赤ペンPの添削日記
由無し事を徒然に書き連ねる日記。
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File 005-2:「恋愛症候群」<後編>
この作品をご紹介いただいたサイトの寸評の中に、
「この作品は技術もセンスもあって、愛もある」ってのがありまして。
・・・愛はある。センスは自分ではわからんので取り敢えず置いておこう。技術、あるのか?(笑)

いや、自分で言っちゃうとイヤらしいからアレなんだけど、言いたいことは判ります。
同じ「走る技術」でも、陸上の100m走と、野球のベースランニングと、サッカーでディフェンスの裏に
飛び出すダッシュと、ラグビーで相手のタックルをかいくぐりながら前進するステップは
それぞれ違うわけで。
そういう話はちょっと思うところもあるので、いずれ書いてみたいですね。

ともあれ、ご覧の通り静止画とコミュの画像を繋いだだけの、少なくとも目新しい技術は
一切使っていない動画ですし、色々考えてから動き始めた分、実際の作業は
多少楽だろうとは考えてたんですよ。
しかし、アレほどピタリとはまる素材があるとは正直思わなかったです。


作る上での最大のポイントは、前半のネタ満載の4分と後半のガチ満載の2分30秒の落差。
前半は1番でアイマスキャラ全員登場、2番で春香にフォーカスして、パブリックイメージ通りの
ベタなネタで引っ張る。
後半はエンディングを軸にしんみりした内容。と言うか、エンディングをそのままストレートに
投げ込むのが一番かな。
本当に見せたいのは後半ですから、曲の長さで諦められるのは仕方ないけど、
内容で飽きられるのは絶対にイカン。
中途半端はしないでほぼ全てコミュ画像を使い、常に「見ている人視線」を意識することで
全体の統一感を持たせる。
方針としてはこんなところでしょうか。

まず、全体的な話としてふたつほど。
お気づきの方もいらっしゃったようですが、前半と後半で使用しているフォントを変えてあります。
後半は週マスでおなじみあずきフォントですが、前半は同じ方が作られているうずらフォント
歌の内容にあわせて、前半は楽しく話していた人が、後半で改まって真面目に語っている雰囲気を
出したいなぁと思って、でも明朝体とかでは変わりすぎて違和感があるので、
「同じ人」感を出すために、いわば兄弟分のようなこの二つを採用しています。
手書き感が凄くイメージ通りで、助かりました。

それから普段は元の歌詞を隠し画質を稼ぐために使う上下の黒マスクを、今回は3種類用意して
使い分けてます。台詞が隠れる大きさのものだけだと、オープニングの映像や実写の素材を隠すのに
都合が悪かったので、微妙に幅を変えました。細かすぎて気づかないと思いますけど。

では順を追って。

各キャラの血液型がちゃんとハマるのか不安だったけど、並べてみて笑い転げた(笑)。
少々人数に偏りはありましたが、見事なハマり具合。
一人しかいないAB型が伊織だった事と、春香がO型だった事が全てですね。

この後の一連のネタについては一つ反省があります。
どうせなら他のキャラを均等に使ってあげたかったなー、って。
そのせいでここが伊織いじめのターンに(笑)
い、一応言っとくけど、「髪が薄くなる方もある」ってのは、さだまさしの定番自虐ネタなんだからねっ!
レンズフレアまで使っておいて何を言ってるんだか)

2番以降は「歌詞以外は真っ暗な画面」が頻繁に登場します。この画面でタメを作り、
直後に大き目のネタを入れて強調する役目を持たせつつ、この後出てくる
「映像が入れづらい場面」や「入れたくない場面」でさらりと黒バックを使うための
布石でもあり、何気に3種類あるマスクの幅の違いをコレでコッソリごまかしてたりもして、
そしてもうひとつある理由は、後程。

手相、星座・・・春香メインの2番が単調にならないように、またフォークソングは歌詞の情報量が多いので、
実写素材でイメージを補完。
サイコロは「壷振り」の写真を考えてたんですが、あんないいネタがググれたら使わざるを得ない(笑)。
四柱推命はイメージしづらい上に、写真の並びの都合で単体になってしまう点を考慮して、
相棒として某大先生にご登場願いました。
なお、六星占術と四柱推命が似ていて間違いやすいものなのかどうか検証はしてません。面白ければそれで。

病気の名前を連呼する場面ですが、歌詞カードに記載されていて表示を自粛していた病名はこちら。

しもやけ あかぎれ 陰金 夜泣き かんむし 田虫 水虫 出痔 いぼ痔 切れ痔 走り痔

こんなん映像も字幕も作りとうないわ!!(笑)
と言うことで転ぶシーンを連発で突っ込み力押しです。まぁ無理矢理感が面白い感じにはなりましたけど。

さて、ここからが次の勝負。4分のネタ動画を作った後に、2分半のガチ動画を作る作業です。

「えーと」のあたりから黒い画面を長めに引っ張りつつ、歌詞をゆっくりめに消す。
「とにかくそんな風に~」のところでフォントを変え、ここで初めてマスクを外して全画面を表示。
使うのはエンディングのあの場面で決め打ちです。
借り物素材を使っているので、コミュのシーンで別の方のP名が出るのも失礼だし、見ていても
気になるんじゃないかと思い、台詞が出るシーンは全て春香が話している部分だけを切り取って使っています。
まっさんがマジモードで謳いあげる事自体がナチュラルな演出なので、後は変に企まず素直に乗りました。
ここで「・・・変わった?」という印象を持ってくれれば、こっちのものなんですが。

