赤ペンPの添削日記
由無し事を徒然に書き連ねる日記。
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上半期20選・個別のあれやこれや<その1>
20選に参加しつつ、各作品に対してこういう形で
コメントを入れるのは、実質初めてです。
マイリストコメントは文字数制限がきついし、
2作しか選ばないとかいう時は個別の作品への
コメントじゃない話に終始しちゃいますもんね。

今回の選出にあたり、赤ペンはテーマというか枠というか、
そういうものを決めて選びました。みんなが知ってる有名な
作品から超ニッチな趣味の作品まで色々ありますから、
ある意味で選出基準に一貫性はありません(笑)。

んじゃ、2回に分けて色々書いてみまーす。


満竹林さん


時事ネタ枠。
MVPを1つ選ぶならこれかなぁ。

2011年下半期はコブラ。2012年上半期はボトムズ。
「なんでニコマスはハードボイルド方面に
 舵を切りたがるんでしょうね」

とは、当時会話をしていた某Pから出てきた一言。

今年上半期におけるアイマス最大のトピックスは、
あらゆる意味で猛威を奮い続けたシンデレラガールズの
存在である事は、疑いようのない事実でしょう。

その在り様的なものについては、
アイマスとしてとかソーシャルゲームとしてとか
いろんな文脈があって一概に結論付けするのは難しいけど、
少なくともこれまでのアイマスにはなかった
「物量戦で勝負」という価値観を提供した事と、
アニマスも終わって久しい今年上半期において、
「リアルタイムに動いている存在」という
非常に大きな役割を果たしているという2点は
押さえておくべきかなと赤ペンは考えています。

そんな中、twitterの呟きから生まれたこの作品。
元ネタをキチンと踏まえた上での絶妙の文章改変、
その似てる度合い(つまり似ていない度合いでもある)が
なんともマッチした銀河万丈チックなナレーション。

そして何より「いくらなんでもこの改変は吹かし過ぎだろ」
と思って周囲に話を聞くと「シャレになってない」と返ってくる
その内容。冗談抜きで腹を抱えて笑わせていただきました。
赤ペンはこれを見て「実際にプレイしなくてもいいや」って
思ったとか思わないとか。

それにしても元ネタとなったボトムズの予告編、
私もリアルタイムでちょっと見てた覚えがありますが、
どんだけ味のあるナレーションだったのかと(笑)。
最近のアニメの予告って、内輪ネタで終わらせつつ
次週の内容は映像以外に全く掴めない、なんてのも
結構多いだけに(必ずしもそれが悪いとは思いませんが)、
この重厚さは心地よく、だからこそ改変ネタが
いちいちツボにはまるんでしょうね。

そういう着眼点にも敬意を表しての選出です。
毎回何気に1枚絵もツボで好きです(笑)。


ぎょP


怒首領蜂P


ダンスPV枠として二人並べて選出ってのは
20選的にはありがちのように見えますが、
実は赤ペン、ぎょPの作品は1回しか選んでないし、
蜂Pは初めてじゃなかったかな。意外とレアケースです。
まぁ平気でトータル2作しか選ばなかったりする人なんで・・・。

ご存知の通り、私のメインの作風から考えたら
正反対の場所にいると言ってもいいこの二人とも、
卓球Pのラジオなどがキッカケで随分とやり取りを
させて頂くようになりました。そのおかげで、
作り手としての私自身の見識も、随分広がったように
感じています。

黒生の語りの時に以前話した事なんですが、
ニコマスの源流にあるのは、曲とダンスを使って
どんな動画を作るのか、っていう命題で、
それを異なる手法で追求し続けている代表格が
この2人って事に、恐らくなるのでしょう。

ただ、赤ペンはこんな風に思っています。
この2人を評するにおいて「シンクロが凄い」と
いう表現がよく使われるし、それは間違いないと思う。
でも、例えばしーなPのPrincess Bride!あたりをして
「自然」と評するのであれば、この2人は
「不自然」な映像作りをしているなーと。

カットを割りまくり、ダンスとダンスの結合点に
全く別のダンスのカットをフェードもなしに突っ込み、
カメラが変わるごとに踊っているアイドルが違ってる。
男性ボーカルだろうが女性ボーカルだろうがインストだろうが
その根底の姿勢は一貫している。

でも、その「不自然」が「違和感」にはならない。
むしろそれが「快感」になり、「フック」として機能してる。
そこが凄いなーと、二人の作品を見て毎回思います。
私もダンス動画を作る時、似たようなことを試しに
自分でやる事があるんですが、大抵の場合そのシーンは
ボツになっちゃいます。人が見る前に自分で見てて
気持ち悪くなっちゃうんだもん(笑)。
多分それも、積み重ねの賜物なんだろうなぁ。

ぎょPに仮組の段取りを質問したときだったか、
それともブログのエントリだったかで
「Longカメラの仮組素材でダンスを組む時が
 一番悩むし時間が掛かる」
って話を聞いた事があって、
その手法を自分で取り入れて痛感しました。

きっとここでのトライアンドエラーの数
最後の完成品に生きてくるんだろうし、
どれだけ単純作業に時間が掛かっても、この部分を
疎かにしないからこそのあの動画、なんだろうなと。

