塾講師)だったし、20歳そこそこで保護者の方と面談を
したりするんで、まぁ色々と。で、その結果こんなことになる。

「へぇ、先生ってまだ30(歳)前だったんだぁ!」いや、まだ19(当時)なんですけど・・・
「そうですよねぇ先生、私たちの世代は・・・」ああ、俺はきっとあなたの息子でも不思議はない
年齢のはず
なんですが・・・でも、そんな心の叫びは決して表に出さずにこやかに振舞う。
耐えろ、耐えるんだ赤ペンP。見た目もおっさん臭いが精神的にも老化が進む。

プロってのは、いったい何なのか。そんな結論の出ない話を、今日は不毛に語ってみようかなと。

わかむらPやえこPのようにその事が知られている方もそうでない方も含めて、
アイマスMADを作っているプロデューサーの中には、職業として映像関係の仕事に
携わっている方が存在します。
一口に映像と言っても多種多様ですから、いささか乱暴な物言いではありますが、
彼らは間違いなく「プロの技術」を使っています。でもアイマスMAD製作は間違いなく
「プロとしての仕事」ではありません。金銭のやり取りが発生していないという意味でも
そうだし、それでなくても、やっぱりプロの仕事とはちょっと違うよなーって、最近感じるんです。

私が思う、プロの定義。
切り口は色々ありますが、一番大きいのは、
「それを続ける人」「それを続けなくっちゃならない人」って考え方です。

何故それを続けるのかと言えば、それは単純に生活のため。
それをすることで収入を得て飯を食うため。

となると、プロとしての生活の中で確実に「好きじゃない(下手したらキライな)事」
「それほど思い入れがない事」を扱う局面が出てきます。少なくとも私は、
「好きな事"だけ"をやって飯を食っている人」には会ったことがないし、
まして「好きな事"だけ""やり続けて"飯を食ってきた人」なんて見たこともない。
自分自身の経験もまた然り。

もうちょっと露骨に言えば、生活が掛かってるんなら「売れるものは正義」。
「売れるものだけが正義」ではないけれど、少なくとも「売れるものは正義のひとつ」。
その人の好き嫌いとは全く関係なくそれを求められることもあるだろうし、それをしなきゃ
いけないこともあるでしょう。自分が本当に好きな、でもきっと売れない事をやるために、
売れるものを作ってちゃんと稼いで生活していく、なんてこともあるかもしれない。

・・・ちょっと幻滅した?(笑)うん、確かに身も蓋もない話だけど、例えば
「家族を養う」なんていう状況が加わったりしたら、そうも言ってられなくなるよね。

さて、そう考えると「1作ごとに全身全霊を込めて」なんてやってたら、
恐らく心も体も1年と持たないわけです。
ここで私が考えるもう一つのプロの定義。
「80%の力でお客を納得させることが出来る人」。それはつまり
「それが出来るだけの技量を持った人」。

こう書くといわゆる「手抜き」みたいに聞こえますけど、そうじゃなくてね。
いついかなる時でも、キチンとしたものを提供し続ける事の出来る人。そういう前向きな意味です。
なんだろうな、剣の達人も常に真剣を使ってるわけじゃなくて、木刀や竹刀を握ることも
あるだろうし、でも持っているものが違っても、その基本は変わらなくて太刀筋は美しいというか。
例えがモロに「千早武士道」の影響受けてるな。

一瞬、プロ顔負けの輝きを放つことは、素人にも出来る場合があります。「プロ意識」を
持つことで、たとえプロじゃなくてもそれに近いレベルに辿り着く事は無理な話じゃない。
でも、明るく輝き続けることは、そう簡単に出来ることではない。本物のプロの凄みは
そこにあると思うし、だからプロは決して自分を安売りしないものなのだと、私は考えています。

ところがアイマスMADには、プロとしての技量を惜しみなくつぎ込んだ、どう見ても
「安売り」ってレベルじゃねーぞ!っていうクオリティの作品が存在します。
お金にもならない、
それを義務付けられたわけでもない、
それをしなくても恐らくは実生活に影響のない、
そういう事に、自分の全力を注ぎ込んでる人がいるわけです。

あるいはプロじゃない人だって、それぞれなりに出来る限りの想いと力を、動画製作に
注ぎ込んでいる。やはり金にならない、義務でもない、実生活には関わりない事に。

それは何故か?何が我々を動かしてるのか?
自分の胸に手を当てて考えてみる。今まで書いてきたように、それは少なくとも
「プロ」としての視点や考えではありません。「プロ意識」ってのとも、ちょっと違うでしょう。
情熱?欲望?衝動?ノリと勢い?若さ故の過ち?認めたくない?いや認めるけど。
なんとも説明のしがたい、この気持ちを今あえて言葉にするなら・・・


心意気。


うん、心意気。江戸っ子だってね?いや実は大阪生まれなんです。でも寿司は好きです。
私の中にある言葉を使うとしたら、コレかな。

私のような初心者からすれば、既に相応の技術を持っている人と、同じ土俵に作品を
上げて同じように視聴者の前にさらされるのは、ある意味甚だ迷惑な話であり(笑)、
そしてまたありがたい話でもあります。そういう人たちと、その気になれば切磋琢磨できる
貴重な場所に身を置いているわけですから・・・身も心もすっかり削り取られて
無くなっちゃいそうなんですが(笑)。


