赤ペンPの添削日記
由無し事を徒然に書き連ねる日記。
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それは受け手の側次第、かな
前回の続き。

みんながどこかで考えたであろうイメージが
形になっているゲーム
って、つまりどういうものなんだろう。

それは敢えて明示しないままに、OFAの総論めいた事を書きます。
とりあえず、シンプルなフレーズでまとめるとこんな感じかな。

「今、世に出すアイマスのゲームとして、すごくちゃんと作られていると思います」


「アイマスのゲームとして」

サラッと書きました。読んでいる人も全く疑問に思わないでしょう。

でも、無印時代から付き合っている人たちにとってみれば、
楽曲とか声優さんとかいう切り口も無くはなかったでしょうが、
アイマス2までは、もっと正確に言えばアニマスが始動するまでは、
やっぱりアイマスってのは基本的にゲーム(それも据え置き機の)で
あった
と思うんです。アケマスも据え置き機と言えば据え置き機(笑)。

アイマスのゲームって何だよ。アイマスはゲームだろ。

でも、今は違う。
ゲーム以外の展開も幅広くある。
なんなら765プロじゃない舞台だってある。
月に一度のDLCだけを心待ちにしていた頃とは、
足りないアイマス成分をニコマスとかに求めていた頃とは、
何もかもが様変わりした。その変化をどこまで許容するのかは
人それぞれだとは思いますが。

そうやって大きく広がったアイマス世界の中の、
765プロという13人のアイドルを抱える事務所で
みんなにアイドルたちと直接触れ合い、プロデュースを
体験してもらうためのゲーム。それがOFA。

前回の感想で「アニマス的だ」という話を書きました。
発売前から言ってたように、アニマスあたりからアイマスに触れて、
初めてゲームで彼女たちをプロデュースする、その人たちにとって
ちゃんと機能する、その人たちをメインターゲットに据えたゲームで
あって欲しいなという、そこは本当にその通りになっていると思います。

ゲームとして凄いかどうかといわれたら、細かい部分で色々と
気になる部分もたくさんありますよ。前回も書いたとおり、
この手のゲームの宿命として、ある一線を越えた瞬間に
「レベルを上げて物理で殴る為の作業」になるわけですし。

でも、
「楽しく遊べますか?」
と聞かれたら、「はい」と即答できる。

そういうゲームだと思います。

発売前、OFAは次のアイマスまでの「間繋ぎ」だと言われていました。
私はまったく持ってその通りだと思っているんだけれど、実際に遊んでみると
ゲームとしてはあんまりそんな感じはしませんよね。

なんで間繋ぎ感がないのか。
とにかくこのゲームは、今までのバンナムが頑なまでに
忌避していた
(私見、かなり誇張アリ)、

「ユーザーの方を向く」

という姿勢が、随所に感じられるんです。
感じ方や納得感は人それぞれではあると思うけれど。
・・・つまり、今までになかったものがそこにあったから
間繋ぎに感じられないというマジック(笑)。

「こういうのでいいんだよ by井之頭五郎」

そういう感覚を持ったベテラン勢、結構多かったんじゃないかなぁ。
我々が見たかったものを見せようとしてくれている。
もちろんこれも受け取り方に個人差はあると思いますが。

その是非にはもう触れないけど、アイマス2って
言ってみればものすごいギャンブルをしてたと思うんです。
今までにない、我々が想像すらしないような要素を
そこかしこにたくさん盛り込んでいた。

それに比してOFAは、手堅くしっかり作ってる。
アイマス2で取り入れた様々な要素をブラッシュアップして、
もう一度キチンとパッケージングしてる。
進化とか改善とかはたくさんあるけれど、
まるっきり新しい要素って、実はあまりない。

「僕らが見せたいもの」ではなくて「みんなが見たいもの」。

多分それが、OFAの根幹にあるコンセプト。
だから私は、このゲームはよくできた「間繋ぎ」だと思うんです。
っつーか、この手のゲームでそういうコンセプトが、恐らく初めて
ユーザーの眼前に提示されるというのもすごい話だと思うけど(笑)。

M@STERPIRCEという曲についての感想で、こんな事を感じて書きました。

あの曲は純粋な楽曲としては、派手な冒険を一切していない、
よく言えば王道の、悪く言えば面白味のない作りだと思います。
これを音系のニコマスPに聞いたら同意してもらえたので、
技術的、理論的にも実際そうなんだろうと。

でもこの曲には、あの歌詞と、メッセージが乗る。
それを届けるためには、骨太でしっかりした土台が必要で、
「余計なこと」はしない方がいい。

それができているから、あの曲に込められたものは
ちゃんと多くの人に響いているんだと思います。

ある意味では、劇場版もそうだったといっていいかもしれない。
私は見ていないけれど、参加された方の話を聞く限りは
SSAのライブもそういうものだったような感じがする。

あるべきところに、あるべきものが来る。
あって欲しいものが来る。

今年上半期のアイマスの基本路線だろうな、
なんてな事を感じたりもします。

で、ゲームとしてのOFAの在り様は、
作り手と受け手の現在の状況も示している気がします。

「アイマスはゲームである」という時代のゲームと、
「アイマスにはゲームもある」という時代のゲーム。


ゲームしかない時代だったから、プロデュース不可という事実が
キャラクターのリストラであるかのように受け取られてしまった。
ゲームしかない時代だったから、新しい試みや挑戦も全て
ゲームの中で、ゲームとしてやって見せなければいけなかった。

