赤ペンPの添削日記
由無し事を徒然に書き連ねる日記。
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さて、と。
cx0101P主催


年の瀬が迫らないうちに、MSC3の結果を踏まえてのあれやこれやを。
まず真っ先に書いておくべき事は、

また優勝作品に投票しちまった・・・(笑)。

いや、それを自慢したいわけではなくて、むしろ赤ペンPのキャラから言えば
みんなが入れなさそうな作品に投票してた方がいいのかなぁとか勝手に思ってるだけの
話なんですけどね。そもそも「自分が投票した作品に優勝してほしい」という願望も
あまり強くありませんし。しかし3回連続ってのはどうなんでしょう?

さて置き、決勝の上位作品の話と、全体的な事を。
もちろんネタバレ全開ですからその辺はご容赦くださいね。

まずはタクヲP、優勝おめでとう!
私の作品をブログで紹介していただいてから1年ちょっと、
いやーなんだか凄いとこまで行ってしまわれましたなぁ(笑)。

とにかくこの作品はMSCのレギュレーションにピタリと照準が合ってた事が印象的。
最後まで曲を伏せた事と、伏せたままで勝負できるものを作ってきた事。
「最後まで曲を隠したのは自信があったから」ってことじゃ、多分ないんでしょう。
MSCだからこそのああいう構成、でもそれはMSCだからといって背伸びしたわけじゃなくて、
ごく自然に出てきた感じ。変に飾ってない感覚が伝わったんでしょうね。

優勝作品にこんな言葉は失礼なのかもしれないけど、敢えて書きます。
大会参加作品でもそれ以外でも、単体の作品でこれの上を行くものは決して
珍しい存在ではないと思います。決勝でのあの展開を見て「よくぞここまで!」って
思った人の心情票、絶対あったと思うな。

個人的には「一番素晴らしい」ではなく「一番MSCらしい」作品
これだったと思うし、そしてそれが優勝したという、その意味は大きいと思ってます。
決勝考察でも触れましたが、さっきも書いた第1回の「西遊記」や
「風邪引いてバタンキュー」を思い出させてくれた事が嬉しかったですね。
思えば第1回、西遊記で暴れまわったDikePのこと、タクヲPも大好きだもんね。


2位のmotaP。逆に、と言ったらこれも失礼に当たりますけど、
これはもう優勝していようが3位だろうが、MSCの枠には関係なく
安定して素晴らしい作品であったわけです。順位発表直後のあの絵1枚が
全てを物語ってますね。この作品の場合は意図的に仕組んだわけではなく、
ごく自然に「見れば見るほど様相が変わってくる」という形になった感じです。

「戦略性」と「隙の無さ」は、両立するようでもあり相反するようでもあり。
作品を作る時にその辺をどこまで意識されていたかはわかりませんけれど、
いずれにしてもその「揺らぎの無さ」が目立った作品。私だけかもしれませんが、
手描き云々的なありがちの話題がこの作品には見られない感じがするし、
またその余地自体がない気もするんです。それはこの「揺らぎの無さ」から
くるのかな、なんて勝手に思ってます。


3位の十字P。決勝の1番と2番は趣旨が同じだろう、という事を書いたんですが、
選曲や見せ方がエッジな方向を向いてた分上に来たのかなー、なんて感じました。
その趣旨やレギュレーションの違いは当然として、カクテルとMSCの決定的な違いは
集まってくる作品の持つ空気感。で、この作品の空気感こそMSC的なものだと思うんですよね。
その辺はこの作品だけで語れる話でもないでしょうけれど。

MSCで勝ち抜くためには、先を期待させ想像させることが大事で、そのための手法は
様々にあるわけですが、この「期待させる」と「想像させる」って、実はイコールじゃなくて。
例えばタクヲPやmotaPの作品の場合、見えている部分からそれなりに類推はできるし、
それを前提に覆す事も戦略的には可能かもしれません。でもこの作品、見えてる部分だけじゃ
先の想像はつきにくいですよね。そこをよく引っ張りきったと思うし、そのタイプの
作品の代表としての上位入賞という意味は大きいかなぁって。勉強になるなぁ。


4位以降の作品からは、tabooを取り上げざるを得ないでしょうなぁ。
決勝の投票では内心「tabooの優勝は多分ないなー」なんて思ってたら6位。
もう完全に前回のフランスパンと同じパターンですなこれ。でも敢えて、
「だいすPはわかってらっしゃる!」と書かせてもらいたいわけで(笑)。
この前も書きましたけど、この作品は順位とは無関係に「勝ち組」ですから。

あと8位の例の敗者復活作品なんですけど、某絵師Pが
「これをやれるのはオクラ山ため蔵P本人かekaoPだけだ」と断言していたら
ホントにその通りで吹いた(笑)。


個別の作品についてはこのくらいで。
さて、正直なところ、今回の大会は過去2回ほどの高揚感をもって迎えたわけでは
決してありませんでした。


作品数が100を遥かに超え、回を重ねて3回目という状況がもたらす何とも言えない空気。
前回大会が終わった後にあったいろんな論議。予選の視聴時間と回数が変わったことは
それを決定的に覆すファクターではなかったと思うし、期待というよりは
「今回はどうなるんだろう」という感じで見ていたわけなんですけど。

