赤ペンPの添削日記
由無し事を徒然に書き連ねる日記。
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お礼代わりって程のものじゃないけど
先日色々と書いちゃいましたが。

主催:ATP




改めてになりますが、選出頂いた皆様、
本当にありがとうございました!

ブログはもちろん、マイリストのコメントにも
全て目を通させて頂きました。

さて、本当なら私の作品を選んで頂いた方へのお礼参りと
マイリスコメントへのお返事をしたかったのですが、
諸事情があって物理的にもそれ以外のところでも、
全員の方に対してのお返事が難しい状況でして。

でも、何もなしというのも失礼かと思いましたので、
恐縮ですがこのエントリにて一筆書かせていただきます。
お返事と言うよりも、所信表明的なものになっちゃいましたが。


たった一人のある作品が、この界隈全体に対して
何らかの機能を果たす、といったシチュエーションは、
もはや考えづらいのがニコマスの状況です。
例えば今回の20選の結果を踏まえて、手描きアニメの作品や
人力ボカロが、量的な意味でこの先の界隈を席巻するかと言えば、
恐らくそんな事はないわけで。

作る側として技術的な面でそれが難しいのは
もちろんですが、そうじゃない部分でも、なんと言うか、
「多様化した価値観」がほど良いブレーキとなって、
作り手はもちろん、「○○でなくばニコマスにあらず」みたいな
受け手側の考え方を抑制してくれる、みたいな感じで。

それは今までもそうだったし、これからもそうなのでしょう。

その意味では、私も「ただのニコマスPの一人」です。
確かに人よりも長くここにいる手前、それなりに名前も
覚えて頂けているでしょうし、もしかしたらその分だけ
何か特別なものをちょっとだけ持っているのかもしれない。
でもそんなもん、界隈全体から考えれば微々たるもんですよ。
何千分の1なのかはわからないけど、要はそのくらいの力しか
ないわけで、できる事には限りがある。

でも、こうも思うんです。
何千分の1であっても、何らかの力を自分は有している。
決してゼロではないのだと。

一昨年、VRFへの参加を表明した時に、こんな事を書きました。
「誰か一人の参加者がイベント全体の成功を担うわけじゃないけど、
 一人ひとりの成功の積み重ねがなければイベント全体の成功はありえない」

それはこの界隈においても同じなのでしょう。

ぶっちゃけた話、現時点でわかっている事だけで考えれば、
ゲーム内の映像などを使って、いわゆるPVを作る人にとっては、
この先はあまり芳しくない状況が待っているはずです。
「映像に使える素材」は、枯渇する方向に向かうわけですから。

DLCはいつまで続くかわからないし、すでに旧曲の配信に
シフトしているようですから、新しい要素には乏しい。
アニマスは既に素材が出揃ってしまっているし、
「アニマスMADは見た目が同じようになっちゃうよね」
という、作り手の実情の飽和と、それ以上に受け手の側の
意識の飽和を超えて行かなければいけない。
シャニフェスやぷちますの素材は恐らく汎用性は高くない。

そもそも、この先アイマスが何か新しい展開をしても
それがこの界隈の追い風になる保障は一切ない。っつーか、
無かったところで我々「遊ばせて貰ってる側」が
何かを言える筋合いでもないわけですけど(笑)。

また、既に数年前から、ニコマスにおけるPVは
絶対的なメインストリームじゃなくなってるわけだし、
もっと言えばニコニコ動画におけるアイマスMADだって
メインストリームにいるわけでもありません。
そもそもやってる事は黒い話なわけで、その意味において
そろばんを弾けば、つぎ込んだ労力に見合うものが
あるかどうかなんて、ねぇ?

それでも、多分赤ペンPはこの界隈から足を洗うまで
PVを作る事をその主たる活動の拠点とするのでしょう。
だって、それが一番楽しいんだもん。
今更流行り廃りを気にしたってしょうがないし、このジャンルが
覇権を取ろうが衰退しようが何しようが知ったこっちゃないよ。

私が楽しくなくなればニコマスから離れていくのでしょうし、
その時には、そういう視点で自分とその界隈の歩みを
俯瞰しながら思い返すこともあるでしょう。私の事を
よくご存知の方であれば、赤ペンはそういう考察が
好物である事もご理解いただけると思うし。

でも、少なくとも動画を作る人として、今の私はまだ「当事者」です。
だから今年も、楽しい事をしていきたいと思っています。


自分で言うのもなんですが、私が作る動画はどう考えても
「今風」のものではありません。ご存じ無い技術も使ってないし
流行りの要素も入ってない。エッジの利いた映像表現や選曲もしていない。
何か奥深いメッセージを内包しているわけでもない。

それでもこうして多くの方に選んで頂けたという事は、
非常に嬉しいし、ありがたい事です。
だから、できる限りは続けて行きたいなと思います。

楽しく遊びたいから、楽しい事をやる。
自分に出来る事が限られているとわかっているのなら、
まずやるべきなのはそういう事ですよね、きっと。
その成果として、見てくれる皆さんにも楽しんでもらえるものが
作れたのなら、これに勝る喜びも報酬もありません。

まぁ、改めて書く事でもない自分の信条みたいな話に
なっちゃいましたが、20選で選んで頂いた皆様への
お礼の代わりに、この機会に書いておくことにしました。

そろそろ裏方仕事も佳境に入ります。
そちらも、皆さんに楽しんでもらえるように頑張りますので
どうぞ宜しくお願い致します。
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Author:赤ペンP
都内某所に潜伏し、ひっそりアイマスMADを製作中。表向きはうだつの上がらないサラリーマン。人生のモットーは、なだらかに昇りなだらかに落ちる放物線。

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