でも今は、据え置きゲーム機のソフトに全てを求めなくてもよい。
でも今は、据え置きゲーム機のソフトで全てを提示しなくてもよい。

それがファンの総意かと言えば「満場一致」ではないのだろうけど、
事実としてそんな状況になっている。現在はバンナム側にもファンの側にも
そういう気持ちの余裕みたいなものがあるのかなと思って。

それが最初のフレーズの冒頭にある「今、世に出す」という言葉。
ゲーム以外の場所からこの界隈に入ってきた人たちがたくさんいる、
ゲーム以外の選択肢がたくさんある、そういう時代に届けるゲーム。

・・・あ、バンナム側は多分「懐の余裕」もあると思う(笑)。
そして乱暴な話をすれば、そういう余裕がある時は
多少しくじっても何とかなっちゃったりするんですよ、往々にして(苦笑)。

ともあれ、ちゃんとしてますよ、OFAというゲームは。
私のOFAに対するインプレッションは、基本的にはポジティブです。
でも、そのポジティブの前提に、確実にネガティブな感想が
貼りついちゃってたりするわけです。仕方ないよ。
そういう時期を見てきちゃったんだもの。

例えば、今までと同じ事を悪意を持って書いたら、こうなる。

そりゃあファンの方を向いたソフトにするでしょうよ。
今この界隈が荒れてファンにそっぽを向かれたら、
そのダメージは9・18の比じゃないもの。
そりゃあこの内容ならみんな満足してくれるでしょうよ。
「全員がプロデュースできる」という事が売りになり、
喜ばれてしまう状況をかつて作っちゃってるんだもの。

そしてアイマスは再び、言葉にこそしていないけど「パラレル」という
魔法の呪文を唱えてしまった。この先このコンテンツは、節目を迎える毎に
同じ呪文を唱え、スクラップアンドビルドを繰り返すのかもしれません。
スクラップした時にファンが零れ落ち、ビルドした時にまた加え、
新陳代謝を繰り返しながら、多くの屍と血の上にそびえ立つ
理想郷
であり続けるのでしょうか。

・・・いや、同じ事を書いているつもりなんですよ、これ(苦笑)。
最後はちょっと方向性が変わっちゃったけど。

いずれにしてもOFAというゲームは、ポジティブもネガティブも
全部ひっくるめて、「アイマス2がなければ生まれなかったゲーム」です。
アイマス2で盛り込んだ新しい要素を見つめなおし整理して、
アイマス2でできなかった事、ファンに支持されなかった事を
見つめなおし整理して、改めてひとつの形にして提示している。

それが、最初のフレーズの最後の言葉です。

「ちゃんと作られている」。
自分の仕事を振り返る。
成功を認め、そこを伸ばす。
失敗を認め、そこを改善する。

アイマスでこの作業がされたのは、多分初めてでしょうね。
だからこの前の感想で「アイドルマスターPDCA」って書いたの(笑)。

そしてそれは、アイマスというコンテンツが
ある程度の「高さ」まで来た事の証左だとも思います。

その「高さ」に至っていないなら、何かを犠牲にしても
思い切った博打を打たなきゃいけない時だってある。
そしてその「高さ」に至ったなら、今度はそこから
落ちた時の事も考えなきゃならない。だって下手をしたら
その落下が致命傷になりかねないのだから。

先日の生放送で、「無難なソフトです」という言い回しをよく使いました。
無難な事をやってもよくなった。無難な事もやらなきゃならなくなった。
チャレンジしなくてもよくなった。チャレンジでコケるわけにはいかなくなった。

さて、どっちなんだろう。

アイマスは大きくなったね。
そしてその分、重くなった。

ゲームを楽しみながら、ポジティブでもネガティブでもない、
説明しづらい感慨がありました。

「アイマスは偶発的にできたカルトとしては最高峰である」
蝉丸Pの言葉に、私は大きく首を縦に振ります。
最初はそんな未来予想図も、そのための土台もないような場所から、
よくもまぁ、ここまで来れたよ、アイマスは。



さて、これは決してネガティブな発想じゃなくて
純粋な興味として思うんだけど、OFAがこういった形で
「2nd Visionの総決算」的なソフトとして認知されているであろう
現状を踏まえて、ゲームとしての「次の一手」をどう打つんだろう。
アイマス全体では色々仕掛けはできるだろうけど。

「ユーザーが見たかったものを見せる」っていう手段の次は、
「ユーザーが予想もしなかったものを見せる」しか手はないわけです。
そしてそこでしくじった実績がバンナムにはあるわけで(苦笑)。

手っ取り早いのは「新しいもの」なんだろうけど、
次世代の旗手であろうモゲマスやグリマスは、
「次の仕掛け」ではあっても、既に「新しいもの」ではない。
そもそも無印やアイマス2はおろかOFAのフォーマットに乗せるにしても
あの人数では物理的に無理なのはハッキリしている。
だからと言って現765プロ勢でもう1回、ってのもねぇ。

さて、どんな選択がされるのか。
それを目の当たりにする時期が来るくらいまでは、多分アイマスとの
お付き合いは続いているでしょう。だから楽しみにしたいなと思います。
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Author:赤ペンP
都内某所に潜伏し、ひっそりアイマスMADを製作中。表向きはうだつの上がらないサラリーマン。人生のモットーは、なだらかに昇りなだらかに落ちる放物線。

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