赤ペンPの添削日記
由無し事を徒然に書き連ねる日記。
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Standing on the top of this world
タイトルはVAN HALENの曲をちょっともじりつつ。

書くネタが無い時のセキュリティブランケット、お気に入りの作品集のお時間でございます。
じゃあ書くな、という意見に関しては華麗にスルー

今回は誰もが認めるTop of Topのプロデューサーの皆様の作品から1作品づつピックアップ。
選んだプロデューサーの方や作品は完全に私の独断なのであしからず。という事で、
趣旨としては作品のご紹介ではなく、私の好みのご紹介という意味合いになりますね。

最初にお断りしておきますが、ここでは敢えて素人目線&意見丸出しで、
主観的に感想を書いてます。有名な作品ばかりだし、既に総合的な賛辞の言葉は
多くの方が書いていらっしゃるでしょうから、今更私が何かをふつーに語っても面白くない。

イチローの言葉を借りれば、「魚に『泳ぎが上手ですね』という褒め方はしない」。
と言いながら私の文章は「お、尾びれのしなりが素敵ですねっ」程度のものなんですが(笑)。

ともあれ、「技術」というわかりやすいキーワードを使いつつ、作品に特化した視点から
完全に自分の好みに走って書いてみました。その辺はあらかじめご承知置きを。

さて、わかむらPとえこPの作品については、以前のエントリでちょっと言及しているので、
さくっといきましょう。急激に律子分が高くなったこのブログ、皆さんいかがお過ごしでしょうか?



実は先日発表された「WAKAMURA RECYCLE」に関して、ちょっと別の話を書きたいと思ってます。
それは次の機会に改めて。
新宿歌舞伎町、ゴールデン街、70年代的な匂い。言葉にすると多少陳腐かもしれないけど、
とにかくそういう空気が大好きです。そしてそれまでの作品のイメージから、まさかこの人から
この世界観が出て来るとは思わなかったし、正直わかむらPへの印象が変わった(笑)。
ストレートに書いちゃうけど、わかむらPの作品に限らず、単に上手かったり綺麗だったりする
だけの作品より、こういう「匂い」というか、そーゆーものが漂ってくる作品の方が、好き。
それでいて押し付けがましいと、ダメ。難しいもんですね、人の好みって。
そこで必要なのは、世界観を表現するための技術。言葉を使わずに見ている側に
「ああ、そういうことなのね」と理解させる技術。作品に紐づく技術。



基本的に「他所の人」である私にとっては、賛否両論巻き起こるくらいの作品の方が刺激的で好き。
だからこの作品、ってのも確かにある。でももっと大きいのは、なんだかこの作品からは
「飛び越えてやるぜ!」っていう心意気が一番伝わってくるところ。
生み出される作品の色がどれだけ見た目に違っていても、その根底に変わらず流れてる、
アイマスや個々のキャラクターや曲が持つ世界観とはまた違う場所にある何か。
「作り手の世界観」って言ったらいいのかな、それが感じられるのがいい。だからあれだけ技術の
凄さが伝わるのに、その技術に振り回されている感覚が全然ない。具体的な形はないけれど、
確かに自分の内側にあるものを託して、映像にして、伝えるための技術。それは作り手に紐づく技術。

では、あと2作品ほど。



ぶっちゃけた話、最初にコレを見た時は、正直心に引っかかる部分はあまりなかったんです。
でもデキはいいし再生数も多いから気になって、後で冷静に考え直してみる。
ゲームと楽曲の関連性は一切ないはずなのに、最初からあのダンスはこの曲のために用意され、
この曲も3人のために作られたものにしか見えない。つまりこの動画は、この3人が歌うこの曲の
PVにしか見えない。
それは何故なのか?

それはあらゆる要素が突出せずにバランスよく調和しているから。それも恐ろしく高いレベルで。
あるべきところに、あるべきものが、あるべき姿で、ある(ように見える)。
結果そこに広がるのは、強烈な自己主張はしないけれど、図抜けて安定した揺るがない世界。
CA職人がこの動画の上でひときわ自由に飛び回っているのは、その安定感ゆえだと思うんです。
何を入れても、多少のことではビクともしない。それどころか、どうせ何かを入れるのなら、
この世界に負けないくらいのすげーものを作りたくなるんじゃないかな。相乗効果ってヤツですね。

無意味と知りつつ敢えて比較すれば、「アイマスMAD」という公園の中において、先ほど挙げた
わかむらPやえこPの作品は、造りは違うけど共によく出来た公園の遊具。対してしーなPの
この作品は、クッションのよく効いた芝生の広場。そんな感じなのかな。
裏に回って素材を前に出し、生かす技術。目立たない事で際立つ、押し付けがましさのない技術。



さらに無意味と知りつつ同じ例えをするならば、RidgerPの作品は公園の回り方を丁寧に、
誰もが楽しく遊ぶために解説してくれるガイドライン、でしょうか。

言葉は悪いけど、もしもこの作品が、曲の尺に合わせて普通に始まり普通に終わっていたら、
単に「とてもいいデキですね」って話で終わってたと思います。ところが。

いきなり違う曲の、それもラストの部分から入るオープニング。その違和感をわずかな時間で
払拭し、「今ここで何が行われているのか」を見ている人に的確に伝え、それぞれが頭の中で
イメージを膨らませたところに飛び込むイントロ。選曲からタイミングから、ただ一言、絶妙。

