赤ペンPの添削日記
由無し事を徒然に書き連ねる日記。
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アイマスキャラのグループ語り ―Cute Red編―
赤組。春香に卯月に未来。ぐうの音も出ない程の主人公組。
という事は、自分が属する世界をもっとも大きく担うことになる存在。
なので前回のエントリを参照のこと。以上終了。
・・・ではさすがにマズイよね。
とは言え結論としてはこれだけで足りちゃうので困ったところで。

まぁアイマスという世界を背負うという事は、ある意味では
具体的なわかりやすい何かではなく、もっと漠然とした概念を
体現する必要があって、それを実現するための方策が、
いわゆる「普通の子」設定なんだろうなー、ってな考え方をすると
この先書けることが増えるかも!

・・・そんな事しなくても普通にたくさん書くんだけどさ(笑)。


思えば春香は「個性のないアイドル」と言われるところから始まって、
ニコマス的にはそこから「黒春香」とか「白春香」とか「閣下」とか
色々な変遷を経て今に至るわけです。

で、その事について以前生放送で語る時に、
「何故天海春香はアイドルマスターの主人公なのか」
という切り口を使ったことがあります。

その答え、というか赤ペンの個人的な考えは、
「我々が彼女をその位置まで押し上げたからだ」
というもので、それは今も変わっていません。
ゲームの設定として「この子が主人公です」と
決められてたからではない、みたいな話もしましたね。

ここで言う「我々」は、総体としてのファンの事。
敢えてプロデューサーという言葉は使いません。そして当然、
一人ひとりの「我々」は、同じ考えを有しているわけでも、
同じ方を見ているわけでもない。
でも、「我々」というひと固まりの存在になっちゃうんですよ。
・・・えーとね、「我々」とか「俺ら」の概念の話は長くなるから
別の機会があれば!(笑)

閑話休題。だから劇場版のあのセリフ、
「だって私は天海春香だから」
という、普通であればツッコミどころ満載のこの言葉も、
アイマス的にはOKにせざるを得ない。だってあなたは、
我々が選んだ主人公なんだもの。あなたが仰るなら
そりゃもうその通りとしか言いようがない。

かくして無個性アイドルはみんなに多様な個性を付与され、
様々なペルソナを身に纏い、みんなが認める、押しも押されぬ
主人公となり、その結果として「私は私だから」という理論すら
認めさせる、ある意味で「個性を超えた無個性」の存在として
認識されるようになりました・・・というのが赤ペンの偽らざる感想です。

そうなんだよ、どう考えても今の春香って、昔とは違う意味で
「個性がない子」になった気がするんだよ(笑)。
ホント、不思議な子だなぁと思います。

さて、曖昧を是とする面のあるアイマスの世界観的には、
主人公が思い悩むという事は、すなわち主人公が存在する
世界の在り様について悩むということであり、それに際しては
明確で具体的な原因はないことの方が多い。
故にその悩みは世界全体を揺るがすことになる。

アニマスにおける春香の場合は、なにしろそこまでに
色んな人が色んなものを積み上げた後でしたから、
アニマス版でも割とアッサリ話が進んだ(ように見えた)し、
劇場版ではなおの事悩ませるわけには行かず、結果として
ミリオンからのゲストである可奈が擬似的にその役割を
担うことになったわけですが、デレアニの卯月が
思い悩んだ瞬間どうなったのかは皆さんご存知の通り。

「24話で卯月にああいう選択をさせるために他の全てがある作品」
デレアニに対する赤ペンの解釈
です。まぁこれだけじゃないけれど。

主人公にアイマスの世界観らしい選択をさせるために
まず周囲の葛藤と成長を描き、最後に最も近い場所にいる
ニュージェネの二人を最もわかりやすい対比の相手に据える。
それも同じシチュエーションを違う子で、あるいは同じ子が
違うシチュエーションで、みたいな繰り返しが多用されています。
そういうロジカルな段取りはホントあきれるくらいしっかりしている。
シンデレラへの魔法は重ねがけが効果的です(某女性シンガーの歌風に)。

