赤ペンPの添削日記
由無し事を徒然に書き連ねる日記。
09 | 2017/10 | 11
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"知る悲しみ"
随分と大仰なタイトルですが、開幕からいきなり
このフレーズが他の方の文章からのパクりであるという
身も蓋もない事実を白状しておきます(笑)。

さて、当の本人からリクエストされたのでエントリを書いたら
過去最高に酷い内容になってしまいました(苦笑)。

シーバスP


この動画を見た古くからのニコマス視聴者なら、
まぁ間違いなくこの作品に想いを馳せますわな。

メイP


まず最初に。
シーバスPには大変失礼な物言いになってしまいますが、
もしも「今」、この動画がサクッと5桁くらい再生が回るようなら、
それは多分、非常に困った状況なんだろうと思います。

だってこの動画、最近アイマスを知った人には
恐らくまるで機能しないはずですからね。


どこで目にした文章だったかすっかり忘れましたが、

「都会のコンビニで売られているシャケ弁は
 バカにして決して口にしない北海道生まれの人」


なんていう話がありまして。いや、北海道の人が
実際にそうなのかどうかは知らないよ?(笑)
"知る悲しみ"ってのをマイルドに説明する一例です。

知識や経験の蓄積は何物にも代えがたい財産であり、
またこの界隈は時に「他者に勝る知識量」という事実自体が
ある種のステータスとして機能することも多々あります。
故にそれをただひけらかすだけの人は往々にして
「老害」というレッテルを貼られたりするわけですが。

でも、人より多くを知り、経験しているという事は
同時にその人にとっての「枷」でもあったりする。
知らなければ許容できたものが、知ってしまったが故に
許容できない、満足できない、といった感じね。
知っているからこそハードルが上がる。容易に満足できない。

困った事に、それは単純な知識の欠落というだけじゃない。
例えばスポーツの過去の名選手を映像で振り返ることは
今でもできますが、それは記録に残っているくらいだから
「結果が見えている映像」でしかありません。

この選手がヒットを打つ。シュートを決める。試合に勝つ。
それがわかっていて見る映像なんて、「ヒットを打つかどうか」
「シュートが決まるかどうか」「勝敗の行方はどうなるか」
という状況で見るそれとは比較のしようがないわけで。

だからこそ、「その時代をリアルに過ごした事実」は
何物にも代えがたい体験になるわけであり、
代えがたいからこそ、捨てられないからこそ、
積み重ねれば積み重ねるだけ逃げられなくなる、と。

このあたりまでは一般論ってことで、そろそろ本題。

天海春香は何故アイドルマスターの主人公なのか。
そんな話を、2年前の「週刊黒いテスト放送」の中で
ちょっとお話しさせていただきました。

長くなるから結論だけ書けば、
「それは我々ファンが彼女をそこまで押し上げたからだ」
と赤ペンは考えています。製作者サイドが最初に定めた
設定だけだったら、決してそうはならなかっただろうと。

その原動力となったものって、なんだろう。
恐らくは無印のあのエンディングであり、
個性が無いと言われていた初期の頃の評価であり、
ニコマスの中に限れば黒春香だの白春香だのといった
一連の流れであり、他にも色々。

そういうあれこれを経た結果、今の天海春香がある。
私はそう感じています。だからあずさ派であっても、
「アイマスの中心に誰を置くか」と問われたら、迷わず天海春香と答えます。
動画を作る時はまた違うロジックで他のメンバーを置くこともあるけど。

で、天海春香が中心にいる限りアイマスは安泰であり、
故に彼女は常に誰よりも"アイマス"を多く背負うことになるわけさ。

「誰が背負わせてるか」って?野暮なことは聞きなさんな。

昔から天海春香を知る人が彼女を語る時に時折顔を見せる
「重さ」のようなものって、多分その辺に原因があるのでしょう。
最近見かけた表現だと「呪い」なんてのがありましたね。

それらの根源は、全て「無印時代まで遡る過去」に存在する。
だから、それこそアニマスあたりから入ってきた、つまりは
最初からあの位置にいる天海春香しか見ていない人にしてみれば、
それって恐らく理解できない感情であるはずです。

もちろんアニメや劇場版でも春香は相応に多くのものを
背負っているから、そういう人たちの中にも似たような感覚を
抱いている人もいるんじゃないかなー、とは思います。
思うけど、それは所詮「物語の要請」として背負ってるものだからなぁ。
そもそもその要請が何故天海春香に行くのか、って話だしさ、これって。

だからストレートに書いてしまえば、そういう人たちにとって
いわゆる古参の抱く感情ってのは「理解できないもの」であるはずだし、
我々にとってそういう経験や体験無しに同じ言葉を語られたところで
それは到底「理解できない」ロジックとなってしまう。

・・・こういう物言いをすると色々と言われそうですが、
そりゃ仕方ない。物事を全ての人が同じように理解するのは無理なんて
理屈としては誰にだってわかる話だもの。いざそれを自分の目で見た時に
上手い事対応できるかどうかは難しいっていう話でさ。

