赤ペンPの添削日記
由無し事を徒然に書き連ねる日記。
09 | 2017/10 | 11
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Survival Championship 30 seconds 回顧


ところで、皆さんお気づきですか?このレギュレーションの狡猾な罠に。

普通に作品を見比べて投票する、品評会的な審査が許されるのは、実は決勝だけ。
1分の時間があれば、部分的に気になる点があっても、まぁ全体的な印象で判断しますよね。
つまりその人自身の好みで普通に作品を評価できるはずですし、また決勝なのだから
単純に「これこそ優勝作品!」と感じたものに投票すればOKなわけです。

一方の1次予選では、見えている部分のデキにしろ、見えている部分から期待できる
今後の展開にしろ、15秒という限られた時間で初見の作品を判断しなければいけない。
いわゆる「出だしを見たけど面白くないからジェノった」→「後で全部見たら面白くて俺涙目」
的な展開(あるいはその逆も)が発生することを考えなくてはならないわけです。

そしてセミファイナル。
ポイントは「予選で見せた15秒」もセミファイナルの視聴時間に含まれる点。
そして残りの15秒は、予選分の映像の前後どちらに振り分けても構わない点。

視聴時間は確かに延びましたが、そのうち半分は既出の映像。新しい映像部分は1次予選と
同じく15秒しかありません。新しい仕込みや仕掛けに使うには、決して長くない。
だからここで審査するべき点は、新しい部分のデキよりも、それをいかに既出の15秒と
組み合わせて見せるか。
私は今回、そこをまず重視したいと考えていました。

最初の15秒でいきなり見せ場を持ってきてしまった作品は、その盛り上がり前後のシーンを
付け加えなくてはならないので、印象や驚きが薄まる可能性があります。
見えていない15秒を期待させた作品は、その期待に足るだけのものを見せておかないと
ここで飽きられるかも知れません。決勝までまた引っ張られても待たないよね、普通。

最初の15秒のイメージを、さらに膨らませられるのか。あるいはいい意味で裏切れるのか。
一発のインパクトだけで序盤を勝ち抜けても、ここから先は徐々に総合的なポテンシャルが
問われる戦いに変わる。それは作り手のみならず、視聴者にも突きつけられた命題。
・・・江頭P、狡猾だなぁ(笑)。

さて、ではセミファイナルを振り返ってみましょう。
前回同様、純粋に30秒だけを見た感想です。ちなみにこの文章を書いている時点では
まだ決勝の1分Verの動画は見ていません。その点はあらかじめご了承ください。



今回はブロックごとの順位が発表されていませんので、表示は番号順に。
1次予選での番号と通過順位も併記してあります。

<SF-Aブロック>

決勝進出作品
SF-A-3 <C-1・WC2位>
SF-A-4 <B-5・Bブロック1位>
SF-A-5 <B-2・Bブロック3位>
SF-A-7 <A-10・Aブロック1位>
SF-A-8 <C-8・Cブロック1位>

赤ペン投票:SF-A-3


1次予選各ブロックのトップ通過作品が集まったSF-Aブロック。そしてその全てが決勝進出。
15秒の見せ方に秀でた作品が、30秒になってもその強さを見せ付けた格好ですね。

悩んだ。いやー悩みましたこのブロック。だいたい基本的にはマイナー志向の私に1位通過の
作品3つからどれか選べと言われても・・・というただの嗜好の話はいったん脇にのけといて。

まじめな話をすると、15秒→30秒の組み合わせ方が、よく言えばみんなちゃんとしてたし、
悪く言えばそこが強く印象に残る作品が私的にはなかった、というのが悩んだ理由です。
一部とはいえ一回は見ている作品ばかりだし、予選の段階では私の好みに合った作品は
みんなSF-Bブロックに行っちゃってて、直感や反射で投票ってのも正直難しかったです。

そんな中で自分の1票を選択。結局1位作品じゃなくWC枠から選んでるよ。
1次予選の感想であんなこと書いたけど、私もやっぱり小鳥さんは好きだ(笑)。これまた同じ
ブロックで被った曲からこちらを選んだ理由は単純。人数がたくさんいて楽しそうだったから。
これは両作品の比較に限った話ではなく、投票や評価に際する自分の中の基準のひとつです。
そして2作とも決勝進出ってお前らどんだけ小鳥さんが(ry


<SF-Bブロック>

決勝進出作品
SF-B-1 <C-4・Cブロック2位>
SF-B-2 <B-9・Bブロック2位>
SF-B-4 <A-4・Aブロック2位>
SF-B-9 <C-3・WC9位>

赤ペン投票:SF-B-2


こちらは各ブロック2位の作品が集結、そしてこれまた全作品決勝進出。
SF-Aブロックを見終わった時点で、前述したように好みの作品がこっちのブロックに
固まっているのはわかってたし、選ぶのはかなりキツいんじゃないかなぁと思っていたんです。
でも投票する作品は、1回目の視聴で何のためらいも無く決まりました。

やるなぁ西遊記!沙悟浄紹介の尺の分だけを一次予選映像の後ろに、残りを前に回す時間配分。
そして最後に残ってるのは猪八戒です。ブタです。明らかにオチです本当に(ry。
しかも春香が沙悟浄っすよ。こう言っちゃ失礼だけど、猪八戒を春香にしてお茶を濁しときゃ
多分安牌
なのに、それをしなかった。では果たして猪八戒役は誰なのか?そりゃ気になりますよ。

