赤ペンPの添削日記
由無し事を徒然に書き連ねる日記。
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これがアイマスMADを作る事に直接繋がるかどうかは別として、
考え方としてなるほどと思ったことがあって。

私が北米版・・・もとい、WWEというアメリカのプロレス団体が好きであることは
散々書いてきたわけですが、そこのお偉いさんの言葉です。ファンの方向けに、
シェインの言葉ですよ、とも書いておこう(笑)。

WWEはもちろん英語の番組ですが、アメリカ=英語圏以外の国(日本含む)でも
英語のままで普通に放映されており、人気を博しているわけです。
まぁ会社が大きいから世界戦略的な視点がどうしても必要で、特にアメリカの
プロスポーツはその辺が顕著だったりするわけで。

インタビューでそんな話の流れになったときの言葉です。
すなわち、言葉の通じない人たちが見るという前提で、どう番組を作るのか。
意識していることはなんなのか。

それは一言でいうと"Good and Bad"。そしてそれを実現するために。

「音を切って見ても、何が行われているかがわかるように番組を作っています」

WWEのメインストーリーは・・・そうそう、WWEではレスラーという言葉は使いません。
彼らはみな「スーパースター」と呼称されます。純然たる競技性を追及する
スポーツではないし、さりとて単なるヤラセでも芝居でもない、そういう立ち位置。

WWEのお話の中心にあるのは、"いいヤツvsわるいヤツ"の争いであり、
チャンピオンベルトをめぐる争い。どちらも非常にわかりやすい構図です。
またそれぞれの風貌なり行動を見ていると、どっちが正義の味方でどっちが悪役かが
ハッキリわかる。英語がわからなくても、おおむね理解は出来ると思います。

また、アメリカ中の会場を回って試合をしているもんだから、スーパースターは
大抵ご当地ネタで客いじりをして、歓声やブーイングを煽るわけです。
「ここ○○(地名)のファンの目の前でアイツを叩きのめしてやるぜ!」ワーワー。
「○○(地名)みたいなケチな街のファンにはわかんねーだろーがな!」ブーブー。
観客の反応も非常にわかりやすい。

WWEの面白さを、知らない人に伝える言葉を捜すとすれば、それはドラマに例えるなら
時代劇的な面白さであり、お笑いで言うならば笑点やドリフに通ずる面白さなのかな。
そんな風に考えてます。

時代劇の勧善懲悪的な世界観。20:40くらいからクライマックスが訪れる安心感。
印籠や桜吹雪の刺青といったわかりやすい"小道具"。
ドリフにおける「志村~後ろ後ろ~!」的なわかりやすさ、笑点的なそれぞれの役回り、
ご当地ネタ、出演者ごとの各種定番ムーブ。
(歌丸師匠の頭髪&嫁、喜久蔵ラーメン、山田君の子作り、寄席若竹・・・etc)

これらが定番であるという認識に基づいて時折展開されるイレギュラーなエピソード。
印籠盗まれる→偽者登場!とか、上方の落語家を交えた対抗戦チックな特番。
イレギュラーな展開のクセに、それは「定番のイレギュラー」なのね。

あるいはそういった時代劇の定番があるからこそ、古くは「木枯らし紋次郎」、
比較的最近なら「鬼平」みたいな作品が異彩を放つってのもあるでしょう。
若い芸人のような勢いや爆発力はないけれど、「一発屋」で終わらず長続きする
安定感もあるわけで。

そして麻雀劇画があらゆる問題を麻雀でマ○ロスがあらゆる問題を歌で
解決するように(笑)、WWEではあらゆる問題をリング上の試合で解決するわけです。
そこはどれだけエンタメに振れていても、絶対にブレてはいけない軸として存在すると。

まぁこれはあくまでも一つの例であって、世のエンターテインメントが全て
このスタイルであっても非常に困るわけなんですけどね。

この話を知ってから、試しに他の方のアイマスMAD作品を、音を切って映像だけ見てみました。
そうするとこれが結構面白い。

最初から最後まで「あーこれはこういう趣旨で作ったのね」っていう統一感のある
画作りをしている作品もあるし、コロコロ切り替わって映像だけではわかりにくい作品もある。
歌詞が出ている・出ていないでもだいぶ雰囲気が違います。

そこに曲が加わることで「ああ、なるほど!」って手を打ってみたくなる作品も、
「これ、別の曲に合わせても使えるよね」みたいなケースも、どっちにしても一般的な
作品に対する見方とは違う感覚があって興味深い。
自分の作品を見てても、あーこりゃ曲がないと全然わかんねぇや、ってのもあるし、
わからないなりになんとなく雰囲気はあるかな、ってのもあるし。

そういう発想も参考になるのかなー、なんて思ったお話でありました。
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この記事に対するコメント

こんにちは。
「歌で解決」笑いました。音声オフの場合、その作品が自分の感覚にあったカット割なのかが、より顕著に現れるだろうなあ、と思います。TVや映画でも、リズムのあまりない、ゆったりしたインストなんかがBGMに使われる映像だと、余計にカット割やカメラに気を使って作られてるような気がします。

 逆もありますね。曲がイメージを支配してしまって、それに合った映像が流れないと、最早納得いかないとか。この辺りはニコマスのP諸氏も苦労されるところではないかと。疑似m@sだけど、曲はPSPSとかだと紛糾しそうです。
【2008/05/17 07:50】 URL | zeit #ssipyxQM [ 編集]


> zeitさん
カット割りやアングルの全てに意味がある場合と、感覚的な場合とが
あるんでしょうね。それを使い分けられる人はもうプロ級でしょう(笑)。
たぶん理屈として吸収するのは難しいから、経験則的に感覚の中に
落とし込む作業に終始してしまうんですが。
イメージの突き抜け方は、ニコマス的な意味で難しいこともありますけど
やっぱり自分の中で突き抜けさせるのが大変かなぁ。まったく他人には
見えない上に効果はまた別物という厄介な部分です(笑)。
【2008/05/18 11:12】 URL | 赤ペン #Td/ILGRk [ 編集]


WWE面白いですよね~
一つの興行をきちんとまとめて、客を満足させるって凄いことですよね。
日本の団体にも見習って欲しいところがたくさんw
だいぶ良くなってきたとはいえ、今の新日の凋落振りはひどいし…
【2008/05/18 17:57】 URL | sukehiro #- [ 編集]


> sukehiroP
その真逆が日本のプロレスの良さだった気もするんですけどね。
でもテレビがなくなって連続性の維持が出来なくなった以上
パッケージとしての面白さをもっと追求しないといけないのは
確かですねぇ・・・何を真面目に語っているんだ俺は(笑)。
【2008/05/18 23:15】 URL | 赤ペン #Td/ILGRk [ 編集]


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Author:赤ペンP
都内某所に潜伏し、ひっそりアイマスMADを製作中。表向きはうだつの上がらないサラリーマン。人生のモットーは、なだらかに昇りなだらかに落ちる放物線。

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