蜂Pに関してはこぼれ話をひとつ。
昨年のVRFの赤ペンステージで、全ての動画が終わった後で
テロップを流して「カクテルかよ!」というオチを
付けたんですが、実はあれ、自分の次のステージが
誰なのかを見て、やるかやらないかを決めようと考えてて。

自分のステージで思惑通りの空気を演出できた場合、
その雰囲気をそのまま引き渡すべきか、一度断ち切るべきか。

で、次のステージが蜂Pに決まった。
その瞬間、テロップを入れるのは即決でした。
蜂さんにそんなパス出しは不要。
俺は俺で自分のステージをキッチリ完結させよう。

直前生放送の「赤ペンPは前座」っていう発言、
無論冗談なんだろうけど、実は赤ペン、蜂Pの前という
出番を聞いて、それまで以上に気を引き締めて動画を作ってました。
ショボい前座じゃカンタンに優勝者に喰われちゃうからね。
少々歪んでるけど、赤ペンなりのこの人へのリスペクトです。
もちろん、こういう物言いがお気に召さないだろう事も含めてね(笑)。

手法や色は違う二人ではあるけれど、これからも
「理屈抜きで楽しい動画」の担い手として、
見る人を楽しませて欲しいなぁと思います。


ひけふP


音系動画枠。とは言うものの、曲に加えて
この映像もすごく好きでしてね。

確かこの動画が上がった時に「アレンジがOut Runみたい」
なんて呟いた記憶があって、実際このアレンジは好みなので
聞いていて心地いいんですが、アレンジ元が「蒼い鳥」ってのも
ポイントかな。重い原曲を疾走感のあるアレンジに乗せる、
そのギャップがいいのかなぁ。

で、ひけふPの動画ではお馴染みのこのキャラクターたち。
これが非常に味わい深くて好きなんです。ええ。
ダルマさんが転んだローディングもすっげー好きでした。

メカ千早、というかアイドルにHMDをつけて「電脳世界色」を
前面に打ち出す手法はすっかりおなじみですが、
それをあのシュールな線画で、メタ的な要素無しに
完全にメカであるって感じの表現で描かれてるのが妙にツボで。

シチュエーションとしては、出来上がったばかりのAIに
言語をインプットしてる、みたいな感じなんだけど、
そこに出て来る単語があまりに脈絡がなくて面白い。
しかも曲が「蒼い鳥」なのに、このアレンジに合わせて
テンポよく流れていく。

どういう基準で言葉を選んだのかひけふPを問いただしても
多分正解じみた答えは聞けなさそうな気がする(笑)。
というか実際のところ人間の頭の中なんて
そんなものの積み重ねで出来ているのかもしれませんね。
ひけふP自身がどんな意図を持っていらしたのかは
わかりませんけど、なんか曲のアレンジと絵が妙に
ツボって結構リピートして聞いてました。


新幹線と腕相撲をするおじいさん


音系動画枠その2。
Funkotとはインドネシア原産の高速ダンスミュージックの
総称だそうですが、「Funky Kota」「Funky House Kota」
などの呼び名もあったり、ジャンルというよりは
リミックスの手法である、という定義付けもあったりと
なかなか難しい側面がるのは音楽ジャンル論議の定番。

お恥ずかしい話ですが、Funkotというジャンルは
この一連のシリーズで初めて知りました。いやーいいね。
言葉は悪いけど、チープなシンセサイザーの響きや
金属音チックに鳴るリズムのなんとも言えないノリの良さが
もたらす軽い中毒みたいな感覚。

詳しくない人に説明するとき、「要はこーゆー音楽」って
曲を聞かせたら、多分一発で分かるってのはすごくいいよね。
おかげ様で片っ端からFunkotアレンジの動画を
マイリスするのが日課になりました・・・。
ついこの前ははらみーの狙い撃ちもFunkotの毒牙?にかかって
また面白いサウンドになってましたなぁ。

時々こういう単純だけどノリのいい音楽を
無性に聞きたくなることがありまして。
ちょっと明後日の方向に話が行きますが、実は赤ペン、
李博士(イ・パクサ)とか好きだったんですよ(笑)。
ポンチャック、一瞬だけ日本で流行りましたねぇ・・・。
K-POP隆盛の今こそ再評価されないもんかと・・・いや無理か・・・?

さて、上半期だけでもFunkotMIXのアイマス楽曲はいくつかあって
例えば別の方が作られたやよいのきゅんパイアも好きだったので
どっちにしようか迷ったんだけど、きゅんパイアはまだ
こういうリズムが自然に馴染みそうな楽曲だったので、
「Funkot万能説」が漂う組み合わせのこの作品を選んだ次第です。

でもこれ、映像乗っけるの大変そうですわ(笑)。
少なくとも赤ペンの作風ではキッツいわー。

1回目はここまで。
次回に残りの作品についてコメントしますー。
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Author:赤ペンP
都内某所に潜伏し、ひっそりアイマスMADを製作中。表向きはうだつの上がらないサラリーマン。人生のモットーは、なだらかに昇りなだらかに落ちる放物線。

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