赤ペンPの添削日記
由無し事を徒然に書き連ねる日記。
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MSC3 決勝の考察です。
四の五の言わずにさっさと参りましょう。
この大会の考察においては、

・MSC3という大会のエントリー作品であるという前提
・1分間の動画を見て感じた感想と考察
・単品作品としての評価は別物である
・あくまでも赤ペンPの個人的思考・嗜好に基づいた文章
・製作者の意図とは異なっている可能性も十二分にある


という基本線を常に守るよう心がけており、それは今回も同じです。

その上で、決勝の考察では各作品をそれぞれ取り上げつつ、
色々脱線しながら話を付け加えてみようと思います。
多少辛口で突き放した意見が多くなると思いますが、製作者の皆様に
先にお詫びをしつつ、そこは敢えて書いてしまおうかと。最後だし。

んじゃ、最後の考察です。


Final-1
個人的にFinal-1と2は同じ趣旨の作品だと思っているので、合わせ技で。
765コマンド発覚以来、「抜いたキャラ+自作背景」という方法論がひとまず多くの人の
手の届く場所に来たわけですが、自分でそれをやらない私がその技術的な面で
あーだこーだ言うのも筋違いだし、この大会では「それをやっているから評価する」と
いうスタンスもいかがなものかと思うわけです。だから両作品ともその辺は
ひとまず置いといて、こちらは春香を中心にすえて、より具体的に統一した世界観を
作っている印象。投票後にコメントを見ましたが、「1分同じ世界観を押し通す」ことを
どう見る人が判断するか、ってところなのかなぁ、やっぱり。平均点は高くて、
でもそこから動きが少ないっていう捉えられ方をしてるのかなぁ。


Final-2
一方こちらは、まぁ小鳥さんと社長が中心近くにいるけれど、具体的な形には
しきっていない世界観、と書けばいいのかな。だから30秒までの尺の中では
いろんな要素が惹きになった感じがあるんだけど、1分の尺になったところで、
逆にその惹きがまとまらないまま終わっちゃった感があるかな。
ただ、どちらの作品も「未回収の伏線」だけを見ている印象があって、フルサイズで
その伏線がこれらがある方向に収斂していくとすれば、その可能性をプラスに取るのか、
現在収斂していないことをマイナスに取るか。結局のところどちらの作品も
「使われている技術」って切り口では優劣が付けがたいし、ならばどちらの世界観が
より心に引っ掛かるかの判断で選ぶか、どちらの世界観にも惹かれない人は
スルー、ということになるんでしょう。


Final-3
前回のフランスパンはあまりに飛び道具すぎたけど、基本的にこういう大会では
紳士系動画はインパクトや印象を与えやすいって意味である程度までは強いと思ってます。
この作品はさらに選曲や予選での出し方や魅せ方、伊織というキャラ選択、技術的な面も含めて
何から何まで「わかってらっしゃる!」という印象があって。だって曲が"taboo"なんだから、
あずささんで生々しさを出すよりは、伊織を使って"背徳"なんてフレーズを連想させる方が
圧倒的にいいでしょうこの場合。それを加速させつつ最後までやり切ってるのも、
作った人にすれば恐らく"JK"レベルの判断かと。それは作品の考え方として正しい。
そして紳士系動画は、予選は強いけど決勝は不利。「これを勝たせていいものか」という
見る人の判断を常に誘発する上に、「やり切る」という正しさが故に、ひっくり返して
インパクトを生み出す手法が使えないジレンマ。さて今回は、見る人がどう判断するのか。


Final-4
元々アリプロとかサンホラ的な世界観を受け入れるチャンネルが私の中には希薄なので、
その点に関しては可もなく不可もなくってところなんだけど、それをメドレー形式で
見せてきたのは上手かった。一番最初のスタッフロール?はその伏線でもあったのか。
メドレーってのはどう考えても大会のレギュレーションである「最大でも1分しか見られない」に
そぐわない形式である事甚だしい。最初から全部を見せられない前提で、見えない部分を
どうやって感じさせつつ引っ張るか。その為の手法が上手く行けば期待感を味方にできる。
アリプロやサンホラって、そういう時に強い選曲なんだろうと勝手に考えてます。
個人的にはもう少しメドレーっぽさを出してもよかったとは感じますけどね。2つ目を
もう少し引っ張ったり、繋ぎで惹きを作ってみたり、とか。無茶を言ってるのは承知なんですが、
「曲補正だけじゃん」とか思ってたらかえって何も言いたくないですし、敬意を表しつつ。


Final-5
確かにカオスはカオスなんだけど、相応に絵を作ってきている点が曲者。
これは単品として全編を見ないと何とも言えないんですが、散々絵柄や題材を
カオスな方向に振っておいて、そこで表現する世界観はガチもガチ、というやり方も
あるでしょう。選び方はもの凄くふざけているように見えて、作りが全然ふざけてない。
大会が進むに連れて見せる場面が増えているんだから、ただのおふざけなら
とっくに飽きられているはずでしょうし。まぁそうは言っても使っているものがものですから
それに対する抵抗は承知の上で作るとなるとこうするしかないって見方もありますけど。
あとは、選曲の意外性が低い(みんな知っているであろうという意味で)点を
乗り越えられるかどうかの勝負になるのかなぁと思います。さっきも書きましたが、
技術が凄いから投票ってのは大会の趣旨とは少々違うと思ってますので。


