赤ペンPの添削日記
由無し事を徒然に書き連ねる日記。
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This is the World I want to live in-2
さて、後半戦に行ってみましょう。
前編を読んで「騙された!」「ふざけんな!!」と思った方は、繰り返しますがここで引き返した方が
よろしいかと思いますので、そこんとこヨロシクです。

アイマスMADが急速に多様性を帯びてきたことについて、前編で私なりに考察してみました。
そして、そうは言ってもアイマスMADがあっという間に消費しつくされて無くなってしまうということも、
恐らく無いんでしょう。
ただ、可能性が残っているから飽和は避けられるかというと、そんなことはないのが現実です。
それが書き出しその3のお話、「良作が埋もれる現状」にあると思います。

「何故この作品がこんな再生数で止まっているの?」
「これ、もし2ヶ月前に発表してたらランクインしてるよね」


アイマスMADの視聴者として、誰もが一度は、こんな感想を持った経験があると思います。
そして作り手からすると、この状況は非常に困るわけですよ。特に新規でこの世界に飛び込んだ人。
言うまでも無く、再生数やコメント数は動画を作っていく上での何よりの励みになりますし、そういう
「作り手と受け手のコミュニケーション」があるからこそ、
ニコニコ動画、ひいてはアイマスMADはここまで伸びてきたわけです。
ただ、その数字に格差が生まれている。ある程度は仕方ないですけど、それが妥当な格差なのかどうかは
誰もわからないし、確かめる術もない。

きっと全てのプロデューサーが、自分なりに努力して作った作品に対して、程度の差こそあれ
誇りがあると思うんです。その誇りに見合うだけの数字の裏づけが、どうもされていないような
感覚になってしまう雰囲気が、存在しているように思えます。
「数字やランキングが全てじゃないよ」という意見は確かにその通りだと思います。でも、全てじゃないにしても
目に見えてしまうのは事実なわけで、見えてしまう以上、100%無視してしまうのもまた不自然なわけで。

作り手視点ではなく、視聴者視点でちょっと考えてみましょう。

これだけ多くの、それも様々なスタイルの作品が日々登場してくると、とてもすべての作品を見ることは
できないのが現実です。私もそうだし、皆さんもそうでしょう。
週マスを筆頭とする「動画紹介」の動画が最近は増えてきました。非常に便利だしありがたいのですが、
それを見ててもやっぱり限界はある。そうなると、限られた時間の中で確実にいい作品だけを見たい、という
思考が働いて、それぞれの人が自分なりの「判断基準」を作るようになります。

例えばそれを「ブランド買い」と表現してみたりする。
お気に入りのプロデューサー名。シリーズもの。「おっさんホイホイ」等のタグ検索。サムネでティン!と来た。
閣下と聞いて(ry。フルフラットと聞い(ry。その他色々。


そういうフィルタをかけるという事は、規模の大小を問わず「ある一定数の作品を、最初から見ない」という
選択肢を視聴者が選んでいる、とも言えます。それは単純に「目が肥えた」という表現では不十分な状態でしょう。
でも、見る側の選択としては断じて間違っているとは言えない。
そして自由意志が集まるインターネットという場所の中で、そういう見る側の意識を糾弾したり、
変えるという作業は事実上不可能だし、タブー。
これだけ好き勝手書いている私が言っても説得力はありませんが、「こうあるべき」という信念は、
どれだけ崇高なものであっても、他人に押し付けた瞬間に価値を失います。
「『自分こそが正しい』と思い込んでいる人間のしでかす間違いほど、性質の悪いものは無い」
どこかで読んだ格言です。自戒の念もこめて。

作り手視点に戻ります。
そうなると、アイマスというゲームの内側にある要素だけでは、自ずと限界が見えてきてしまう。
そんな中で作り手が生き残っていくために、どんな方法を使うのか。
数あるアイマスMADの中で、今までとは違う何かを作りたい。でもゲームの中にはサプライズはない。
じゃあゲームの外にあるものを利用して色々と試してみよう。
一人でも多くの人の目に留まるように。
あるいは、アイマスMADの新しい可能性を追求するために。


自然な流れが、見る人・作る人の増加の後押しを受けて、今私達の目の前には、本当に様々なアイマスMADが
存在しています。そして先鋭化が進めば進むほど、見る人を選んでしまう皮肉な状況。
いまや有名なプロデューサーの作品だって、絶対値でみれば凄いけど、その人の他の作品と相対的に比べたら
「埋もれた」と言っても差し支えない数字で止まったりするんですから。

正直、驚いています。これって、世の中にたくさん転がってる状況じゃありませんか?
たった半年でこの状況になり、しかしアイマスMADは、きっとそう簡単には無くならない。
作り手にも受け手にも、愛があるからなんでしょうね。そう感じたから、私は作り手としてこの世界に飛び込みました。
そしてこれって、いい事ばかりじゃないけど、でも幸せな状況だと思うんですよ。

だって見方を変えれば、アイマスMADは有名なプロデューサーや作品だけが凄いのではなく、
そうじゃない作品の中にも多くのお宝が眠る、豊穣なジャンルであることの何よりの証明じゃないですか。


