赤ペンPの添削日記
由無し事を徒然に書き連ねる日記。
07 | 2017/08 | 09
S M T W T F S
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

拝啓、桃月P様。
本題に入る前に。

皆さん、ちゃんと気付いてますか?
2007年を彩った数々のアイマスMADを紹介する、文字通りの総決算。

けれどもアイマスMADはあまりにも数が多い。
タイムスケジュールに沿ってプログラムの進行を行う上では、
どうしても便宜上、紹介する作品とその順番を決めなけりゃいけない。

ランキングの数字は、その為だけに、存在していたって事を。
数字の大小に、ここに入っているかいないかに、それほど大きな意味はなくって
むしろ見ている人それぞれの中に、もっと大事な理由と意味があるって事を。









この全6部をもってしても、全ての人の思いをフォローできていないかもしれない。
でもきっとこの中には、自分にとって大事な作品が、あるいはこれから先、
大事な存在になってくれる作品が、きっとあるんじゃないかと思います。
それを探すために、もう一度見るのもいいのではないでしょうか。

以下、私信です。


あの「約束」を、覚えていますか?
調子に乗って好き勝手書いていたエントリの一つに、あなたがふっと残してくれたコメント。

こちらが用意したハードルの、遥か上を飛び越えてみせる、って。

それは果たすための約束じゃなくて、交わした時点で完結している約束。
交わすことに意味がある約束。その言葉が聞けた時点で、結果なんてどうでも良かった。
今だから言うけど、そんなハードル、ハナっからありはしなかったんです。
だって私が用意する以上、どんなハードルだって、あなたは飛び越えていくに決まってるんだもの。

それは判っていたから、じゃあ一体、どんな風に飛び越えていくのか。
それだけを見届けようと思って、年中行事の初詣を終えて、車を飛ばして自宅に帰ってきました。

一気に全部拝見しました。そして、ごめんなさい。
1分もしないうちに、画面がぼやけて、どんな風に飛んでいたのか、見えなくなっちゃった。
そんな風になることも、最初から判りきってたんだけどね。だからいったん見るのを中断して。

でも、飛び越えていったのは、最後までちゃんと見届けました。
そして、そのまんまどこか見えないところへ行っちゃったわけでもないことも、
ちゃんと見届けました。

上手いよね。やっぱり、上手い。
どのタイミングで、どんなことをして、どんな絵や言葉を、どう見せたら、
見ている人に伝わるのか。その辺が"ちゃんとしている"。

そして、「それを理解してコントロールしている」って感じは、全然しないんです。
「そう信じているやり方」、って言った方が正しい気がします。

中文もそう。繋ぎもそう。細かいコメントもそう。曲のチョイスもそう。構成もそう。
何から何まで、腹立たしいくらいにこちらの構えてる場所にボールが飛んでくる。
間合いを絶対外さない。気持ちよくボールを捕れる。
いいコントロールだよね、っていう褒め言葉も間違ってないと思うんだけど、
捕ってくれると信じてるから、投げられるボールなんだと思います。
このあたりは、実際に見た方なら実感していただけた事でしょう。

そして、私的にはもうひとつ。
知らない間にエンドロールに名前が載ってたから、この機会に書いておきます。

orgoneP製作 CM動画


12月にちょっとだけ書いた、縁深い出逢い。
まさかこの人と、こんな形で再会することになるとは。

あのCM動画製作で、文字のコピーの内容を考えるお手伝いを、微力ながらさせて頂きました。
正直、元の動画がいいデキ過ぎて、名前を載せてもらえるほどの貢献をする余地なんて
ありはしなかったんですけれどね。

紛れもなく、あなたが舞台をセッティングしてくれた再会です。
感謝を通り越して、ちょっとずるいよ、これ。

ともあれ、何も言うことはありません。
今更ありきたりな褒め言葉なんて野暮に思えるくらい、素晴らしいプログラムを
新年早々、存分に堪能させていただきました。


さて。
恩返しをしたい、なんて書いた事もあるし、今でもそう思ってはいるけれど、
その一方で、何もあなたに全てを返す必要も無いんじゃないかな、とも思っています。
もらったものが多すぎて、全部を返しきることなんて、無理ですよ。

それに私以外にも、そういう風に思っている人はたくさんいるでしょう。
その想いを全て一人で受け止めるのは、やっぱり大変だったり困ったりするだろうし、
そもそも私のように、それを何かの形で返す手段を持ってない人も、たくさんいると思います。
それはちょっとフェアじゃないですよね。

