赤ペンPの添削日記
由無し事を徒然に書き連ねる日記。
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サバチャン決勝!<F-1~F-6>
決勝投票が締め切られました。という事で毎度おなじみ考察です。
投票作品にまつわる話が長くなってしまったので、前編では6作品、後編で4作品
私の投票作について書いています。

では、大事な事だから何度でも書く、使用上の注意です。

以下は、動画内にて視聴可能な1分間の映像を見た上での個人的な感想と考察です。
製作者の方が本来意図されているところとは異なる視点や考え方に基づいて
書かれている可能性があります。
また予選・本選を視聴したときの感想や考察に基づいた文章とはなっておりますが、
その感想は当時とは全く異なっている場合があります。

この感想はあくまでもサバイバルチャンピオンシップという大会の中における
その作品について、「サバチャン仕様の視点」に基づいて書かれたものであり、
それらが修正の有無を問わず後日単品の作品として発表され、それを視聴した場合にも
異なる感想や考察となる可能性があります。

当たり前の事ですが、私の感想や考察、投票作品の決定はすべて私自身の嗜好に
基づいた形で組み立てられています。
以下の文章中、忌憚の無い感想を文章として記している部分がありますが、
それらもすべて私の嗜好に基づくものであり、製作者の方及びすべての視聴者の方の
あらゆる意見を否定するものでも、攻撃するものでもありません。


ここでの文章は全て、あくまでも「赤ペンP」という個人の感想であるという点を
くどいようですが今一度ご理解頂ければ幸いです。


<本選・敗者復活結果>
※○印がついているのは赤ペン投票作品
 現時点で予選通過順位・ワイルドカード枠の区分は未発表

SF Aブロック A-8、A-9
SF Bブロック B-2○、B-7、B-10
SF Cブロック C-5○、C-7、C-8、C-10
敗者復活 H-6


自分が投票した作品は、少なくとも1作、多くて2作。
投票はしなかったけれど注目の作品で挙げたものが5作くらい。
どちらでもないものが2作くらいで、後は敗者復活。

本選通過作品の見立てはこんな感じでしたから、実際の顔ぶれまで含めて
概ね予想通りの結果でした。現時点では通過順位やWC枠については未発表ですから、
まぁそのくらいしか書けることがないわけですが。


<F-1→SF B-7>

前半はシンプルにフックを作って引っ張り、後半で一気にポップに演出。
うん、シンプルな良作ってだけならこの大会で決勝には残れない。この場所に
ちゃんと残れるだけのクオリティと作りの備わった、教科書的な作品でしょう。
予選の尺だと魅力に乏しい感じがしちゃうんだけど、この長さでじっくり見てると
やっぱり気持ちがいいですよね。

で、やっぱり問題は「相手関係」って事になっちゃうのかなぁ。
もちろんこの作品のクオリティは高い事に間違いはないし、だからこの作品自体に何か
非があったり落ち度がある話では全く無いんですが、結果として今回、決勝には
飛び道具上等の作品が大量に並んでしまったわけで、そんな状況の中でこの作品を
視聴者がどう評価するのかっていう判断は、凄く難しいかなと。

ちょっと語弊のある言い方になってしまって恐縮なのですが、この作品は「普通に」良作です。
決勝の場に残っている事実も含めて、その点は誰もが認めることでしょう。
そしてサバチャンという舞台は「普通」ではない事もまた、間違いない。
その点を視聴者の皆さんがどのくらい意識し、認識して投票行為に結びつけるのか。
普通じゃない場所らしい作品を選ぶのか、そうであっても普通にいい作品を選ぶのか。

この作品も含めて、私の中で同じカテゴリ分けをされている決勝の作品は計4つ。
それらが決勝の投票でどの順位になるのかっていうのは、私的にはこの大会の意義だったり
視聴者の皆さんの捉え方を示す一つの指針になると考えています。長い話になるので
続きは後ほど、各該当作品にまたがって書こうと思います。


<F-2→SF A-8>

アニメ「妄想代理人」のオープニング再現作品。半端ない再現率であり、その作りも
単なるキャラの切り貼りだけの構成ではなく、「偶像代理人」なんて捻りを入れてみたり、
もの凄く細かい。実際のアニメのOPも見たけど、いやーこれホントよく作ってますよ。