だから私は、アイマスMADの現状をこう考えるべきだと思っています。

「これだけの技術の、これだけのデキの作品が何故埋もれるのか?」ではなくて、
「今のアイマスMADでは、埋もれてしまうことが前提なのだ」と。


そして自分でも動画を作る職人の端くれとして、こうありたいと思っています。

「どうして埋もれてしまうのか」と嘆きながら作品を作るのではなく
「埋もれてるものを見つけてくれた人に対して失礼の無い」作品を作ろうと。


そりゃランキングで1位をとれるような作品を、いつかは作ってみたいですよ。
10万再生を超えるような作品を手がけてみたいですよ。
でもね、結果としてそれが叶わなかったとしても、それはそれでしょうがないし、いいじゃないですか。
だって「赤ペンP」という存在は否定されるかもしれないけど、「○○○○」(注:中の人の本名)という
人間そのものが否定されたわけじゃないんだもの。「赤ペンP」は、あくまでも私という人間の一部でしかない
ペルソナであり仮面。そしてここは、たかが趣味の世界じゃないですか。
そして、だからこそ、結果とは無関係に一人の人間として、自分の好きな事に、真摯に向き合い、取り組んでみたい。
「赤ペンP」は、たとえ一部であれ、確実に私の中にあるペルソナであり仮面ですから。

たかが趣味、されど趣味。そういうことです。自分が思うことを思いっきりやって、少しでも他の誰かが
楽しんでくれたら、それでOK。

だいたい、だ。
リアルな現実世界の中で、1000人相手に自分を表現する機会が果たしてどれくらいあるんだっての(笑)。
私の実体験では、リアルタイムだと200~300人がMAXかなぁ。

仮に10万再生を基準にしたら、1000再生は1%。
単純比較は無駄だけど、音楽の世界で100万枚売れるアルバムがあったとしたら、自分のアルバムを1万枚売ること。
50万本売れるゲームがあったら、自分のゲームを5000本売ること。
10万部のベストセラーがあったら、自分の本を1000冊売ること。
そしてそれだけ売れるに足るだけのものを作り上げること。
それがどれだけ大変なことか。

私が最初に勤めた会社のプロデューサーがこんな事を言ってました。
ポテンシャルとして1万しか売れないはずの製品を、色々だまくらかして3万売ろうとは思わない。
その代わりに、
1万売れるはずの製品を、キチンと1万の人に届ける努力をするのが、プロデューサーとしての役割なんだ、と。


もうここから先は、どんな言葉を使っても同じ話になりそうです。だから後は作品を見て判断して頂いて結構です。
多分私の作品は、まだまだこれらの言葉を裏打ちできるレベルには無いでしょうし、批判されたって
しょうがないし構わない。でも、目指すところは、そういうところにあるんですよね。

最後に。
どうせこれだけ書いたんだから、いまさら偉そうな事を付け加えたって大差ないでしょ(笑)。

作品を見ている人に望むこと。
新しく出てきた人たちには、ダメな点を指摘するのもアリだと思うけど、出来ればいいところを
コメントしてあげて欲しい。単なる罵声は浴びせないで欲しい。世界は広いんです。その中に未来の
大物プロデューサーがいる可能性だって普通にあるでしょう。それを生かすも殺すも、実は見た人の
コメント次第だったりするんですよ。

作品を作る人に望むこと。
謙虚な姿勢は大事だけど、再生数やコメント数だけを見て嘆いたり自虐的になり過ぎず、
自分が好きな事を思いっきりやって欲しい。自分が好きになれない作品を、いったい他の誰が好きになって、
応援してくれるって言うんですか。商売をやってるならいざ知らず、自分の作品は、紛れも無く自分の一部です。
自分で自分を否定するのは、あんまりカッコよくないじゃないですか。

あー、さすがにこれだけ書くと疲れたわ(笑)。ここまでお付き合い頂いた方に、改めて深く感謝します。
数々の暴論暴言失礼いたしました。
書いてばっかりでもしょうがないから、また動画のアイディアを考えることにしますかね。
自分が見て楽しめる、好きになれるような作品。うーん、言葉にすれば簡単なのに
実際は難しいもんですよねぇ。

さー、頑張るぞー!
この記事に対するコメント

ちょっとあんた

今日帰ってから書こうと思ってたこと書かないでよw
思考が似てる人がいるといやだわぁw
【2007/10/14 20:07】 URL | てってってー@休憩中 #G6KY6t/Q [ 編集]


> てってってーP
あらやだ。
ホーント、似ている思考の人がいると困るわよねぇwwww

帰って文章書いたらトラバよろしくw
【2007/10/14 20:34】 URL | 赤ペンP #Td/ILGRk [ 編集]


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ところでこの曲、構成がちょっと変わってるんですよ。一般的な歌謡曲は(イントロ)AメロBメロサビ、AメロBメロサビ、Cメロ、サビと言う感じになりますが、この曲はイントロ、AメロBメロサビ、Cメロ、サビ、転調してサビ てってってーのなんとか【2007/10/15 01:12】

プロフィール

赤ペンP

Author:赤ペンP
都内某所に潜伏し、ひっそりアイマスMADを製作中。表向きはうだつの上がらないサラリーマン。人生のモットーは、なだらかに昇りなだらかに落ちる放物線。

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