24話のあの結論は、確かに本質的な解決にはなっていない。
でも「それでいいんだ」という着地点に辿り着くように、
丹念に外堀を埋めてたんだなぁ、という感想なんですよね。
アイマスの世界観的には卯月の、主人公の悩みの解決手段として
凜や未央のように「何かを選ぶ」というやり方は選べなかったし、
既にその選択をして先に進んでしまった凜や未央は、
卯月を置いて先に帰り、ただ待ち続けるしかできなかった。

そう考えれば、23話~24話のあの流れは納得が行きます。
結果として描かれたものを受け手がどう捉えるのかはまた別の話だけど。
そしてその結果がいかにも今までのアイマスらしいものになったのは、
まぁ必然といえば必然なんでしょうね。

RPGやADV的な表現をすれば、本来デレアニ第二期において
シンデレラプロジェクト(CP)に課せられたミッション(あるいはクエスト)って、
「CP存続のために冬の舞踏会を成功させる」
だったはずでした。それが卯月の一件以降完全に焦点が
「卯月がどうやってステージに戻ってくるか」
に切り替わっちゃった。

なにしろ最終回、誰一人「この舞踏会は成功するんだろうか」みたいな
不安を抱いているように見えませんでしたし、そこが焦点だったなら
武内Pと常務はあんなポエムバトルしてる場合ちゃうやろ、と(笑)。
秋のイベントでは描かれていた、現場責任者として尽力し、
管理職として正当に評価する場面は微塵も描かれていない。
結局「卯月が"アイマスの世界観として正しい選択"をする」
という命題を最優先で描いた時点でミッションクリアしちゃったわけです。

でもまぁ、そういう切り替えが発生する事自体はいいんだ。
他の作品でもよくある話だし、デレアニの趣旨としても
それはそれで構わないと思う。問題はそこじゃなくてですね。

24話のステージは、卯月の大団円ではあったかもしれない。
でもそこに至るまでに重要な役割を果たしたニュージェネにも
ちゃんと大団円を用意する必要があるだろうし、
さらには当初のミッションである舞踏会成功の大団円も見せたい。
その上でCPを「発展的解消」させて、アイドルたちをユーザー、
武内P以外の全てのプロデューサーに「返した」というシーンも
見せなければならない。シンデレラガールズというコンテンツを
「to be continued」で終わらせるにはそれが絶対必要。

・・・といった諸々を考えていった結果が、
「詰め込み過ぎて尺と製作時間が足りない感」が溢れてしまった
あの最終話かなと思いました。アイマスってそういう事が多いですよね。
加えて、クライマックスで特別編が2回も挟まるというテンポの悪さ。
「待たされて出てきたもの」という観点が加わると、さらに色々しんどかった。
赤ペンがあの2回の特別編を「唯一、問答無用でデレアニにダメ出ししたい部分」
と生放送で言ったのは、その内容自体じゃなくて、こういう理由に基づいています。

だいぶ卯月(デレアニ)の話が長くなっちゃいました。
でも、アニマスで春香を使って本当に描きたかった事って
実はこういうような事じゃなかったのかなぁ、って思うんです。
そしてそれを描くためには、アニマスはあまりにも遅過ぎた。
あまりにも春香は作り手や受け手のいろんな思いを
それまでの間に背負い過ぎた。背負わされ過ぎた。

無印アイマスの春香には、こんなコミュがあったりします。

ぷげらっちょP


初見が悶絶する選択肢、懐かしいなぁ(笑)。

無印春香のコミュといえば何はなくともドーム成功ENDという事に
なりがちなんだけど、コミュ映像を撮り漁ってた当時は、そっちよりも
むしろこっちの方が衝撃だったなぁ。春香にこんなこと言わせちゃうんだ!って。
悩みに具体性がない分怖く見えちゃうんですよね、こういうのって。

