赤ペンPの添削日記
由無し事を徒然に書き連ねる日記。
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アイマスMRに行ってきました 2nd SE@SON <第二幕>
続き。

THE IDOLM@STER MR ST@GE!! MUSIC♪GROOVE☆2nd SEASON

結論を先に書いておこう。これまでは
「とにかく行け!言葉じゃ説明できないから!」
「アイドルが確かにそこにいるんだよ!!」
という抽象的な説明しかできなかったMRに、

「ダンサーが持ち込んだ椅子(物理)の上で歌う真」
「高槻やよいと仁後真耶子のハイタッチが見られる」


といった強烈かつ具体的な惹きの言葉が加わったと、
そんなお話ですね。


全公演を通じて用意された「ライブ会場外の仕掛け」。
DMMのシアターを訪れた方なら判る通り、この会場は客周りの施設は
非常にコンパクトに作られています。例えば最近流行っている
「出演者にフラスタを送ろう!」みたいな企画があったとして、
いやこれどこにフラスタ置くのよ?みたいな(笑)。

要するに、実際の公演以外の部分では大掛かりな事が
見た目には非常にやりづらい場所のように思えます。
そこにちょっとしたアイディアとして用意されたのが、主演アイドルにまつわる
小物が何気なく置いてあるというシチュエーション。

これ、上手いなーと思って。効果抜群。そもそもMRって
「アイドルたちが3次元の側にやって来た」という状況だから、
実際のモノがそこにある、という事実がそれを後押しする。
たかがホウキひとつスコップ一本ダンベルひとつ、コストなんて
たいして掛かってないだろうにね。ところで亜美真美の
トイレ標識のいたずら書き、会場側にどうやって説明したんだろ(笑)。

その一方で、今回の公演全体を通じてのハイライトその1。
直接は見ていないので皆さんのレポートによれば。

ダンサーさんが持ち込んだ椅子。ステージ上で歌っていた真が
それに脚を乗せ、さらにはその上に乗って歌ってた・・・って、
最初その文章を見た時は何がなにやらサッパリって感じでした(笑)。

いや、たぶん理屈で言えばそういう事も可能なんだと思いますよ。
構造上、ステージを下から見上げてるから設置面の整合性の取り方も
若干余裕があるとは思うけど、それ2回目で実戦投入できちゃうの???

ここで冷静に考え直そう。これが普段のライブだったとしたら、
演者がそういう事をしたところで、こんな驚きを感じるだろうか?
まぁ、別にふつーの出来事ですわな。

まーたお気に入りの「見立て」って単語を使っちゃうけど(苦笑)、
MRはアイマスのアイドルたちのステージである、中の人などいない!
という「見立て」で物事が進んでいますが、その一方で何をどう言い繕っても
彼女たちは現実の世界には存在していない
、という事実も、誰もが知っている。

その「見立て」を真の行動が一発で崩しちゃっていて、そしてそれ故に
見ている側へのエンターテイメントとして成立してるんだなぁと。

先ほど「アイドルたちが3次元の側にやって来た」と表現しましたが、
実は「我々が2次元(2.5次元)のアイドルたちのステージを見に行った」
という側面もあるのかもしれない、なんて思ってたところに
ハイライトその2にして、恐らくは本公演最大のサプライズがあったわけだ。

千秋楽のステージ、やよいがスタッフに挨拶しているその中で
仁後真耶子がひょっこり現れてやよいとハイタッチ。
いやいやいやいやいやいやいやいやいやいや(笑)。

フラスタ企画のイラストで「キャラクターと中の人」みたいな構図は
よく見かけますが、それをリアルで実現させるとは。というか
そもそも実現させる理由や必要のあるコンテンツがどれだけあるのか(笑)。

