赤ペンPの添削日記
由無し事を徒然に書き連ねる日記。
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2008年を振り返る:Last scene "This is a small token of my gratitude"
って事で、今年最後のエントリは例の特集の最後の作品です。
大晦日は私的に色々用事が入っているので、コメントへのお返事などは
年明けになると思います。
あらかじめご了承ください。

さて、この特集の最後は、自分の作品を肴に思うがままの自分語り。
ああ去年と同じパターンだよ何が悪い?(開き直り笑)

まぁ今年の自分の作品となると、やっぱりこれでしょうねぇ。

赤ペンP


半年経ってこの作品を振り返りながら。


以前このブログでも書いた話なんですが、この作品の中では
いわゆる「運命の人」絡みのコミュやシーンは意図的に外してあります。
だってそういうのはディープPがやってくれるからさぁ、なんて冗談を
よく言うんですが、本当の気持ちは当然別のところにあって。

私は基本的に、例えば「あずささんのために画面の中に飛び込もう」とか、
逆に「画面からあずささんを引っ張り出したい」とは考えないタイプです。
そういう部分をまったく持っていないとか見せないって事はありませんけど、
でも前提として「超えられない壁」が厳然と存在しているってところから
全てが始まる、まぁそんな具合でしょうか。

もうちょっと直接的な表現をすれば、「冷めた視線」が、常にあるタイプ。前にも書いたかな。
みんな楽しくワーッと盛り上がっている中で、もちろん自分も空気に乗って楽しんでいるけれど
最後の最後で1歩踏み込むのを躊躇う感じかなぁ。いわゆる「我を忘れて」みたいな
心情になりにくい、良くも悪くも「大人」って言ったらいいのかもしれない。

以前ラジオをやった時に、自分が好きなアイドルを嫁と呼ぶか呼ばないか的な話に
なりましたけど、そのロジックで言えば、私は呼ばない派に分類されるでしょう。
もちろん他の人がどういうスタンスを取るかは自由だし、むしろ衒い無くそう呼べる事は
私からすればある種の羨望ですらあるんですが、ともあれ、私はきっと呼ばない派。

でも、きっと、そうやって言える人の方が、見ている人にとっては親近感があるのかな。
自分ではそんな気がしているのですが、まぁこの話は長くなるから置いておきましょう。

ともあれそんな私があずさ派を名乗り、そのあずささんの誕生日を迎えるわけですよ。
「誕生祭の作品はこうあるべき」という一般論――それは私の勝手な想像ですが――と、
そもそも私が普段から考えてる「やりたい事」との間には、微妙にズレがありました。
誕生祭じゃなければ、他のキャラを使うとか、あずささんの動画でもそういう選曲なり
演出をすればそれで済む話ですけれど、これまた一般論的に考えれば、この日はやっぱり
そういうわけにも行かないんじゃないの?みたいな感じで。

そのズレを埋めるべきなのか。ズレたままでも構わないのか。
あずささんの誕生祭を意識するにつれ、アイディアばかりが浮かんでは消え、
なかなか使う曲も動画の方向性も決まらなかったのは、その辺の躊躇いや
迷いがあったんでしょう。ま、今だからこんな風に書けますけど、
当時は単にイライラするだけだったというですね(苦笑)。

「かくあるべき」を押し付けること無かれ。
いつも自分で思って、ここでも書いていること。

確かに、他人には押し付けないよう気をつけていたつもりです。
でも、何よりまず自分自身に、何かを押し付けようとしてたのかもしれない。
普段えらそーな口きいといてこのザマかよ、って話ですね。
そこから紆余曲折があってこの作品ができた事は、もうブログでも書いたり
ラジオで話したりしてるから、詳細は割愛するとして。

この作品ができた直後のブログのエントリで、私がゲームとしてのアイマスに
興味を持つキッカケが、あずささんのEDにまつわる話だった、という事を書きました。

私はこの世界が好きでニコマスに飛び込んた人間であり、たとえそれがいつか終わるとしても、
可能な限りこの世界と繋がっていたいと願っていて、そのためには繋がるための
フックになる要素というものがなくてはならない。それもできるだけ多く。

それは例えば動画を作ること自体の楽しさであり、
私の作品を見てくれた方の反応であり、
ニコマスを通じて知り合ったかけがえのない仲間であり、
そしてそれをゲームの中に求めるのならば、あずささんであると。
他のアイドルもプロデュースして、それぞれに魅力やいいところがあるのは
十分承知してるけど、でも一人選べといわれるのなら。

だからあずささんの誕生祭で自分が作る作品に託したい気持ちは、
ただ単に「あなた好きです」みたいな感情ではなかった、って話も書きましたね。
むしろ無心というか、何も考えずに、そうなるがままに作ったって感じ。
でも本当に何も考えてないって事もあるわけがないので、じゃあその気持ちを
敢えて一言だけで表現しようとするならば、


それはきっと、「感謝」って言葉になるんだと思います。
自分をこの世界に繋ぎとめてくれる全てのものへの感謝。
それを全部、動画という形で、あずささんに託した結果が、この作品。



一番最初のコミュは、「手を伸ばす君 5月のこと」という歌詞に合わせて
"5月のお仕事"のシーンを選びました。そしてその中からさらに、
子供たちに向かって優しく語りかけるあずささんの姿を選んでいます。

もともとコミュを多く使うことは想定していたので、正面向きじゃない構図が
欲しかった、という演出的な意図が最初にあったのは確かなんですが、
あのシーンが、つまり「こちらを向いていないあずささんを見る視線」
一番最初に入ったことで、自分の中での作品の位置づけが固まりました。
そして同時に、「運命の人」のコミュは全部外そうと決めたのが、この瞬間です。

