赤ペンPの添削日記
由無し事を徒然に書き連ねる日記。
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Perspective-02
あんまり続きになってない昨日の続き。
褒めるという話で、最近あったこと。

ある日、友人の作った作品の感想を求められました。
それも当の本人から直接声を掛けられ、1対1の状況に持ち込まれて(苦笑)。

で。
お互いに勝手知ったる仲だったとはいえ、とうとうマトモな褒め言葉を
一度も使わなかったのね。いや、ちょっと表現が違うな。
褒め言葉は使ったけど、結局褒めなかった。
もちろんその辺の事情なり心情は、正直にその人に伝えてますけど。

・・・それが誰のどの作品の話なのかは、とても書けるもんじゃない。
何しろ書いたとたんに、
「赤ペンはこのレベルの作品でも納得しないのかよ!」
「自分じゃ作れないくせに!」

ってな感じで人格を全否定されかねん(笑)。そういう作品のお話です。


"しなやかな賛辞"なんてフレーズには心から憧れたりするわけなんですが、
本気になって何かを褒めようとすると、山ほどある褒め言葉のレパートリーは
ほとんど使わなかったり、最悪無言でハグして終わりとか(笑)だいたいいつも
そんな感じに終始するんです。

このブログで他の方の作品をご紹介するときも、全体的に紹介のエントリは
文章が短くなりがち。長い時は、例外なく紹介の名を借りた自分語り。
自分が好きなものを褒める時に、なんかイライラしながら
「だっていいモノはいいんだよ!!」なんて口走っちゃうことって、ありません?(笑)

ただ、褒めるのが下手、あるいは言葉を使わないっていうのは
作品を評価しないってのとは違うんですよね。技術が不足している分、
どうしても総論めいた形にはなってしまうんですが、一応は私も作り手ですし、
ここが上手い、ここが凄いみたいな部分はそれなりには理解できます。
でも、それだったら自分よりも上手い人が的確に褒めてくれるんじゃない?
みたいな意識もあって。

それから以前にも書いた、心に残るマリナーズのイチローの発言を再び。
"魚に「泳ぎが上手いですね」という褒め方はしない"
そして私の元上司曰く、長い髪が綺麗な女性は、髪の美しさをいきなり
褒めるのではなく、よく似合う髪飾りをしている事をまず褒めろ、と。
・・・何の話だよ(笑)。そんな考えはどう見ても捻くれているし、
批評や論評向きの性分じゃないですね、これ。

褒めるという行為には、必ずそれを行う人の意思や価値観が介在する。
当たり前と言えば当たり前ですけど、もう少し掘り下げて考えてみると。

私は、上手かったり綺麗な作品を見た結果として自分がどうなった
という事実をもって、その作品を褒めたいなって思うんです。
上手いという事実や綺麗であるという事実は、それ単体では上手い、綺麗という
枠の中の話でしかなくて、その事実が私の中の何かをつついて刺激して、
心を動かしてくれた時に、それを手放しで賛辞したいし、褒めたい。
だから上手くなくても、綺麗じゃなくても、それは褒める対象になり得るし
むしろ上手さや綺麗さが前面に出る事で気付かない事だってあるのかもしれない。

それともうひとつ。
「自分をつついて刺激された結果」ということで考えれば、ベクトルは正反対だけど
「褒める事」「貶す事」は、実はある面で似通っているのかな、なんて事まで思ってしまう。

もちろん、いわゆる荒らし行為的なものを肯定するわけでは決してありません。
いわれのない、根拠もない、ただ批判するためだけの批判的な発言は、
単に不快なだけで誰の心も動かさないし、受け入れられないでしょう。


でも、実は褒める時も、同じことが言えるのかな、と。
単に耳障りのいい言葉を使うだけでは、届かない。どうせ褒めるなら、伝えたい。
それにはやっぱり、「選んだ言葉」を使うんじゃなくて、「出てきた言葉」を使いたい。
まぁ、「正しい褒め方」なんて書いてしまうと単なる方法論になっちゃうんですけど。