一部ではこの演出に若干疑問を呈する人もいるようなんですが
(赤ペンのTLではそういう人を見た事がないので、あくまで伝聞形)
「中の人などいない」という見立てを貫いたからこそのサプライズ。
声優さんにまつわるあれこれに対してはかなり思うところがある赤ペンですが、
この形なら全然アリだと私は思います。仁後さんだって「スタッフ」の一人だからねぇ。
まぁ何度もやれる事ではないとも思うけど。

と、言うか。
正直なところ、もし自分が実際にこの場にいたとしたら、
一歩引いたところで冷静でいられた自信はまったくありません。


これをやるのがやよいってのも絶妙なチョイスじゃないかな。
「天海春香と中村繪里子」や「如月千早と今井麻美」だと少々重いし、
「三浦あずさとたかはし智秋」はちょっと笑いが起きそうな気もするし(笑)。
ハイタッチというビジュアル的なわかりやすさがあるのも大きいよね。

千秋楽のステージの最後は、今回の公演で使用された「小物」が
ステージの上に残されてエンディング、というシーンだったそうですが、
これアレっすよね、去年のシンデレラのツアーのラストで、
それまで全国を回って演者と舞台裏に消えていったフラッグが
最後の幕張ではステージ上に残ってた、っていう演出と趣旨は同じですよね。
同一人物の犯行(犯行なのか)らしさが滲み出る(笑)。

それが意味するのは「存在証明」。彼女たちは確かにここにいたのだ、と。

前回のMRは、やる側も見る側も実験的要素が濃かったと思います。
今回も新しい試みを色々やっていたけれど、なんと言うか、
「MRという興行」としての骨格があっという間に組み上げられて、
公演としての体を一気に成して来たような、そんな印象を受けます。
「ライブ」ではなくて「公演」、ここ個人的には重要。

前回同様、ドリンク込みで約7000円という金額は決して安くはありません。
改善の余地もまだまだあるし、多分作り手の側には課題も残っているでしょう。
その点は変わらないけれど、少なくとも今回のMRを終えて、
「決して安くはないけれど、払った金額分の価値はある」
と言えるところには来たような気がします。

最近なにかと「765プロのアイドルたちにも活躍の場を」的な話が
散見されます。同意できるものもあれば同意できないものもある。
ただ赤ペン個人としては、このMRを見る限りでは今の765プロって
「他のシリーズと同じ直線上には存在しない立ち位置にいる」のかなーと。

今までのような活躍の場は、後輩たちがメインを張って頑張っている状況です。
その観点で見れば「活躍していない」という捉え方もあるのかな、と思います。
でもこういうのを見ると、まーた「道なき道を行く」みたいな事をこいつらは
やり始めてるよ、なんて気がします。少なくともMRを他のシリーズでやるには
いろんな意味であと数年は絶対に必要だろうし。

今までと違う事。やってなかった事。そんなもん、死ぬほどあるわけで。
ひと回り巡って、"Advanced Media Creation Girls"へ原点回帰した、というのは
少々書きすぎなんだろうか。赤ペンはアイマスとそういう付き合い方を
して来ていないので、ただの邪推の域を出るものではありませんけど。

ちょっと話が大きくなってきたので、まとめておこう。
これ次回公演もあるよね?伊織と美希がまだだもんね?
そして今回の反響を考えたら・・・チケット取れるんか?(笑)
うーん伊織も美希も見てみたいしでもあずささん出るならそっちも
抑えておきたいところだしDMMシアター周辺でまだ行ってない
ラーメン屋も訪れたいし(笑)。やっぱ2回は行っておきたいかなー。

そんな、およそ赤ペンらしくない印象を残した2度目のMRでした。
前述のような、現在の765プロの13人とその状況に対して
モヤモヤした思いを持っている人ほど、見所がある公演です。

こんな着地点でいかがでしょうか?
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Author:赤ペンP
都内某所に潜伏し、ひっそりアイマスMADを製作中。表向きはうだつの上がらないサラリーマン。人生のモットーは、なだらかに昇りなだらかに落ちる放物線。

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