もう見る側は逃げられないし、逃げるつもりも起きない。最後まで作品の中に引きずり込まれ、
そして終わった後には冒頭のシーンが、元の動画を見ていた人だけのお楽しみにとどまらず、
未見の人に向けた誘いに早代わり。少なくとも私は、そのお誘いに乗った一人です。
曲や動画の尺の中には留まらない、点ではなくて線の発想。頭の中に描いた明確なシーンを
的確に切り取り、それを映像という形にして伝える技術。見る側のイメージを呼び起こすための技術。


「技術がある」ってよく言うけど、それはいったいどんな事なんだろう。
技術さえあればみんなが見てくれるってわけじゃない事は、皆さんもご承知の通りです。
もちろん私にもわからないことだらけ。だからわからないなりに、私がそれぞれの作品から
一番強く感じたものをそのまま言葉にしてみました。具体的な言葉にしたら、考え方のヒントが
どこかに転がってるかもしれないし。
客観的なプロデューサー総論ではない、主観に基づく文章なので、言葉足らずや底の浅さ、
視野の狭さに関しては何卒ご容赦を。

それにしても、なんつーか、上を見たらホントにキリがないよねーアイマスMADって(苦笑)。
この記事に対するコメント

上を見たらキリが無い・・・のは確かですが、問題は
「何処の上を目指しているか」
が大事だと思う今日この頃。
「この動画を目指したい!」と思った時にセンスや技量が同等だったとしてもソフトの差で作れる動画等も決まってくる訳で。
だから自分的には
「持てる技量とセンスとソフトで自分しか表現できないモノをつくりだしてやる!」
という気持ちで動画を作っております。
そんなわけでプロ並みの製作環境の人の動画は参考まででとどめるようにしております^^;
まーセンスで負けてたら意味はないですがw
【2007/12/07 01:23】 URL | 名前は伏せますけどたぶん知ってるP #- [ 編集]


ずーっと上を向き続けるのは疲れるので、
たまには斜め上を見たりして、
でも意外と右下(バカ渋)の方に、1等宝くじが落ちているかもしれませんよw

P.S
バカ渋って、わかる?w
【2007/12/07 02:51】 URL | た #mQop/nM. [ 編集]


> 多分知ってるP様
あーこれから書こうと思ってた話を(笑)。
そう、上を見たらホントにキリがないし、そもそも条件が違う中で
じゃあどの辺の何を目標にするのか、って事なんですよね。
まぁその辺りは追々って事で。

> た 氏
むしろ小島預かりを狙うのもよいかと。
私の動画は基本的に「シブ知」ですわ(笑)。
【2007/12/07 12:08】 URL | 赤ペンP #Td/ILGRk [ 編集]


あー、そうそう。そういう各製作さyさんのベクトルの話を聞きたい~
そういうわけで、次はそこらへんを掘り下げてくださいw
【2007/12/08 01:14】 URL | きつね #- [ 編集]


> きつねP
掘り下げろったって大変なんだよ(笑)。
まぁ、今後は一人の製作者や作品に焦点を当てる形で
何か文章書いてもいいかなって思ってるんで、リクエストあったら
こっそり教えてくれるとありがたいです。ご要望通り行く可能性は
低いと思われますが(笑)。
【2007/12/08 01:38】 URL | 赤ペンP #Td/ILGRk [ 編集]

 通りすがりのものです。
 はじめまして。お噂は漠然と聞いていましたが、恋愛症候群の作者さんであることは最近気付きました。

 さて。変な話ですが。

 うちの職場ではニコニコはロックされてて見れないので、その状態でPV紹介記事を読むと、わけがわからないこともある。でも、どんなPVだろうと想像しながら読むと、それなりに新鮮で楽しいのですw。そういう理屈でこのブログを読ませていただいて、凄-く楽しかったので、足あとを残させていただきました。特にこのエントリーは最後のRidgerPの作品だけわからなくて頭を捻ったので印象に残ってます。なるほど「L」ってそういう作品だったんだなと、今自宅で答えが分かって思わず納得しましたw。

 意味不明ですみません。ではでは。
【2007/12/15 01:27】 URL | zeit #mQop/nM. [ 編集]


> zeitさん
どうも初めまして。そのお名前、どこかでお見かけしたような・・・。
さて置き、お褒め頂き恐悦至極です。
「面白そうだから見たくなる説明」と、
「よくわからないけど確認してみたくなる説明」って
どちらも書いてみたい文章だったりするので、むしろ実践して頂き
ありがとうございます!というのが本音です。
これからもたまにそういうのを目指してご紹介をしたいなぁと
思ったりしているので、お暇なら是非お立ち寄り下さい。
【2007/12/15 13:12】 URL | 赤ペンP #Td/ILGRk [ 編集]


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Author:赤ペンP
都内某所に潜伏し、ひっそりアイマスMADを製作中。表向きはうだつの上がらないサラリーマン。人生のモットーは、なだらかに昇りなだらかに落ちる放物線。

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