先程の「褒めなかった話」の中で、実際に使った言葉を書けば。

その作品が、多くの視聴者の方にとってストライクゾーンである事は承知してます。
見逃したらストライクとコールされるのはわかってる。
でも、そのコースがいくらストライクであっても、自分はそのボールは打てない。
打ってもヒットやホームランにする自信がない。だから振らない。そんな感じ。
それともう一つ。テストの平均点が80点の子が85点の答案を持ってきたからって
手放しで褒めるのもどうかと思っちゃうんだよね(苦笑)。

昨日の話を持ち出せば、私はこの人の立ち位置とか、カメラの構え方とか、
被写体の切り取り方が大好きなんです。それはこの作品でも全くブレてなくて。
いい意味で「いつも通り」で安心できて、そしてその事は私にとってみると
改めて賛辞を送るべき事でもないんです。少なくとも「作品を褒める言葉」とは違う。
「お前がやってみろ」と言われたら確実に出来ないけど(笑)。

逆にそのスタイルで、自分がイメージしていたものを違う形でガツンと
切り出されたら、これはもう諸手を上げて賛辞の言葉を送りたいなって。
その意味では、今回彼が選んだ被写体に対して、私の方があまり思い入れが
なかったってのも影響しているのかな。いずれにしても、作り手の側に
非のある話でないことだけは確かです。


・・・そこまでの事を敢えて口にするケースというのはさすがに稀で、
もちろん個人的な感情も混ざっているし、その意図がきちんと伝わるだけの
関係が構築できている人
でなければあり得ない話ではあります。
今回の件は、例えばブログの非公開コメントのやり取りとかではなく、
リアルタイムの会話での出来事でしたから、フォローの説明もちゃんと
すぐに出来たし、要らぬ誤解はなかったとは思うけど、それでも
「さすがにへこんだ」とか言われちゃって(苦笑)。ゴメンね。

人は褒められて伸び、貶されて育つ。
そんな言葉を若い頃に貰った記憶があります。

「貶すために貶す」って行為は論外だし、ただの提灯記事もゴメンだし。
物事には限度ってものがあるわけで、でも往々にしてネットという場所は
その「限度」のサジ加減がもの凄く難しいわけなんですが、結局のところ
どちらの行為もニュアンスこそ違えど、よい肥やしになり得るものなのでしょう。
また、どちらかだけでも足りないっていう意味にもとれる。難しいね。

そんなことを考えつつ「自分の作品はどうなんだろうねぇ」と考え始めると
確実に手が止まる事請け合いなので(苦笑)、そこは深く考えない。
やれる事を積み上げるしかないですからなぁ。ま、そんな自分語りでありました。
この記事に対するコメント

ハグしてアッー!まで読んだ

・・・だけだとアレなので
ブログだし自分語りで良いんでは、と思いました。
結局どういう意図で作ったか、なんて作者本人にしかわからないんだし
と無責任に言ってみる(ぉ
【2008/08/09 07:12】 URL | 自称紳士 #- [ 編集]


ベアーハッグされて、アイクイットまで読んだ。
期待に応えて、予想を裏切って貰えると、船縁を叩いて感じちゃう平氏な俺は、誉めるの下手な自覚があるからこそ、誉めたい旨を「俺は感動させられている」位の北米的アピールしようと思いました。とてもかんがえさせられました。おわり
【2008/08/09 18:07】 URL | Y2P #- [ 編集]

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このコメントは管理人のみ閲覧できます
【2008/08/10 21:37】 | # [ 編集]


> 自称紳士さん
そこをわからせたいのか、わかってもらえなくてもいいのか、
さじ加減の問題ではあるんでしょう。まぁあんまり必要以上に
肩肘張ってるのも考え物ですけどね。

> Y2P
扇の的及び夏休みの絵日記口調も(笑)
北米版アピールはいいよねぇ・・・(謎)。

> 非公開コメント様
確認しました。ご連絡ありがとうございました。
【2008/08/10 21:43】 URL | 赤ペン #Td/ILGRk [ 編集]

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このコメントは管理人のみ閲覧できます
【2008/08/19 03:23】 | # [ 編集]


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Author:赤ペンP
都内某所に潜伏し、ひっそりアイマスMADを製作中。表向きはうだつの上がらないサラリーマン。人生のモットーは、なだらかに昇りなだらかに落ちる放物線。

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