さて、その上で。少なくとも私は元ネタをよく知らない以上、
「よく再現されているから1票を入れるべきだ」って考え方は出来ないわけです。
「元ネタ知らないなんて言って食わず嫌いは云々」という意見はもっとものように見えて
ひっくり返して「元ネタに囚われすぎて食わず嫌いは云々」という理論も成立するので、
行って戻って五分と五分、ってとこではないかと。

だいたい票を稼ぐために元ネタ付きの作品を使おうという発想なら「元ネタシラネ」なんて
意見が出てきた時点で戦略としては瓦解しているわけだし、だったらもっと適したネタは
たくさんあるはずだし、そもそもこの作品、どう見たってそんな安直な発想や動機だけで
作れる代物じゃないでしょう。だからここまでちゃんと残っていると。

皆さん無意識にそうされているとは思いますが、こういう作品も出てくるからこそ
投票が終わるまではコメント非表示必須、なんですよね。
リスペクトや愛情を持って作り込めば作り込むほど、それは武器にもなり、また仇にもなる。
投票が終わってから「キャラの配役まであってる!」みたいなコメントを見かけたんですが、
それは最大の賛辞であり、同時に原作を知らない私には「知らない人は評価できない」的な
ある種の通告に見えてしまって、醒めてしまう部分があったのも正直なところです。
無論これは「投票行為を行う」前提だからそう思ってしまうってだけの話なんですが。


<F-3→SF C-8>

絵の上手さだの可愛さだのは予選・本選で見てるし、今更評価対象にはしません。
だいたい絵心がない人間として専門的な見方は出来ないわけですし、むしろこの作品が
もし残りの30秒で普通にダンスシンクロ的なシーンを見せて終わるようだったなら、
投票という意味では100%スルー対象にしたと思います。

予選はその絵を最後に出して興味を惹き、本選ではその数を増やし動きのアクセントをつけて
さらに引っ張り、そして決勝は「その続き」ではなく、冒頭にいきなりアニメを持ってきて
ガツンとアピールする。自分が持っている武器と得意技を信じた上で、さらにそれを
レギュレーションに合わせてどう見せていったらいいかを考えながら構成している。

飛び抜けてサプライズな要素がある作品ではないけれど、作者の方は自分の絵が他人に
どう見えるかって事を冷静に考察し理解し、その上でそれが自分の最大の武器になると
確信しているやり口でしょう。

自分の武器に自信がないと、いや自信があればあったで、こういう場所では
いつもの自分とは違うものを出したくなると思うんです。
それは単純に人間の本能的な欲望でもあるし、穿った見方をすれば、違うもので
勝負して負けたら、それを言い訳にすることも出来てしまう。

そういう躊躇いや迷いが微塵もない。だって俺の武器はこの絵なんだもん。
戦場で最後の最後に頼りになるのは、自分が信じた武器であり、得意技でしょ?
その姿勢は正しい。もの凄く正しい。
こういうときにピッタリな言葉があります。すなわち「プロの犯行」。


<F-4→SF B-2>

今大会最大の問題作。
もしこの作品が、ある日突然単品で上がってきたとしたら、あるいは大会終了後に単品で
上がってきたとしたら、自分もさすがにここまでは評価しないでしょう。
スネークマンショー的な笑いがツボの私にとってこういうネタは大いにアリだけど、
自分でそれをアイマスで作ろうとは金輪際思わないし、まぁ他人にも薦めないだろうし。

この作品を評価し続けてきた理由は、ここがサバイバルチャンピオンシップの場だから。
数多くある作品の中で生き残り、決勝に出て勝ちを狙う戦略としてこの路線を持ち込み、
しかも中途半端はせず徹頭徹尾、楽曲の世界観に合わせてネタを作りこんで来た点。

これを見たら10人が10人「ネタ作品」って言うと思うんだけど、少なくとも私なら
ここまで徹底して表現をすることには、絶対躊躇いを感じると思う。
その意味では、ちょっとガチにも程があるんじゃないかと。