だから、見ている人たちに。共に動画を作っている人たちに。アイマスMADが大好きな人たちに。
どんな些細な事でも構わないから、何かの形で、恩返しをしていきたい。

恩返しって言ってもそんな大層なものではなくて、
何もあなたのように尊敬されたいとか、別の形で偉くなりたいってことでもなくて。
要するに、自分で楽しく、作品を作っていきたい。
私が作る動画を見てくれた人に、楽しんでもらいたい。

その中で、あなたが渡してくれたバトンを、もし他の誰かに繋ぐことができたのならば、
それが一番の恩返しなんじゃないかな、って。

大仕事を終え、肩の荷が下りて、ホッとしていることでしょう。
どれだけの見えない期待を背負って動画を編集していたことか。
そんな状況で作品を作るプロデューサーが、他に何人いることか。
そして決してそれを無視することも、逃げることもしなかった。
でも、あなたにとって、きっとそれは普通の事、当たり前の事だったんでしょう?
そしてそれは、周りにいた人に、ちゃんと伝わってた。

じゃなきゃ、パソコンが壊れたところで、必死になって別の手段を考えて
意地でも31日に上げようとはしない。
それに対して、いくら知らない仲ではないとは言え、一も二もなく他の人が
協力してくれるはずがない。
そうして出来た作品だから、義務感や責任感だけで作られたもの特有の居心地の悪さが、
2時間見てても微塵も感じられない。

目の前の事実を認めた上で、それを飛び越える。
考えてみれば、それはあなたがずっとやってきたことでしたね。

途方もない種類と数の数字を扱いながら、そこに決して拘ることなく、それを否定するでもなく、
結果として順位という数字が作られてしまうけれど、それ以上の意味と価値を
あのランキングに与えようとした人。与え続けた人。

そんな人が、アイマスMADの世界にいてくれたこと。
一番難しいことを、やってみようと考えて、実際にやって見せたこと。

そんなあなたに贈りたいと思う言葉は、感謝とはちょっと違う。


俺たちの、誇りだ。


そしてその心意気に応えようとしてくれる人が、この世界には多く集っています。
あのエンドロールに名前を連ねた人の多さ。
末席であっても、このプログラムに関われたことは、2007年最後の幸運でした。

そしてもちろん、全6部を見て、暖かいコメントをつけてくれている視聴者の皆さん。
再生数5桁を超えて、なおあのコメント率。その気持ち。


それもやっぱり、誇り。


年も明け、文字通り新しいステージの幕が上がりました。
この先アイマスMADがどこまで続いていくのか、どうなっていくのかは判りません。
今と同じ状態のまま年末まで行くこともないでしょうし、そもそも私自身が
どうなっているかだって、正直な話、わかりません。

「袖刷り合うも他生の縁」
でも、たかが趣味の世界の話なのかもしれないけれど、ふとしたキッカケで
生まれた繋がりだけど、それはきっと、大事にするだけの価値はあるんじゃないか。
そう信じてます。あなたとも、他のプロデューサーさんとも、視聴者の方とも。

今までは、私の生みの親であり、私にとっての恩人でした。それはこの先も変わりません。
でも今度は、同じアイマスMADを愛するものとして、同じ作り手として、同じ場所から、
見ている人が楽しんでくれる動画を作りながら、今までどおり、丁々発止のやり取りを
していけたらいいな、って思ってます。


桃月P。
ありがとう。
本当に、ありがとう。


そして、これからもよろしく。


                                             敬具
スポンサーサイト
この記事に対するコメント

初めまして。
いつもブログ読ませて貰ってます。

私のようなアイマス動画を作らず桃月Pと交流等も無い人間は、
動画にコメントをしてブログに「ありがとう、お疲れさま」
と書く事くらいしか感謝の言葉を伝えられない。
それ以上の表現方法が見つからない。
だからこそ赤ペンPの言葉が嬉しかった。

代表という言い方とはまたちょっと違うのですが、
貴方の言葉を通して私達見る側の人間の気持ちも、
ほんの少しだけでも乗せられたらなと思います。

私は気の利いた動画コメも書けないしましてや動画を作る余裕も無い
そこらへんのニコニコアイマス動画好きですが、
数え切れない人達に感謝の気持ちを述べたいです。
本当にありがとう

そして赤ペンPの今後の活動も応援してます。
心を揺さぶる動画、期待してますよw
【2008/01/02 16:18】 URL | ショコラ #SbQfuSVc [ 編集]


