赤ペンPの添削日記
由無し事を徒然に書き連ねる日記。
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honesty
うーん、ビリー・ジョエル。

3月の頭に黄兎さんの生放送にちょいとお邪魔したんですが、
私が出る前に「動画を作る時に気をつけていること」みたいな
話があったようで、私にもその質問が飛んできました。

その時はなにしろ突然だったのでアバウトな回答しか
できなかったんですが、先日のエントリを書きながら
その質問への回答がまとまった感じがしたので、
ついでに書いてしまえと、要はそれだけの話。


カクテル7の後夜祭生放送でM@co.jPが出てきた時の事。
大トリを務めたあの動画に対して、本人の前で
こんなことを言いました。

<要約ここから>

前回、伊織でああいう動画を作った人が、
今度はやよいを引き当てて、こういう曲
(釘宮理恵「オレンジ」)を見つけてきて、
これなら前回の続きができるよね、ってなって。

言うたらカモがネギ背負ってガスコンロ片手に
出し汁を泳いで渡って来てるみたいな状況ですよ。
あまりに出来すぎのこの状況をみたら、俺は逆に
引いちゃう気がする。いくらなんでも仕上がり過ぎだって。
面白くないから別のことをやろうって。

そこをいけしゃあしゃあと「やれって言われた気がした」と
ふん掴みに行って、なおかつこういう動画を作っちゃうんだから
ずるいわー超ずるいわー。

<要約ここまで>

・・・本人、苦笑いしかしてなかったと思うんだけど(苦笑)。

掴みに行ってしまったからこそ作るのに苦労したであろう事は
本人もブロマガで書いているし、私も運営として一部始終を
見ています。「楽をしてるからずるい」という話ではありません。
それは誤解の無いようあらかじめ書いておいて。

唐突ですが今からたとえ話を書きます。
すっげー下世話なたとえ話です(笑)。
下世話な上に男性目線バリバリです。
でもたぶん私の考えを一番わかりやすく
噛み砕いたら、こういう話になるんですよねぇ…。

好きな女の子といい雰囲気になって、そのまま
夜になってコトに至ったとしますわな。
で、ベッドの上の彼女は一糸まとわぬ姿だったとして。

あなたは服とかパンツを脱ぎますか?脱ぎませんか?

脱ぎたくない、と時に思う気持ちはわかります。
肝心のモノに自信がなかったりとか、
そうでなくても弛んだ体、突き出た下腹、
あまりおおっぴらに見られたくないものがあれば
見せずに済めばそれに越したことはない。
実際そういう体型だったにせよ、そう思ってるのは
自分だけだったにせよ。

もちろん、たまには着たままとか脱げかけとかという
プレイも悪くありませんし(苦笑)、脱いではいるけど
見えないように背後からというのも悪くない(さらに苦笑)。
でもさ、相手だって恥ずかしいけど脱いでるのに
毎回こっちだけ服を着たまんまというのも、どうなの?

恥ずかしくても素直に脱いでおくべき時って、
絶対にあると思う。
そういう時にカッコつけたがっても、
傍から見たらカッコ悪く映るんじゃないかな。

…大変失礼いたしました(笑)。

ニコマスの黎明期は豪快に脱いじゃう人が多かったので、
私もそれに影響されている点は否めませんが、それにしても
そういうタイプ、「脱いじゃう人」って、相対的に
年々減っているような気がします。

いやいや、「昔は良かった」って話じゃありません。
っつーか頼まれてもいないのに全裸でそこら中を
闊歩する人がわんさかいる状況ってどうなのよ?(笑)
しかもさ、全裸であるが故に服を着ている人より
怪我をしやすかったりして、時にそういう光景すら
目に入っちゃったりするわけです。面倒な事この上ない。

ただね。
「常に脱いでる俺、ワイルドだろぉ?」
というのもアレな感じで困るんですが、
一方で脱がない事を絶対的な正義であるかのように
振る舞ってる光景は、やっぱり鼻についちゃう。
それ、あなたはカッコつけて決めてるつもりなんでしょうけど
全然そんなことありませんから、的な。

だから「いざという時」「最後の最後」で
「そういう気概があるかどうか」が大事
かなと。
普段どんな服を選んで着こなしている人であっても、
大事な時にそれを捨て去れるかどうか。

ぶっちゃけます。そこで損をしている人、
結構いると思いますよ。上から目線かつ
自分の理屈の押し付けで恐縮ですけど。

やろうと思った事を素直に、正直にやるという事。
決心したときにそれがやれるという事。

それが、自分が動画を作る上で気をつけたい事かな。

赤ペンPが作る動画って、「ご存じない技術」とか
「意外性のあるストーリー」とか、そういうものとは
あまり縁がないものだと自分では考えています。
持っているツールや積み重ねた経験なりの事は
やっているんでしょうけど、飛び抜けて凄い何かを
武器にしているわけではなくて。

だからこそ、素直にやるという事を大事にしたいんです。
多分そこを外してしまったら、自分の技術や筋立ての
シンプルさ、稚拙さを恥じてたら、ホントに何も残らない。

少なくともニコマスPとしての私は、人と違うこと、
人の考え付かないことをやって目立ってやろう、
みたいな発想は、あまりしなくなりました。
結果としてそうなる場合はあるかもしれないけど、
最初から変に斜に構えて意外なチョイスをしてみるとか、
それが自分には向いてない事は、ニコマスPとしての
この6年弱でよーくわかったよ(笑)。

だから開き直るんですね。
「こういうのが俺にはお似合いなんですよ」byゴローちゃん

確か黄兎さんの生放送では、大事にしている事として
「ゴールを決めてそこに向かう」的な話をしたと思うんですが、
そのゴールそのものも当たり前の場所で構わないし、
その道すがらで出会う別れ道でも、当たり前の選択というか、
選択肢として目の前に存在するものからちゃんと選ぶ。
自分で道を作って遠回りするという事は、あまりしない。
そしてそれを、自分で信じて疑わない。

それが、冒頭のM@co.jPとの話に繋がります。
そういうスタンスであるならば、目の前にあるものを
素直に、正直に掴んで目一杯放り込んだらええやん、と。
たぶんそれが自分の良さを生かす唯一無二の方法論なのに、
そこで一歩引くかも、と思った自分が少々悔しいわけ(笑)。

あの2つの作品を、もうちょっと言えば今になって
2つが連作として上がってきた事を見て、そんな事を
改めて感じたと、それだけのために延々と書いてみた。
ま、それが私の、残り最後までの仕事なんでしょうなぁ。
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Author:赤ペンP
都内某所に潜伏し、ひっそりアイマスMADを製作中。表向きはうだつの上がらないサラリーマン。人生のモットーは、なだらかに昇りなだらかに落ちる放物線。

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