赤ペンPの添削日記
由無し事を徒然に書き連ねる日記。
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2008年を振り返る:5th scene "The reason why that's still staying in my heart"
今年のメイPの作品でどれが一番って言ったら、
そりゃ「伊織、暴れ出す」ですよ。間違いない。

あの作品は今年どころか「太陽のあずさ」「THE iDOLM@STER SINGS ”LOVE”」と同じ場所、
つまりは私にとっての、オールタイムのニコマス名作の中に入ると思ってます。

でも、今年、ここで紹介するのなら、こっち。

メイP


主観的な名作と客観的な名作の話は、去年のこの企画でしました。だから今年は
もう少し踏み込むというか、「名作」って表現にこだわらない話をしようかなって。
それは、ある作品が心の中にとどまる、理由とキッカケの話。

その話をするためには、少々長い思い出話にお付き合い頂かなくてはなりません。
え?いつもの事だろって?まぁ、そうなんだけどさ(苦笑)。


「暴れだす」以降、メイPが作品を作る度に「これ、どうよ?」という
個別の呼び出しをもらうことが多くて(笑)。作ってる途中はあんまりないかな。
ま、製作途中のものを見せられたところで何か意見が出来るわけもないんですが。

・・・え?その逆はあるのか、って?あるわけがない(笑)。
去年のこの時期に1回見てもらったことがあったけど、基本的に私は
他人様に途中の作品は見せないチキン野郎ですので(笑)。

さて、実はそうやって呼ばれて、彼の作品をベタ褒めした記憶がありません。
ないわー、何様だよ俺、と自分でも思いますけど(苦笑)。

我ながら一番ひどいなぁって思ったのは"箒星"の時。
あんなに素晴らしい作品なのに、もう恥ずかしくなるくらい普通の言葉しか
使わなかった上に、「これ、褒めてないんだよねぇ」って本人にも言って。

そりゃあまぁ確かに、思い当たるフシはありますよ。
いわゆる"ゆきまこ"に対する思い入れがないってのもあるし、
"ゆきまこ"な作品でひとつ選べといわれたら、不動の作品がもうありますから。

ハイドP


去年のこの企画で取り上げたこの作品。
そしてこれが不動である理由は「NiGHTS」だから。
おい、それ全然アイマス関係ないやんけ!(笑)

ぶっちゃけ、この作品を押しのける為には、単にいい出来の作品や
素晴らしい作品では、無理です。というか、押しのけさせたくないって
思っているフシさえある。

じゃあ、なんでそこまで思い入れるんだろう。

実はちょうどこの時期、私は自分の感覚を疑い始めていました。
審美眼とまでは言いませんけど、他の作品を見るという行為に対して、
どうも軸がブレているみたいに感じてて。

あのね、みんなが褒めている、数字も伸びている、そういう作品を見て、
凄いって事は感じたりわかったりしてるのに、すっごい冷めてるんですよ。
これが嫉妬ならわかりやすいんですけどね。どう考えても、そうじゃなかった。
スランプって事でもないんだろうし、自分でもよくわからなくて。

PCを買い換えて自キャプ環境に移行した直後でバタバタしていた事もあったし、
そのせいで他の方の作品を見る機会が極端に減り始めた頃でもありましたし。
だから、他の人の作品について何かを語るどころか、何かを感じること自体に対して、
あるいは何も感じない自分に対して、どうにも信用がならないと言いましょうか。

なんつーか、動画を作る経験を積んだからこそ見えてくるものがあって、
それって大抵、例外なく、どこかおっかないもので。
要するにそういう事なのかもしれませんけどね。とにかくそんな具合で、
自分と、自分が作る動画と、他人が作る動画との距離感が上手く掴めない時期でした。

考えてみれば、そんな時期が来た時に7月を迎えようとしていたのは
私にとって非常にラッキーだったと言えるのかもしれませんが、それは別の話なので
今はさて置くとして。そんな時期を経て、多少あの頃とは違った感覚を
ようやく持てるようになった頃に「sign」が現れたわけです。
ああ、ようやく本題に入れる(笑)。

この作品は不思議なくらい素直に心に響いてきた。
その後で、アレって思った。ゆきまこdisっといて亜美真美はアリなのかよ、って。
またちょっと疑念の沸いた私ではありましたが、そこで踏みとどまれたのは、
さっき書いたように自分の中である程度の心境の変化があったって事と、
まさにちょうどこの時期、自分で作っていた最中ってのが大きいんでしょうね。



とりあえずデキとか数字は別よ。ウエシタも別。別の話だけど。
メイPがやった事と自分がやろうとしている事は、その根底はともかく
方法論で言えば明らかに違ってる、って思って。
じゃあ何が違うんだろう。ひどく冷静に、そんな事を考えました。
それについて他の方のご意見はご意見で尊重するとして、私の結論はこう。

"自分は、ゲームの中にあるものを積み重ねて作品を作っている。
 メイPは、ゲームの中の事象の間にあるだろう世界を拾い上げて作品を作っている"
この話はブログでも書きましたね。