まるで異なる方向性であり作風ではありますが、その「躊躇いがない」という点において
F-3とこのF-4はいい勝負。ただし確信犯的に「これはフランスパンの歌です」とか
「真は男じゃねーぞ」とかいうわかりやすいエクスキューズの余地を残しているあたりに
「プロの犯行」的な匂いとはちょっと違うものを感じたんですが。

この世界観が皆が思う「理想のアイマスMAD像なのか」と言われたら、んなこたぁ絶対ない。
ないだろうけど、この作品がこの状況を生み出し、決勝に残っているのもまた事実。
個人の好き嫌いとは別の次元で、これもまた大会の意義や視聴者の方の捉え方を
問う作品であり、その意味では予選の時点で既に、結果を問わず大会の勝ち組確定でしょう。


<F-5→SF C-7>

混ぜ過ぎ危険な作品。とにかくニコマス的要素を叩き込み、くるくると展開させて
見事に決勝まで引っ張り、最後に用意していたのが・・・中村先生ネタかよ!!

前回はどんな内容であっても、作品の方向性が「一見してわかる」レベルの一貫性が
ある程度はあったわけですが、今回の決勝にはその枠を超えた作品も駒を進めてきました。
カオスである事を武器に勝ち上がってきた、って言ったらいいんだろうか。
この作品、1分見て大まかな方向性は把握できたけど、全貌はまだ明らかには
なってなさそうな感じがするじゃない?

ニコマスって世界は原則的に「アイマスへのリスペクト」的な趣旨があるわけですが
既にこの世界には同時に「ニコマスへのリスペクト」的な趣旨の作品が存在する余地が
あるわけです。つまりアイマスしか知らない人が見ても何がなにやらサッパリ、っていう
可能性があるわけで、それは単体の作品としては微妙だし難しい気もするんだけど
ニコマス視聴者の集うこの祭りでは、そして戦略としては、もちろんアリ。

そしてここまで持ってきた手腕については疑う余地は無いわけですが、この決勝の場で
作品をこの方向に持っていった事がどう評価されるのか、なんだろうなぁ。

中村先生ネタにある程度収斂されていった決勝の映像でよしとするのか、
あるいは最後までカオスに押し切ったほうが良かったのか。そこは個人の好みかなぁと。
ちなみに私は、ゆうパックネタまではアリで、その先はさらにカオスに
作ってくれたほうがいいかな、って感じなんですけど。


<F-6→SF C-10>

「Get Wild」ってだけで曲補正がかかる世代も大量にいるでしょう。私も ノシ
で、この曲が使われた「シティーハンター」的な空気を匂わせつつ、でも再現ではなく
曲のイメージに沿って作りこんだ作品。無理なく入ってくるイメージ。上手い。

前回の「クリスマス・イブ」の時もそう思ったんだけど、こういう有名で且つ
見る人に共通のイメージを持たせやすい楽曲は、確かに「曲補正」の恩恵を受けられる一方
その為の画作りに求められる水準は高いはずで、ただ作品で使うのだってそれなりに
勇気がいるだろうし、それをさらにこういう大会のエントリー作品に選んで、
しかも決勝まで持ってくるには苦労も多かったのではないかと。

さて、ではこの作品をどう評価するのか。F-1の続きのお話です。
これも普通の良作であり、この大会は普通じゃなくて、じゃあその辺を見る人が
どう判断するのか、という問題。もう少しハッキリ書いてしまえば、
「普通に単品として素晴らしい作品」を、この大会で投票する対象として
評価するかどうか、それを見ている人がどう考えているか、なんですよね。

「サバチャンだろうがなんだろうがいいものに投票するんだよ!」って考え方と
「わざわざ大会やってるんだから、勝つために作られた作品でしょう!」って考え方。

どちらがいい悪いではなく、多数決的な意味でどっちが多いのか。
これって実は、大会の根幹を揺らがしかねない問題だと思うんです。そんな捉え方を
している私は確実に少数派なんでしょうけど。まだまだこの話は続く。


残り4作品と投票作については後編にて。
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Author:赤ペンP
都内某所に潜伏し、ひっそりアイマスMADを製作中。表向きはうだつの上がらないサラリーマン。人生のモットーは、なだらかに昇りなだらかに落ちる放物線。

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