> ショコラさん
どうも初めまして。コメントありがとうございます。

「私信」とお断りをしたように、あくまで自分が思っていた事をそのまま
書いているつもりなのですが、もしもその言葉に多少なりとも共感をして
いただける方がいらっしゃるのであれば、それに勝る喜びはありません。
ただ、そういう気持ちは、立場なんて関係なく、きっと届くものなんだと思うんです。
届けようとする人と、受け取ろうとする人がいれば、きっと。
私はたまたま、少々目立つ場所にいるってだけの話であって。

ともあれ、暖かい一言、ありがとうございました。
私としては言葉じゃなくて作品で、もっといろんなことが
伝えられたらなぁ、と言うのが当面の希望であり、目標ですね。
まぁ作り手としてはまだまだ未熟なので、その辺を鑑みていただきつつ
今後ともよろしくお願いします。
【2008/01/02 22:00】 URL | 赤ペンP #Td/ILGRk [ 編集]

拝復 赤ペンP
……固いの苦手よ(つд`)

約束、よく覚えてます。
たとえどんなハードルがあったとしても、飛び越える絶対の自信がありました。
だって、これだけたくさんの方が力添えをしてくださるわけですから。
だから「みんなの力を借りて」遥か上を飛び越えてみせるって書きました。
見てくださる方が助けてくださるって信じてましたし、
ボールの投げ方にしても、仰るとおり皆さんを信じていたからできたことです。
そしてきっと皆さんも私を信じていてくださったからできたことなんでしょうね。
予想外の展開もありましたけど、予想外の支援もいただけたわけですし。
28日に「私はアイドル」の歌詞をブログに書きましたけど、
実はその辺の思いもちょっと含めています。それはまた自分のブログで。
そして「再会」の件はある意味計算どおりですね。てへっ

恩返しのこと。
今まで数え切れないぐらいの感謝の言葉をいただきましたし、
恩返しという言葉もたくさんいただきました。
でも、きっとほとんどの方は分かってらっしゃると思いますけど、
私が皆さんに「差し上げる」ことができたものは、私が作ったものじゃないです。
もちろん幾ばくかは私の部分もありますけど、大半はそうじゃない。
週マスをはじめるまでに出会ったたくさんのアイマス作品、
そして継続する中で出会えたたくさんの作品、
それらを通して大勢のプロデューサー方から、
私自身がたくさんのものをいただくことができました。
もちろん私が逆の立場だったら、自分で言うのはおこがましいですが、
皆さんと同じように感謝して恩返ししたいという言葉が真っ先に出てくるでしょう。
でも、私がしたことは、ニコマスという場所から私がいただいたものを、
その場所、そこにいる方々にお返ししたに過ぎないわけです。
ですから仰るとおり、週マスで何かを得ていただけたのなら、
それを次の方に渡していただけるのが一番うれしいです。
無限ループ上等じゃないですか。

私としてはこれまでもそうでしたし、これからもそうなんですが、
「同じ」作り手の方々の「近く」にいることができるのが何よりの誇りです。
遅くなりましたが、私のことをおそらく一番書いてくださってる文豪へ、お返事申し上げます。

こちらこそ、ありがとう。
そして、よろしくおねがいします。

                         拝答
【2008/01/10 03:17】 URL | 桃月 #ulYx6Mu6 [ 編集]

んじゃ、レスはちょっと肩の力を抜いて。
> 桃月P

まずひとつ、「直接やり取りするのは野暮だよね」って、
お互い言ってなかったっけか?(苦笑)
それからもうひとつ、ここで「文豪」はやめれ(笑)。

うーん、気の利いたレスを返したいところだけど、
もう言いたいことは全部書いちゃったから、
今更言葉を無理に重ねても、それこそ野暮ったいし。

だから、これでも十分野暮だとは思うんだけど、
いつかの続きって事で、この人に言葉を託すことにしました。
そちらのエントリにもお邪魔するので、そのときはよろしくね。



この星が絶え間なく回り続けているから
小さく開けた窓の外 景色を変え
私の愛した花 そっと芽生える季節で
廻る奇跡のその果て また向かい合うのだろう

              坂本真綾「ループ」
【2008/01/10 21:11】 URL | 赤ペンP #Td/ILGRk [ 編集]


この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
→http://akapenp.blog107.fc2.com/tb.php/192-93664b51
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

赤ペンP

Author:赤ペンP
都内某所に潜伏し、ひっそりアイマスMADを製作中。表向きはうだつの上がらないサラリーマン。人生のモットーは、なだらかに昇りなだらかに落ちる放物線。

このサイトの価格(時価)

Locations of visitors to this page

FC2カウンター

最近の記事

最近のコメント

カテゴリー

リンク集<クリックで展開>

覚書的リンク集

月別アーカイブ

ブログ内検索

RSSフィード

最近のトラックバック