赤ペンPの添削日記
由無し事を徒然に書き連ねる日記。
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劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン感想戦の場外乱闘(その1)
念のため最初に書いておくと、この一連の話は
どこまでも赤ペンとそのお知り合いの方々との間での
いわば「内輪話」に類するものなので、この作品についての
ニュートラルな感想を読みたい方は別のサイトに行くことを
強く強くお勧めいたします。うん、マジで。

さて、元はと言えばちょうど1年ちょっと前。
次に見る映画の候補として昨年公開された
「ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝」(以下『外伝』)を
挙げつつ、でもテレビアニメ版見てないからなぁ…てなことを
呟いてたら、某内科部長(メタル)という人から
「またそうやって”見ない理由”付けちゃってるんだからぁもぉ~」
みたいな煽り(誇張アリ)を食らいまして(笑)。

まぁその物言いは割と本質を突いてるし、他人を煽る人間が
この煽りに乗っていかないでどうするよ、という謎の理屈で(笑)
外伝を見に行き、その最後に流れた今回の映画の予告編を見て
興味が湧いたのでこっちも見に行こうと心に決めて、その後ご存じのような
出来事があり公開が延期されて今に至った、というわけです。

劇場版の感想は生放送で喋ったんですが、今回書きたいのは
作品の直接的な感想ではなく、そこから派生した事なので
今回は「その1」としてザックリと生放送での話、
映画を見たファーストインプレッションをまとめておきます。
それを前提として次回の「その2」で本題に入ろうかなと。
なので「場外乱闘」というタイトルにしています。

ハイ、最初に書いたようにここまでの話を読んで「?」ってなった人は
まっとうな感想や批評の書いてあるところにすぐに移動する事!(笑)
んじゃ簡単にまとめるよー。
あ、今更だけどネタバレ全開です。


今回の劇場版を見るまでの赤ペンの前提は、

・原作もテレビ版も未読・未視聴、昨年見た外伝が
 正真正銘の初ヴァイオレット体験
・外伝の感想は好評の部類に入ります
・劇場版を見る2日前から前日にかけて、Netflixでテレビ版と
 スペシャル版を全部見て、ついでに外伝もおさらいした


という状態でした。
で、劇場版を見て真っ先に思ったのが

「えー、少佐生きてたんすか。その方向でこの話を畳むんすか」

ザックリ(かつマイルドに)書くとこんな感じ。
ギルベルトが生きている件は原作では比較的早い段階
(テレビ版だと12話~13話のエピソードあたり)で
明示されているらしい、という話を後で聞いたので、
ならば幕引きはこの形になって当たり前なんだけど。

これでこの物語は見事なまでに綺麗にクロージングされたと思います。
電話の発達は郵便の衰退、ひいては自動手記人形が担っていた
代筆業という仕事の衰退をも示しており、恐らくは戦争の終結で
平和な時代が訪れれば民衆の識字率も上がっていくはずで、
そういった否応ない時代の流れの中で、ヴァイオレットが見つけた
自らの居場所がなくなるかも知れない、という状況に
どんな着地点を見出すのか、という赤ペンが持っていた興味は、
少なくともテレビ版から50年以上を経た時代から過去を俯瞰する形で始まり、
ギルベルトと再会したヴァイオレットが職を辞し、その功績を称えた
切手の中に物語の全てを封じ込めて”今”に繋がるという、
いやもうぐうの音も出ないほど素晴らしい形でまとめられたと思うわけですよ。

ただ、それでもこれは、赤ペンが見たかった形じゃなかったなぁ、って。

いやね、原作の事を全く知らなかった上に、劇場版の予告編も
メインビジュアルも全然見ないで鑑賞に臨んだ赤ペンの頭の中には
「ギルベルトが生きていたルート」が全くと言っていいほど存在してなくて。
なんか似てる人が出てくるのかなと思ったら本人でしたと(笑)。

そんなわけで、アニメとしてのルック、仕事ぶりには文句のつけようもなく、
ストーリーとしてはよく出来てはいるけれど赤ペンの好みではなく、
そしてこのストーリーの方向性を、アニメの外側での出来事によって
赤ペンは肯定しうると感じてしまい、結果としてこの作品への評価は
留保したまま現在に至ります(笑)。難しいなぁ。

前述した生放送はもう見られないわけですが、
割と自分の意見とシンクロしている話が聞ける動画があるのでご紹介。



赤ペンの感想もだいたいこんな感じかなと。
「ファンタジー」という表現はまさに!みたいな。

外伝とテレビ版を見て、確かにここではないどこかの世界の
話ではあるけれど、この作品が伝えようとしている事は
ものすごく地に足の着いた話だなぁ、って感じてたんです。
その物語の完結の形が、自分には御伽噺のように見えてしまって。

あ、本題とは全然関係ありませんが、ここで主に語っている
サンキュータツオ氏については、我々がよく知っている
モジャモジャの芸人さんがよくご存じのはずですよ!

以上、ここまでが前提のお話です。なんというか、
ホントに自分が見たものだけで構成した感想。
で、次回書こうとしているのは、これを下地にして
その後知りえた情報も加えつつ構成した「第二稿」です。

基本的な考え方はここから大きく外れるものではないので
あ、これ俺には合わんわ、って思った人は次回の文章を
読まなくてもいいんじゃないかなと思います。
警告したからここから先は自己責任な!!
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Author:赤ペンP
都内某所に潜伏し、ひっそりアイマスMADを製作中。表向きはうだつの上がらないサラリーマン。人生のモットーは、なだらかに昇りなだらかに落ちる放物線。

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