そして私にとって、箒星における雪歩と真の間にあるだろう世界よりも、
signにおける亜美と真美の間にあるだろう世界の方が、私の中にある世界観に
より近い場所にあるのかな、だからこういう感じ方をしているのかな、と。

うん、それは単純な好き嫌いの問題なのかもしれません。そう言われたらその通り。
些細な事だけど、その些細な事に気付くために、多くの時間やいろんな経験が
どうしても必要
な時って、ありますよね。

そう思えたから、あれだけのものを見せられても落ち着いていられたんだと思います。
1年前なら確実に、見た時点で足が止まってただろうなぁ。
自分にあらゆる動画の技術やセンスがあったとしても、ああいう風には決してならない。
だって違うことをやろうとしてるんだもん。
だったら、自分なりにやっている事を頑張るしかないでしょう?

最近も、同じ事を思いました。

てってってーP


ああ、3人で超えて行ってるんだな。

自分が同じ事をするためには少なくとも、あずささんだけじゃない
「もう一人」を呼ばなきゃダメなんだろうな。

冷静だったわけでも冷めてたわけでもありません。曲名を見た瞬間
「これ見ちゃったら今日は作業できないな」って思って、実際その通りで。
でも、そういう感じ方をすることができた。作品を作る手が止まる事もなかった。

自分が動画を作り始めてから1年。
「自分の作品を見てそのアイドルをプロデュースしたくなったら俺の勝ち」と彼は言います。
ああ、そんなもん盛大に負けてやるさ(笑)。大体私は生みの親であるorgonePのJBに
負け続けてここまで来たんだからさ(さらに笑)。

そういう負け方ができるようになったのは、作品を作る技術やセンス以上に
私にとっては重要な事のように思えます。

さて、「道化師のソネット」が出来上がる直前に、signが削除されました。
その経緯に関して改めて触れる事はしませんけど。

実はこのタイミングでメイPに話しかけられたんだけど、1年以上の付き合いの中で初めて、
「ゴメン、今作っている最中だから後にして」
と言い放ったのを覚えています。決して怒ってたわけではないし、
悪い事しちゃったなぁと今でも反省してはいるんですけど、でもそこでもし
自分の作品を放り投げてしまってたら、むしろ次の機会に合わせる顔がない。

そしてラジオでも話しましたが、この作品が今となっては見られない事は、
ある意味で私にとってはありがたいことでもあります。
自分の中に残る記憶と感覚。どれだけそれを頼りにしても、結果として
出来あがるものは、きっとその記憶や感覚とは全然違うんだろうし、
またそうであって欲しい。だって、自分が作るものなんだもん。
見てしまったら、またそっちに流れそうな気がする。

だからこの作品は、こういう形で、自分の中に残しておきたい。
この作品をここで紹介するのは、そういう理由です。
最初に書いたけど、他の人にお勧めする作品を選べといわれたら「暴れ出す」ですよ。
でも今年の自分自身を振り返るのなら、絶対こっち。

デキがよければ、好きなものなら、必ず心に残るのかといわれたら、決してそうではない。
だからといって「sign」が「暴れ出す」より出来が悪いなんて事は全くないわけですけど、
見る人それぞれの、もっと言えば、その人がその時何をしていて、何を考えていたのか、
そういう事も深く関わって、人の心には何かが残っていくんだろうな。

だからNiGHTSはあの場所から動こうとしないんですよ。
私の11年前の心を動かしてくれなきゃ、あの場所はきっと譲れない。

そんな事を、改めて思いました。

そして逆に言えば、自分が作るものが、それが決して自分にとって最高のものじゃ
なかったとしても、何かのタイミングで誰かの心に残るのかもしれない。
そう考えたら、やっぱりそれなりに取り組みたいな、って思いません?

たかが趣味、されど趣味。自分の身上に素直に還って行ける。
そのキッカケをくれた、大事な作品のお話でした。
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この記事に対するコメント

またしても持ち上げられて、高いところから降りられないハイドです(笑)
メイPの作品は愛と魂が備わってるのがいいですよね。
「もう観られない」ってことでまた鮮やかに感じるものもあるし。

しかし、俺もこういう方面に行きたいはずなのに、今年はずいぶん迷走して終わった気がする。
来年こそはまた特定少数の誰かの心に居座り続けるものを作りたいですね(笑)
【2008/12/23 18:35】 URL | ハイド #su5KoE9w [ 編集]


> ハイドP
当面落とす気はありませんので(笑)これが三顧の礼の続きでした。
また居座ってくれる作品、是非作ってください!
【2008/12/24 00:01】 URL | 赤ペン #Td/ILGRk [ 編集]


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Author:赤ペンP
都内某所に潜伏し、ひっそりアイマスMADを製作中。表向きはうだつの上がらないサラリーマン。人生のモットーは、なだらかに昇りなだらかに落ちる放物線。

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