赤ペンPの添削日記
由無し事を徒然に書き連ねる日記。
07 | 2017/08 | 09
S M T W T F S
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

Days with you ―reprise― <act.1>
失礼しまーす。ご無沙汰してます。その節はどうも。
・・・って、今日はライブはやってないんですか?

「あ、いらっしゃい~」

お、今日はお早い到着なんですね。

「私の方からお呼びしておいて、お待たせするわけにもいきませんので~」

・・・何時に出発したんですか?

「・・・怒りますよ?」

すみません、冗談ですってば。

それにしても懐かしいですね。最初のライブをやった会場じゃないですか。
こんなところに呼び出すなんて、どういう風の吹き回しですか?

「いえ、その、お互い忙しくて、ちゃんと年末のご挨拶も
 できてませんでしたから、改めてキチンとご挨拶がしたいと思いまして」

その挨拶を、ここで?

「ここは、私の"はじまりの場所"ですから。実はオフの日にも、
 予定がなければ時々お邪魔しているんですよ~」

そりゃ知らなかったなぁ。

「ええ。それで、今年は特に忙しかったですし、
 なんとなくここで、今年最後のご挨拶がしたくて」

どこでやっても一緒なら、はじまりの場所で今年の締めを・・・ですか。
悪くないですね。じゃあ、こっちから。今年1年、お疲れ様でした。

「お疲れ様でした~。今年は色々ありましたものね」

ホント、色々ありました。あずささんのおかげで、自分も
貴重な経験ができましたし。感謝してます。

「いえ、感謝するのは私の方です~。ここまで来れたのも・・・」

いえいえ、こっちがあずささんに引っ張ってきてもらったようなもんですし。

「そんな、私の方こそいつも頼りっぱなしで・・・」

・・・あー、ちょっと待った。
ヤメヤメ。なんかこの会話、延々続きそうだし。

「ふふっ、年を越しちゃいそうですね~」

全くです。まだまだお互い道の途中、とにかく二人とも
"感謝してます、お疲れ様でした"ってことで、いいですよね?

「はい、来年も宜しくお願いします~」

もちろんです。

さて、と。
こうやって改めて見ると、小さい会場ですよね。
ここに人を呼ぶのにあれだけ苦労したのが、随分昔の事みたいですね。

「でも、その人数でも緊張しましたし、何もかもが
 慣れない事ばかりで戸惑いましたし」

今なら武道館やドームでも、遜色ないライブができそうなのに。

「いえ、まだ私にはそんな」

いーえ、そこは自分の立ち位置、ちゃんと把握しないと。
でも「できそう」とは思いますけど、まだ「できる」とは断言できないかな。
だからもうひと頑張り、ですね。

「・・・そうですね。やるべき事、まだまだたくさんありますから。
 きっとこれからも、お力をお借りする事になると思いますけど・・・」

あずささんが自分でそう思ってくれている限り、全力で。
何もしない人の手助けは、やりたくてもできませんから。

「ありがとうございます・・・だから、ここなんです」

"だから"?

「私が頑張ろうと思う理由。忙しくてつい忘れてしまいそうな時、
 ここに来るんです。最初の頃の気持ちを、忘れたくないから」

・・・。

「一番後ろのお客さんの顔まで見える距離。浴びると暑いあの大きなライト。
 ぜーんぶ、あの時のまま。だからあの時の気持ちも、すぐに思い出せます」

そうですね、あの時と同じだ。

「汗だくになって慌てて着替えたことも、力を入れすぎてマイクを握って
 腕が上がらなくなったことも。そういう事の積み重ねの上に、
 今の私がいるんです。どれだけ慣れても、それは、忘れたくないですから」

"初心に帰る"、ってヤツですね。

「でもひとつだけ、違う事があるんですよ~?」

なんですか?

「今なら胸を張って、こう言えます。
 "選んだ道は、間違いじゃなかった"って」

・・・あんまり普段は、こんな事は言わないんですけど。

「え?」

その言葉で、今年の苦労は全部吹き飛びました。
あなたと仕事ができて、本当に良かった。ありがとう。

「え?い、いえ、そんな、正面からそんなこと言われると・・・
 ちょ、ちょっと恥ずかしいです・・・」

はは、先に言い出したのはあなたですよ?何を今更。
正直な気持ちですから、受け取っていただかないと。

「そ、そうですね・・・」

                             ――to be continued
スポンサーサイト
この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
→http://akapenp.blog107.fc2.com/tb.php/621-713bc3cc
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

赤ペンP

Author:赤ペンP
都内某所に潜伏し、ひっそりアイマスMADを製作中。表向きはうだつの上がらないサラリーマン。人生のモットーは、なだらかに昇りなだらかに落ちる放物線。

このサイトの価格(時価)

Locations of visitors to this page

FC2カウンター

最近の記事

最近のコメント

カテゴリー

リンク集<クリックで展開>

覚書的リンク集

月別アーカイブ

ブログ内検索

RSSフィード

最近のトラックバック