間奏のコミュは音がない以外は無編集の長回し。「声が入っていた方が」というコメントもありましたし、
そのやり方も考えなくはなかったんだけど、敢えてそうしませんでした。
ギター1本の弾き語りの音源の上に、BGMを完全に消して声だけを入れるのは難しいという理由が一つ。
そして、動画から声を拾うのではなく、見ている人の頭の中で声を再現して欲しかったんです。
「見ている人視線」で考えると、自分がプレイしたり見た記憶や、それにまつわる思い出や
思い入れの方が、きっと印象深いかなぁって。

黒い画面をたくさん使った、もうひとつの理由はここです。
見る人がそれぞれ頭の中で、それぞれなりの春香をイメージしてくれたら、
高画質で高音質で優れた技術が満載のどんな動画よりも、
それは素晴らしいもののハズ
ですもんね。

クライマックスとなる「ありったけの想いを」の部分は、最初からあの形を考えてました。
選択肢と思い出アピール。見ている人が春香に直接想いを投げることの出来るわずかな機会。
このイメージがあったからこの作品が作れたってのもありますね。
シーンの始まりと終わりだけ決めて、後は深く考えずに素材を放り込む。
乱暴ですけど、計算して作るシーンじゃないし、もうここまで見てくれた人に対しては
余計な事をしなくても「何が行われているのか」が伝われば、それでいいわけで。

最後に見せるシーンはドーム以外考えなかったし、
ひらがなで「しあわせです。」だけの画面も決めてたし、
最後はコメが見づらくても白いバックで明るく終えたかったし、
どれを選んでも(ゲームのプログラム的な意味で)同じ笑顔なら、
太陽の下で笑っている写真が一番いいって思った。
・・・最後に近づけば近づくほど迷いがない(笑)。

さだまさしの歌の力と、見ている人の春香への想いがあって、これは初めて成立する動画。
そこにプロデューサーとして私が何かをやったっていう意識は実はあまりなくって、
でもこの作品の場合はそれでよかったんだろうと思ってます。

だって作った後でもこれ見て普通に泣けるもん(笑)。
何度も見て感動してくださる方がいてありがたい限りなんですが、泣いてる回数なら誰にも負けません。
何しろ最初に曲を聞いて泣いて、作品作りながら泣いて、出来たのを見て泣いて、
さらに皆さんのコメントに泣かされてますから(笑)。

本音を書くと、こういう作品はもっと修行して腕を磨いてから、とも思ったんです。
「自分が本当にやりたい事」だから、下手なものを作りたくなかったし。
でも、今やっておいてよかった。
自分が心動かされるものを一生懸命作ったら、他の人も心を動かしてくれた。

技術が足りない私にとっての、何よりの励みです。

そしていずれは歌の力、キャラの魅力に負けないだけの世界を、自分で作り出してみたい。
改めてそう思えた作品でした。
けどシリーズ化は勘弁してくれ(笑)。体力がいるし、何よりこの曲が
これだけアイマスや春香にフィットしたのは、ホント偶然と幸運なんですから。
「親父の一番長い日」なんて、もう自分で絵でも描かないと10分持たないですよ(笑)。
リクエスト弾幕自重。

そんなわけで。
この曲に、アイマスMADに、春香に出逢えて、心から、しあわせです。
この記事に対するコメント

そこは"魅せる技術"と言うことでは。
見たとき「長いよ」とは言ったもののこの曲はなんとなーく知っていたので
ちょっとたってから見返してたんだけど、まあよく考えてること。
確かに昨日今日聞いたからできるものじゃないですな。

と言うことで今すぐ箱○買って春香をプロデュースしてください。
そうすると続編が作れるはず。
【2007/10/22 00:39】 URL | てってってー #G6KY6t/Q [ 編集]


> てってってーP
要するにそーゆーことなんだと思います。「シンクロ率」って言葉に対する感想と一緒でね>技術
ただ、何しろこの曲だからこそ出来たことが山ほどあるんで、この先どれだけ活用できることやらw
それでも「出来た」事は悪いことではないわけで。それは大きいかな。

続編・・・箱○・・・うーむ。競馬の武運を祈っててくださいw
そしてコメで煽らないように!w
【2007/10/22 01:48】 URL | 赤ペンP #Td/ILGRk [ 編集]


遅ればせながら、恋愛症候群見てきました。
なかなかこんなに笑えて泣ける作品ってないですよね。
曲のよさはもちろんのことですが、それを見つけ、選び、それに合う動画を用意し、さらに上手く魅せる。素晴らしかった。
まさにコレは愛、ですよね。
俺も愛を感じさせられるような作品、作って、赤ペン先生に紹介してもらえるように頑張らないと!!
【2007/10/23 20:17】 URL | まっつP #ZMnQA7pQ [ 編集]


> まっつP
褒めすぎだろ常考(笑)と言うか、できた時にお伝えしてたような気がしてたので
黙ってたみたいで恐縮です。スミマセン宣伝活動をようやらんPなんで。

まっつPのイラストだって十二分に愛があるじゃないですか!
何なら明日あたりにでも紹介しましょうか?(笑)
【2007/10/23 21:25】 URL | 赤ペンP #Td/ILGRk [ 編集]


>赤ペン先生
いやいや、紹介していただくのはもう少し納得のいくのが出来たときにでもw
確かに愛はあるかもしれないですけど、それを見た人にも分けられるような感じにはまだ程遠く、自己満足レベルですからねww
今後も精進せねば!
【2007/10/23 23:36】 URL | まっつP #ZMnQA7pQ [ 編集]


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Author:赤ペンP
都内某所に潜伏し、ひっそりアイマスMADを製作中。表向きはうだつの上がらないサラリーマン。人生のモットーは、なだらかに昇りなだらかに落ちる放物線。

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