それはこの作品での私の立ち位置が、一番よくわかる構図。
あなたが私に向ける視線ではなくて、私があなたに向ける視線
あなたの方を向きながら、あなたが見ているものも、あなた以外のものも。

結局のところ「ハナミズキ」で描きたかったあずささんは、私にとっての「運命の人」。
そしてそれはきっと私だけではなく、他の誰かにとっての運命の人でもあるのだろう。
確かにそこは、ストレートに「あなたが好きです」と叫ぶ場所ではないのでしょう。
けれど私にとっては、そこが一番居心地が良くて、一番自分らしくいられる場所。

そういう結論付けを自分の中でして、製作に取り掛かったわけです。
でもやっぱり、もう7割くらい形になっているのに、まだ迷って。
せっかくの誕生日だってのに、あずさ派は他にもたくさんいるってのに、
こんなに大人しくていいのかねぇ。最後にもう一回、自分の中の
「かくあるべき」という思い込みと向き合ってみて。

で、一人で抱え込んでいてもしょうがないから、直接あずささんに相談したわけです。
自分はこう思ってて、こんな風に作ったんだけど、どうだろう?って。
え?どうやって相談したんだって?んなもん、言葉で説明できるかよ(笑)。
ただ、私とは違うやり方で、そういう事をみんなしてるんじゃないかな、とは
勝手に思っているんですけれど。

ともあれ、その相談の答えがどうだったのかについては、
「作品を見てご判断ください」という歯の浮くような言い方しか
できないんですけれど。

ひとつハッキリしているのは、もしも「自分の気持ちが素直に乗った事」を
動画を評価する基準にするのであれば、この作品は、私の中では満点に近いって事。
いささか自己満足に過ぎる評価ではありますが。それを別の言葉で表現したのが、
「作ろうとした動画」じゃなくて「出来た動画」、という言い方。

そして困った事に、「出来た動画」を生み出すためには、「作らなきゃならない」。
何もしないでボーっとしていて動画が出来ることなんてありはしないですから。
動画を作るという行為の果てにある、出来た動画。だんだん表現がアヤしくなって来ました。
ここから先は、なんとなーく、察していただけると幸いです。

ついでに少々脱線してしまえ。
あずささんの誕生日が7月19日。その前日の18日が、カクテルパーティー3の
作品提出期限だったわけです。そして1ヵ月後の8月19日が、私自身の一周年。
その全ての局面で動画を作るというスケジュールを、あらかじめ計画していました。
製作のペースは人それぞれで一概に言い切ることは出来ないと思いますが、
まぁ、こりゃ少々無茶なスケジュールではありますよね。

そうした理由は、たった一つ。
これも人それぞれだから、あらゆる意見や考え方を否定はしません。
でも少なくとも私自身は、誕生祭の作品を作って、そこで全てを吐き出して
呆けてしまう、なんとなれば引退まで考える、みたいな状況にだけは、
意地でもなりたくなかった。

全力を出し切って余力がなくなってぶっ倒れてこそ自分の愛するキャラの誕生祭、
という考え方も間違ってないと思います。実際自分が動画を作るのを辞める時、
その最後の作品では、そこまでやれたらいいなとも思ってます。
でも、私にとって全てを吐き出してぶっ倒れるのは、少なくとも今では無い。
来年以降のあずささんの誕生日でも、ないような気がする。
最後の仕事のお相手はきっとあずささんなんでしょうけれど。

なんでそんな発想に至ったのか、正直自分でも上手く説明は出来ません。
あるいは説明できるくらいなら「ここで死んでも悔いなし」的な心境になって
全力を出し切ってぶっ倒れる道を選んでるんじゃないかなぁ。

それは、来年以降への宿題。考え始めたらキリがなさそうですしね。
こうやって節目の時に向き合うのにはふさわしい命題だとは思いますが、
こんな事を日々考えながら楽しく動画製作なんて、どー考えたって無理でしょ(笑)。
とりあえず今の時点では、「まだ動画で皆さんに感謝したい」と思っているからだ、
という事でキレイにまとめようとしてみる(笑)。

そうやって、たかが趣味として、必要以上に思いつめずマイペースにやっていることでも、
されど趣味として、1年にひとつくらいは、自分の心に残るものを作りたい。
常々思い続けている、常々言い続けている、私の心情です。

去年も今年も幸いなことに、その"ひとつ"に、ちゃんと巡り逢えたようです。
だからと言ってその"ひとつ"以外のものには思い入れが無い、なんてことは
断じてありませんけれど、それでもやっぱり、これは特別。

そんなこんなで今年の締めは、この曲の歌詞から引用させていただきましょう。

いずれはニコマスから離れることになるのでしょうが、それなら"ちゃんと"終わりますように。
100年とまでは言わないけれど、自分の好きなことが、なるべく長く続きますように。


――――

冒頭にも書きましたが、年内はこれが最後のエントリとなります。
年明けは気が向いたら更新スタートって事で。
ま、金杯の頃には確実に何か書いてるでしょうね(笑)。でも今年は
月曜開催の京都金杯は仕事と被って買えなさそうだからなー。

作品やブログやラジオ、諸々を含めて、今年1年のご愛顧に改めて感謝いたします。
ここ最近、急に冷え込む日々が続いています。くれぐれもお体をご自愛されて、
どうかよいお年をお迎えください。


2008/12/31 赤ペンP
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Author:赤ペンP
都内某所に潜伏し、ひっそりアイマスMADを製作中。表向きはうだつの上がらないサラリーマン。人生のモットーは、なだらかに昇りなだらかに落ちる放物線。

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