Final-6
ダンスシーンが思いっきり正統派、その一方でネタ要素を大量に。組み合わせるのなら、
どちらも突き抜けてメリハリを作ることが必須条件。基本的にガチ嗜好の私からすれば
「ネタ成分イラネ」ってなっちゃうのも否定できないんだけど、まぁそれはひとまず置いといて。
1分の中で減速せずに突っ切りながら、わかりづらいであろう細かい部分のネタ成分は
もう文句なしの切れ味。ユニット名を一時停止で確認した人挙手。結局ガチネタ問わず、
作り込みがなければ決勝には残れないという事は、3回の大会を通じてハッキリしましたね。
で、小ネタのキレがよかった分、メインディッシュのネタの切れ味が個人的には引っ掛かって。
個人の好みの話で申し訳ないんですけど、あの短さでも、他の小ネタと比べてしまうと
どうしてもまだ間延びを感じてしまったなぁと。重箱の隅をつついている事は確かですが、
決勝なんだからつつかざるを得ないんですよね。他の作品でも皆さん多かれ少なかれ
そういう体験をしてるとは思います。


Final-7
6でも書きましたが、ネタだろうがガチだろうが、敢えてサプライズ要素を
仕込まないのであれば、徹底して動画としての作り込みをしておかないと決勝までは
辿り着けないと。その点この作品は最初からそれが分かりやすい形で出ていて、
安心して投票できる作品だったんじゃないかなと思います。この言い方は間違いなく
語弊があるんですが、「MSCっぽくないやり方」で突き抜けていく感覚があって、
どちらかというと「MSCっぽいやり方推奨」の私でもそこはやっぱり気になって。
さて、いい作品なのは間違いないわけですけど、その微動だにしない安定感を
どう判断するのか。結局手法はどうあっても、ここはMSCという舞台ですから、最後には
避けて通れない判断をせざるを得ないと。多分投票って点で言うと、平均点の高さより
一点突破の特化型の方が人気するんだろうなぁという部分だけ、でしょうね。


Final-8
見る人がこの作品をよく最後まで残したなー、というのが偽らざる感想です。
あの空気感って、その先を必要以上に読まれて飽きられる恐れもあったと思うんだけど、
よくぞ最後の最後、決勝まで曲を残しきったなぁと。まずこの作品は決勝に残った時点で勝ち。
そしてあの曲を決勝まで残しきったことで、なお「先が気になる」と言わしめるあたり、
決して決勝に残って終わりじゃ感じもあって。見た目の「作り込み」は他の作品に
譲ったとしても、目に見えない「作り込み」で一歩も引けを取っていない。
投票の行方はその辺の判断に左右されるから何ともいえませんけれど、この作品を見て
第1回の「西遊記」や「風邪引いてバタンキュー」を思い出して、前回大会では正直な話
そういう作品が見受けられなかったってことも含めて評価したいなと。
あと、「この作品に投票してよかった」って思われてる度合いは相当高い気がします。


Final-9
この作品が復活してみんな頭を抱えたと思うんですが、ある意味では妥当な結果かと。
だって100作近い敗者復活の選択肢の中から全てを吟味してチョイスする作業なんて、
普通は無理だしやらないでしょう。だったら何を選ぶかなんて、自分が投票した作品か、
インパクトがあったものしかないでしょ?まぁそういう趣旨で考えれば、この作品は
「一度予選落ちして敗者復活で決勝に出てきた」時点で勝ちなんだと思う。
消えっぱなしでも負けだし、勝ちっぱなしでも負け。そして言葉は悪いけど、
ここで優勝してしまっても、ある意味負け。内容について深く吟味するタイプではなくて
この大会の中でどんな場所に、どんな経緯で"存在"したのかをこそ重要視するべき、
そういう作品なんだと思います。作者の方は恐らくそこまでは考えていなかったと
思うんですけど、今大会のリトマス試験紙的な役割を担っている感じですね。


赤ペン投票作品:8

題材の選び方で最初から「勝ち組」だった4。
決勝まで生き残って「勝ち組」になってみせた8。
この2択。どっちの作品も、最終結果なんて関係ないと思います。
で、そういう作品にこそ1票を入れたいなぁと思って。
後ろ髪は引かれつつも、MSCらしい変化を見せてくれた8にしてみました。

最終結果を踏まえて、後日全体的な感想をもう1回まとめようと思っています。
先日のきつねP・江頭Pとのラジオで「MSCかくあれかし」的な話はしちゃったので、
まぁ焼き直しっぽくなるかもしれませんけど。

さぁ、果たして最終結果はいかに?
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Author:赤ペンP
都内某所に潜伏し、ひっそりアイマスMADを製作中。表向きはうだつの上がらないサラリーマン。人生のモットーは、なだらかに昇りなだらかに落ちる放物線。

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