だから、「わからないもの」は「わからないもの」として
共感くらいはしておく、っていう距離感
でいいんじゃないかなと。
わからないからといって脊髄反射で反応してばっかりいたら、
そこには何も生まれず、ただ「断絶」が残るばかり。
「お前は何もわかってない」と「俺は何もわかってない」は
ワンセットみたいなもんですから。

ただ、古参の側の人間として言っておきたいのは、
そういう諸々をある程度知って共感しておいた方が、
古参の地雷を踏んで変に絡まれる悲劇を防げると思う(笑)。
共感した上で丁重に距離を置く方が精神衛生上健全でいられます。
何しろ、知っている事も知らない事も、それ自体は罪じゃないからねぇ。

私は「その頃」を「知ってしまった」。
それも、厳重封印してあるパンドラの箱を、周囲の静止を
振り切って無理やり抉じ開けて垣間見たわけじゃない。
そこにいたら自然に目に入ってきた風景だったわけで。

さて、話がだいぶズレてきた。
この話の正解はなんなのか、それは知りません。
別に自分の考えの正当性なんざこれっぽっちも主張しないし、
そんなもんは各自で考えてください(笑)。

という事で無理矢理動画の話に戻る。

先ほど「呪い」という言葉について触れましたが、
その「呪い」をかけたのは、他ならぬ自分たち自身です。
なんとなればアイマスが他のギャルゲーと違う事を主張するための
根拠として、あの春香のドーム成功ENDを引き合いに出した人だって
少なからずいたんだろうし。

そして呪いは、それをかけた術者の息の根を止めなければ
解けない仕組みになっているのはローファンタジーのお約束。

この動画には1匹たりとも蝶なんて出てきちゃいない。
少なくとも私にはそう見えます。
ようやく雌を見つけて交尾に持ち込んだはいいが、終わった途端に
頭からムシャムシャと食われて雌の養分となって終わる雄の蜘蛛。
hungryなのは、俺らじゃないって事さね。

「形はなんだっていい、人それぞれでいい」

最近、こんな事を言った人がいたそうです。
全力で、心から同意します。それは紛れもない私の本心。
そして――いや、「だからこそ」なんだろうけど――
その言葉は私の心を微塵も動かすことはありませんでした。

きっとこれは不謹慎と言われるのだろうけど、
それを聞いて真っ先に思い出したのは、あるマンガのセリフ。

「誰かが赦すンならね、それもよかったンでしょうや。
 ――誰かが赦してくれたンならね」


気になる人は「BLACK LAGOON」の"Fujiyama Gangsta Paradise"の章を参照のこと。
必ずしもこの状況に沿うシチュエーションのセリフってわけじゃないんだけどね。

だからメイPの動画の中で、春香は一度たりとも口を開いてはくれないんですよ。
それは無印(L4U)の春香だからできる事。2やOFA(S4U)の春香にはできない事。
無印と2nd Visionの間に厳然と存在する差異は、図らずもここに出てくるんだよね。
「アニマス的」なんて言葉で説明できるそれについては語ると長くなるので、
まぁ気が向けばどこかで語ったり語らなかったりしましょう。

余談。
動画を作る上で、「技術の有無」が取り沙汰される事があります。
それについては色々と考えがあると思うんだけど、
私はひとつ、「絶対に技術が必要な局面」ってのがあると考えていて。

それは、「誰かに何かを突き刺したい時」です。

変な話さ、明るく楽しい事を表現したい時って、
技術は無くても気持ちが乗っかる事ってよくあるし、
それが見る人に伝わってくれる事も結構ある。

でも、そうじゃない感情をただ気持ちに任せて乗っけても、
大抵は単に気持ち悪いだけになって、見る人に拒否されて
そこで終わるんですよ。それじゃ意味が無い。

目の前を両手で覆いながら、それでも指の隙間から、
どうしてもそれを見ずにはいられない。
その状況に持ち込むためには、絶対に技術の助けが
必要になるんですよね。

使うかどうかはさて置いて、赤ペンはそういう技術、欲しいですよ。
作りながらマイペースで学んでるから、まだまだ不十分だけど。
これだけやってきたんだから、1回くらいはそういう事、やってみたいじゃない?
以上、余談終わり。

さぁ、作られた方ご自身は、何をどこまで自覚していらっしゃることやら。
この文章に、最高に人の悪い笑顔を添えて、
シーバスPの動画の感想とさせていただきましょう(笑)。

しかし久々に酷い文章書いたなー。
ま、仕方ないか。リクエストされちゃったわけだし。

それより困るのは、この話を書いてたら動画のアイディアがひとつ
ポロッと落ちて来た事。いや落ちてきたんだけど形にするには
時間もないししんどいしで大変困ります(苦笑)。

ではまた自分の動画の作業に戻ります。
気がついたら美希の誕生日まであと1ヶ月だ・・・。
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Author:赤ペンP
都内某所に潜伏し、ひっそりアイマスMADを製作中。表向きはうだつの上がらないサラリーマン。人生のモットーは、なだらかに昇りなだらかに落ちる放物線。

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