でも結果的に決勝は面白かった。私自身の投票についてはすぐに決まりましたが、
1回目とも2回目とも微妙に違う作品が揃った感じですね。その分予選は大変でした。
やっぱり判断も難しいし選びきれない。しかも視聴できる時間の変化が小さくなり、
サプライズも仕掛けにくかったと思うんです。そこはもう運営との兼ね合いも出てきて
仕方ない部分は多々あると思います。
そこを前回・前々回と比較してどうこう言うよりは、「今回はそういう大会だったんだ」
包括的に理解しておかないと先に進まないですしね。

江頭PときつねPのラジオにお邪魔したときにも言ったんですけど、MSCってのは
単にいい作品を選ぶ品評会とは違う、普通とは違う舞台です。その舞台で光る作品は
必ずしも普段の状況で光る作品とは限らないし、逆に言えばここで光る作品ってのを
それぞれなりに考えて「チューニング」しないといけない・・・と言うか、
そうしないともったいないんじゃないかな、なんて思っています。

例えば今回、上位3作はいずれも「未完成」でした。
普通なら未完成の作品は、まぁ相応の意図がなければUPしません。
でもこの大会の規定に沿って考えたとき、それは悪い事でもなんでもなくて。
だってそういう場所なんだもん。ま、私は以前にも
「いっそ単品上げを一切考えない、純・大会仕様の作品があってもいい」
とか書いてる人なんで、少々極端な意見ではありますけどね。

ともあれ、見る人も作る人も様々な意味で「考える」ことを求められる舞台。
MSCってのはそういう場所だという事をずっと書いてきたんですけど、個人的には
今回の決勝が一番その要素を含んでたかなぁと感じました。
これもラジオで話したんですが、765コマンドをはじめとして、ニコマスの中で
技術的な意味で我々ができる事は確実に増えています。だからこそ、考えなきゃならない。

でも、それは決して難しい行為ではないのでしょう。そうも思います。
抜いときゃ目立つだろう。抜いてるから評価しよう。そんな風に考えている人って
さすがにもう少数派だと思うんです。だから後は、それを実践するだけ。
言葉として理解できている事を、素直に感じて判断できるかどうか。
そこまでくると「考える」って行為では、きっとなくなってる。

なんつーか、ブルース・リーのアレみたいですね。

"Don't think,feel"

とは言え、考える事は否定されるものでもなんでもなくて、感じるための前提として
やっぱり考える行為は絶対的に必要で。考えた上で、それを突き抜けて行くこと。
製作におけるスタンス、視聴におけるスタンスは人によって様々だろうし、
そのスタンスを守る事、あるいは崩す事が苦痛になっちゃったらイヤだし。
ただ気ままにやっているだけでは、どこかでいっぱいいっぱいになっちゃうのかな。

肩肘張って考えず、感じるままに。きっとそれが一番。
でも「感じるまま」が常にベストだとは限らない。その「感じるまま」を
どこかで見直すための「考える」という行為。
MSCは、きっとそのための場。

だからこそのシビアなレギュレーション、普段とは違う作品たち、
普段とは違う作り方、普段とは違う見せ方、普段とは違う視点、普段とは違う選び方。
それは一時自分を曲げる事にもなるけれど、それが終わればまたいつもの通り。
今までと同じに思えて、でもちょっとだけ違う「いつも通り」。
自然にそうなるための場が、MSCというイベント。

だから最後の曲がOasisの"Don't look back in anger"なんですよ、きっと。
えがちゃん、この大会を「必要悪」にしようとしてないかい?(笑)

私の中ではそう結論付けているんですが、皆さんはいかがですか?

最後になりますが、この大会の運営に携わったcx0101P、DricasPをはじめとする
多くのスタッフの皆様、並びに全ての参加者と視聴者の皆様に、
改めて「お疲れ様、ありがとう」の言葉を。なんだかんだでこれだけ人が集まって
盛り上がれるんだから、凄いですよホント。

さて、月も変わって年の瀬です。まだ今年のうちにやれる事はきっとあるだろうし、
この大会に参加していない私も、色々考えて、また思うままに作りたいし。
MSCをいい刺激にできれば、と思います。
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この記事に対するコメント

……MSCまったく見てなかったなぁ
あとで記事でも書いてみます

今回初めてリアルタイムで投票出来たんですが、やっぱ楽しかったと思いますよ。ああいう祭りがあるのはいいことだなぁ
【2008/12/02 02:27】 URL | 風室 #xsVPzGQc [ 編集]


> 風室さん
祭りがあることも、それが続く事も、いい事だしすごい事ですねぇ。
さすがにこの数だともう一度最初から見返すのは辛いわけですが(笑)。
【2008/12/02 23:39】 URL | 赤ペン #Td/ILGRk [ 編集]


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Author:赤ペンP
都内某所に潜伏し、ひっそりアイマスMADを製作中。表向きはうだつの上がらないサラリーマン。人生のモットーは、なだらかに昇りなだらかに落ちる放物線。

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