さて、放置しちゃってスマン。
既に魔法を使える状態じゃなかった春香、デレアニで乾坤一擲の
魔法を使っちゃった卯月に続くのは、ミリオンライブの世界観を
背負うであろう未来。とは言っても現段階で情報がなさ過ぎる(苦笑)。

先に総括めいたことから書いてしまうと、ミリオン組は
765組が最終的に着地した在り様を、最初からある程度計算した上で、
洗練させてわかりやすく描こうとしているのかなー、なんて感じてます。

例えば、
「翼くらいの才能を持った子が、静香のように努力をして、
 未来のハートを持ってステージに立ったら最強だよね」

みたいな表現、ミリオン組はしっくり来るけど765組はそうじゃないし、
シンデレラ組はそもそもそういう描かれ方をしていない。

目にした情報は少ないながらも、未来はこの赤組メンバーに
必要不可欠な要素を確実に持ってるようです。アイマスの主人公の
系譜はしっかり受け継がれているとでも言いましょうか。
それは「他人を巻き込む、他人に影響を与える力」。
その世界を背負う存在なのだから、そうあってもらわなければ
困るっていう身も蓋も無い話なんだけどね(笑)。

それは具体的な描写が難しく、故にそれを持つ者、
唯一無二の武器とする者は、得てして凡庸な描かれ方をする。
平凡。普通。好きなんです。頑張ります。そういうキーワード。
歩き方はたどたどしいけど、歩いていく方向は絶対間違えない感じ。
もちろん、本人はそのことに無自覚なまま、ですね。

ちなみに、歩き方はしっかりしてるけど方向が危ういのが次に書く青組。
歩くという行為そのものに対して無自覚なのがその次の黄組。そんな感じ。

ミリオンライブというコンテンツは、恐らく今年から本格的に
立ち上がっていくのでしょう。けれども、765組との繋がりがある点に加えて
昨年のシンデレラの成功を受けた今、率直に言って、界隈からの視線は
すっごく「重い」と思うんだ。視線を送る側がそれを意識しているかどうかは
わかりませんけど。そしてそんな野暮な事を書くまでもなく、
作り手の側はそれ以上のものを感じているのは間違いない。

その中心に立つのが未来。いや、これ想像以上にしんどいよ。
ミリオンライブというコンテンツらしい「挫折」と「成功」、
根元からボッキリ折れてもう戻らない程ではない挫折と、
全てを手にして夢を叶えて満足しきってしまうほどじゃない成功

どんな風に体現していくのか。

書けば書くほど面倒な話になっていくし、無論アイマスの主人公である以上、
未来もいずれは春香や卯月同様の道程を歩む羽目になるでしょう。

なるだろうけどね。
コミック2巻の「歌もダンスも声援も、バッチリ全部揃ってる」
の件を読むと、なんだか「いいから安心してすっ転んで来い」って
言いたくなる(笑)。未来にはそういう突進力みたいなものがありそう。
それは春香や卯月には無かった、彼女の武器みたいな気がします。
もっとも、突進力がある分だけ転んだらもっと面倒なことになりかねないんだけど(苦笑)。

春香と卯月も、お役御免になったわけじゃない。
765やシンデレラが動く時は、他の誰を差し置いても
この子達が出てこなければ何も始まらない。
そしてこの子達はいつだって、無限の可能性を内包して
ステージに立ち続けなけりゃいけない
んだもの。

そうやって考えたら、「普通」っていうのが一番いいよね。
それが何より難しいんだって事を実感しちゃった身としては、
なんかしみじみ、そんな事を考えます(笑)。

そんなまとめで、主人公組はおしまい。
次回は主人公の一番近くで相対する子達のお話です。
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Author:赤ペンP
都内某所に潜伏し、ひっそりアイマスMADを製作中。表向きはうだつの上がらないサラリーマン。人生のモットーは、なだらかに昇りなだらかに落ちる放物線。

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