まー技術的な意味でガリガリ削られるのはしゃーないとして、心まで削り切られて
しまわないように、そういう心意気は失わずにいたいし、作風や芸風や主義主張が違っても、
そういうものを持っているという意味においては、みんなと繋がっていたいものだと、
そんな風に思うわけです。うん、上手くまとまった(・・・この長さの文章でか?)。
この記事に対するコメント

まさにその通りですよねぇ・・・。
自分も以前ブログに書いたように、プロじゃないですしその辺りの線引きってのは大事だなぁって思ってはいるんですが、やはりその類の、もしくはそれに順ずるほどの作品を見ると正直、心削られますw
まぁプロであれアマであれ、ニコニコという場に上げてる以上見てもらいたいっていう気持ちはみな同じだと思ってますし、その為の技術やセンスはメリット関係なく持てる範囲で、出来る範囲で使って行きたいなぁとは思ってますw
でも自分は技術もセンスもミジンコなんですけどね;;
冗談抜きで周りのレベルが上がりすぎなんです・・・w
【2007/11/08 22:07】 URL | ディープ #m.2.LkcQ [ 編集]


この気持ちを今あえて言葉にするなら・・・
趣味だから。
【2007/11/08 22:21】 URL | てってってー #G6KY6t/Q [ 編集]


> ディープP
こういう時に「そんな事ないですよセンスも技術もあるじゃないですか!」と
言わない我が身をお許し下さい(笑)。いや、そう思ってないわけじゃなくて
多分自分も同じ事を言われたらそう返すし、自分が欲しいものは他人には
見えない部分にあったりするんだろーなー、って思ったりするわけです。
周りのレベルが上がろうが下がろうが、自分に手の届くもの、届かないものは
きっと自分でしか決められないから、ナンボ削られようが最後の最後は
ちゃんと自分らしくありたいよね、とそういう事です。ああ、書いてて
収拾がつかなくなってきた(笑)。
> てってってーP
だね(笑)。
【2007/11/08 22:57】 URL | 赤ペンP #Td/ILGRk [ 編集]


今回の話、とても勉強になりましたよ、先生!
私は実際の仕事は、時によっては肩書きに『プロ』と表記することがあります。
それに対しての考えは、まさに赤ペン先生の定義と合致します。
『それを続けること』
さらに追加して
『自分に自信を持ってやれる事(人)』
『他人の期待に応え、さらにはそれを上回る解答を用意できる事(人)』
『最高の結果を求めるために妥協をしない事(人)』
『それを出すために、今考えうる最良の方法を見つける事(人)』
・・・などと考えています。
そして、自分のアイマスMADへの考え方も、当然当方プロではないんですが、
やや似たような感じがあります。
人様に見ていただく(もしくは見ることが可能な状態にする)ということに対して、
やはり最良のモノをつくりたい。
さらにはそれが自分にしか出来ない、オリジナリティのあるものであればなお良し、
って感じでしょうか。
まあ、『好きこそ物の上手なれ』って言葉がありますよね、
それが一番しっくり来るかな。
頑張るつもりは無いんですよ、仕事じゃないし。
でも頑張らない範囲内で最良の『しごと』をしていきたいですね。
まあ、『下手の横好き』って言葉もありますけどね!!www
長文すみませんww
【2007/11/09 19:01】 URL | まっつP #ZMnQA7pQ [ 編集]


> まっつP
ブンショウゼンゼンナガクナ~イ(笑)。熱いねー。
いいものを作りたい気持ちは誰でもあるわけだから、まずはそこを
大事にしたいもんです。で、それが出来るようになってから、他の人との
比較を改めて考えても、遅いって事はないんじゃないかと。
「他人のやってないこと」じゃなくて、「自分がやりたいこと」こそ
本当の意味でのオリジナル、ってことで。
【2007/11/09 22:06】 URL | 赤ペンP #Td/ILGRk [ 編集]


もの凄く真剣に読んでしまいました。
私の中でのプロとは、
需要と供給が存在し、供給(お金等)する相手の要望を叶えられる技量とセンスを持った人
と考えています。
先生の仰る部分と、一部考えが違う部分があります。
でも、だから否定するという事ではなくて、
そういう風にも考えられるなと大変参考になりました。
私も「プロには敵わないよ!」と感じる面もありますが、「こういう素材でプロならどう編集するかが見れる!」とも考えております。プロが無料で参考動画上げてくれているようなものですから。オトク♪
【2007/11/10 01:47】 URL | trop #BxQFZbuQ [ 編集]


> とろっぷP
いやこんな時間まで読まなくても(笑)。
うん、プロの定義はもっといろいろあっていいし、実際自分もここでは
「ブログに載せて差し支えない発想と言葉」を選んで書いてるんで(イヤな言い方だ)、
もう少し幅は広いかなぁと思います。需要と供給ってのも考え方としては
当然あってしかるべきでしょうしね。

プロの参考動画・・・確かに!(笑)
【2007/11/10 02:31】 URL | 赤ペンP #Td/ILGRk [ 編集]


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Author:赤ペンP
都内某所に潜伏し、ひっそりアイマスMADを製作中。表向きはうだつの上がらないサラリーマン。人生のモットーは、なだらかに昇りなだらかに落ちる放物線。

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