もちろん最終的な評価は、決勝で明らかになるであろうそのオチと全体のデキ次第。
誰を配役してもそのファンから怒られるだろうし(笑)、単品のフルバージョンを見比べたら、
私も他の作品を上位に選んでるかもしれない。私も決勝で投票するかどうかはわからない。
でも、「このレギュレーションの中で決勝まで勝ち残る」という観点に立ち、作品の完成度に
加えて「選ばせる工夫」を意識した作りをしていた(そして実際に勝ち上がった)という点で、
この作品は群を抜いていると思います。結果はどうあれ特別賞くらいはあげて欲しいなぁ。


<セミファイナルの感想>

ブロックごとの感想で触れたとおり、一次予選の各ブロック上位6作品がそのまま決勝に進出。
各ブロックで3位だった作品の枠をワイルドカード勢が食い合うにとどまる、極めて順当な結果。

展開的にはワイルドカード勢の大逆転があった方が面白かったんですが、上位6作は単品でも
普通に初週5桁超えのポテンシャルを持った動画でしょうから、このレギュレーション下でも
そういう作品を出し抜くには、余程戦略的に優れた工夫をしなければいけないって事ですよね。
個人的にはSF-B-2を高く評価しているように、「普通にいいデキの映像を長く見せた」作品より
色々工夫した作品の方が好きなんですけどね、こういう大会では。

ともあれ、その一部だけを切り取って比較しても、他と違う何かを見せることの出来る動画。
作り手としていい教科書になると思ってます。

1次予選の時に書いた「ガチ優勢」の流れは相変わらず。と言うか、このレギュレーションは
ネタ動画で押し切るには甚だ不利だったかもしれません。勝ち抜けるためにはネタの
チョイスや時間のコントロールなど、相当高いレベルの構成能力が必要な気がします。

決勝に食い込んだワイルドカードは2作とも「ガチブロック」との評判が高いCブロックから。
粒揃いで上位作品が平均的に票を集め、一方残りのブロックは上位が集中的に票を集めた結果
このブロックからの選出作が多かったのかなー、と仮説を立てています。

しかしそのワイルドカード枠でかなりの数を占めていた春香メインの作品が、軒並みここで脱落。
票が割れちゃったことももちろん影響していると思いますが、非常に興味深いのは、
その中で残ったSF-B-9。実は1次予選でワイルドカード9位。言葉は悪いけど最後にギリギリで
滑り込んだ作品であり、しかも明らかに他の作品とは作風が違ってた点。

某サイトさんでこんな特集をされていて、かく言う私もそういう視点で作品を作って
ここで紹介を受けてたりするわけなんですけど、これはちょっと面白いですね。
「勝ち残る」という観点から言えば「人と違うことをする」のは手法として当然ですから
何らかの結論付けは早急に過ぎますが、今後も注目してみたい流れのひとつではあります。

私的な感想を付け加えるなら、そろそろ「自分の好みと結果の乖離」が出始めています。
えー、この作品落ちちゃうんだ!え、これが勝ち進むの?これが勝ち残る(/落ちる)のは
明らかにこれが理由なんだろうけど(/まったくわからない)、それは確かにそうだよね
(/ちょっと理解に苦しむなぁ)みたいな。
言葉にすると、ポジティブなものもネガティブなものも混在しちゃいますねぇ。

あくまで私個人の一方的な考えや好みなので、詳細の記述は控えさせて頂きますが、
皆さんも多少はそういう部分ってあるんじゃないかと思います。で、その乖離っぷりも込みで
色々深く考えてみるのはかなり面白いですね。あー俺の好みは今のアイマスMADの流れには
合わないんだなーとか。あ、それはそれで作り手的には困るのかも(笑)。
ともあれ、流行情報は日々変わっていくものです。

また、予選敗退の作品の一部が単品で上がってきはじめました。自分の投票に対する
「答え合わせ」をしてみるのも面白いですし、「自分ならこうしたのに」と考察することは
作り手としてとてもいい勉強になるんじゃないかな、と考えてます。


さあ、泣いても笑っても最後の決勝戦。私もこれから投票に行って来ます。
最初に書いたとおり、決勝は今までの理屈や分析をぜーんぶリセットして、純粋に見比べて
心に残った作品を選びたいと思います。皆さんも是非投票を!
この記事に対するコメント

>>2作とも決勝進出ってお前らどんだけ小鳥さんが(ry
じゅりきちー!俺だー!けっ(ry

まぁ、週間アイマスランキング上位と変わる点は
この投票はアイマスMADが好きな人の投票ってことであって
フォルゴレがチャンピオンシップにでてても
おそらく残れないんだろうなぁって点がやっぱりおもろいかな
【2007/12/04 00:57】 URL | た #- [ 編集]


> た 氏
お約束の反応どうも(笑)。
全くその通りで、良作が必ずしもここでは生き残れないってのが
江頭Pの仕掛けなんだと思うんですわ(対視聴者って意味で)。
まぁケンカするわけじゃないからアレだけどね。
あ、まだ決勝見に行ってないや・・・。
【2007/12/04 02:08】 URL | 赤ペンP #Td/ILGRk [ 編集]


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Author:赤ペンP
都内某所に潜伏し、ひっそりアイマスMADを製作中。表向きはうだつの上がらないサラリーマン。人生のモットーは、なだらかに昇りなだらかに落ちる放物線。

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