赤ペンPの添削日記
由無し事を徒然に書き連ねる日記。
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File-EX07-06:「VerRockFestival 2011」
よーやくラスト。

30分という持ち時間の中で、何か企画っぽい事をしたいなー。
もしくは、全部の作品をキチンと筋立てて並べたいなー。


去年のVRFの後で、なんとなく「もし自分が出ていたら」と
想像したのが、こんな感じのステージでした。
それは今回、結構実現できたかなーと思っています。
実は他に「赤ペンの動画が一切流れないステージ」
ってのも考えたんですが、さすがにこれは違う意味で
実現するのが大変なので却下(笑)。

さて、今回の構成は今まで書いてきたように、
事前に見えていた制約の中で一番ベストと思われる方法を
自分なりに選んできた結果ではあります。
ただ、そういう事とは別に、是非やっておきたい事が
元々あったので、自然とそれに沿うような流れに
なった部分というのもあるんですね。

それは何か。一言でいえば
「昨年下半期の決着戦をやっておきたかった」
という事になります。


2010年下半期といっても、具体的にはこの2作。





すなわち、例の騒動の後に上げた作品です。

「BELIEVE IN LOVE」は9月に入ってから、
持っていたアイディアを形にし始めて、
仮組の目処がついたところで9・18を迎えました。
そこで発表された仕様変更により、動画の内容の
前提となる条件が変わってしまい、それを受けて
細かい修正を加えつつ、結局完成が
10月末まで伸びてしまった作品です。

最終的にはちゃんと落としどころを見つけて
形にする事は出来ましたし、出来た作品に対して
不平や不満がたくさんあるという事でもない。
時間が掛かっちゃったことも気にしてはいない。

これは年末に改めて書こうと思うんですが、この時期って
この作品という事ではなく、「動画を作る」という
行為そのものに救われてる部分もありましたから、
それ自体はいい事だったとは思うんだけど。

でもね、なーんか引っ掛かるというか、
釈然としない部分があったんですよね。

それがなんなのかはまだよくわかってないし、
わかったとしても多分ここで書けるような内容では
なさそうな気がするんですが(苦笑)、ともあれ
定番デュオ3部作として考えていたやよいおりの動画は、
どこかでもう一度形にしたいなーと考えていました。

なので、この作品で使っていた手法はかなり多く
今回のセットリスト内で使っています。
まぁ、考える時間が惜しかったってのもあるんだけど(笑)。

そしてステージでも使った「Are you gonna be・・・」。
ブログのエントリにこそしていませんが、
ラジオや生放送などで時折語っている通り、
この動画を作っているモチベーションとして
「色々あるけどさ、みんな竜宮小町を応援しようぜ!」
みたいなポジティブな感情が薄かった事は否定しません。
(さすがに皆無とまでは言いませんけどね)

あのアイマス2の仕様変更を見て、
そこから先の情報展開の鈍さを見て、
そこに含まれる意図や目的を推察するに、
とてもじゃないけどアイマス2における彼女たちの
扱われ方に対して、楽観的な憶測はできなかったよ。

だからこそ徹頭徹尾作りきれた部分もあるんだけど、
それはそれとして、上げた後の皆さんの反応を見て、
すごく考えさせられたんです。具体的には、

「これを見てアイマス2を買う事にした」

といった趣旨の発言。動画のコメントにもあったし、
直接そういうお話を伺う機会もありました。

自分が作った動画を見て、そこで使われた楽曲が
気に入ってCDを買いました、みたいな話は
それこそ動画製作者冥利に尽きる事で、ある意味で
その究極が「これを見てアイマス買いました」という事に
なるんだろうと思います。

だから、普通ならこういう発言は喜ばしいものなんですよ。
でも、何しろこちらはそういう心情だったわけじゃない?
嬉しかったです。でも、複雑でした。
積極的に応援したくはないけれど、でも率先して
ネガキャンをしたいわけでもなかったし。

「勇気ひとつを友にして」の歌じゃないけどさ、
太陽に近づこうと頑張れば頑張るほど、日差しは強くなり
羽を固めた蝋は溶け、頑張った人ほどより高い位置から
落ちていって、手酷く怪我をする、的な。

もちろん動画を見てくれた人それぞれの感想は
私が肯定も否定もするべきものではありません。
ただ、それを見て私の方が逆に色々と考えたというか、
考えさせられたというか、なんというか。

それは単なる自意識過剰の杞憂かも知れない。
そうじゃないかも知れない。そこはわからない。
ともあれアイマス2が発売され、実際に
プレイをして、自分の考えはまとまりました。

やっぱり決着をつけるべきだろうな、と。
他の方の意見や感想はともかくとして、
少なくとも自分で作ったものに対して、
自分自身で着地点を形にするべきかな、と。
ゲームの中にその着地点を見出す事は、
残念ながら私にはできませんでしたから。

もう1回、小町を真ん中に据えた形で動画を作ろう。
今年の半ばくらいから、そう考えてました。
ちなみに6月に作った「Get Over and Go!」では、
「あずささんの現在」=「竜宮小町」という事で
登場させてますが、私の中ではあくまでもあずささんが
メインの作品で、小町の作品という捉え方はしていません。

ともあれ、そんな風に思っていたところに
VRFのお話を頂きました。まさしくあれから1年。
いい頃合かもしれないな、って。

今まで書いてきている通り、時間的な余裕が
もっとある状況だったら、色々と考えて
また違ったステージを構成していたと思います。
やりたい事、やれる事は他にもたくさんあったし。

でもその余裕がなかった今回、様々な意味で
効率や効果を考えて構成を考える中で、
新しいアイディアではなく、自分の中にあった想いが
自然に形になっていったのかな。実はそれが、
ある意味で一番効率的なやり方だったのかもしれない。

そしてそういう自覚があったからこそ、
今回は去年以上に明るく楽しく前向きにやりたくて
「sailing day」の最後に、こういう文章を入れました。

「Go to the NEXT STAGE! → ___ 」

これはそれぞれの幕間劇の締めと呼応しています。
つまりこの右側のブランクは、次のステージを
プロデュースする人の名前が入る場所
です。
そこを、空白にしておきました。

去年「Are you gonna be・・・」を作った時、私は
「これをやるのは俺たちの仕事じゃねぇんだよ」
と公言しました。
彼女たちを応援したくなるように煽って仕向ける
その仕事を、真っ先にするべき人は他にいるだろうよ、と。
ファンがファンに向けてやることじゃないだろうよ、と。

今年は、ちょっと違うかな。
「それをやるのは、俺だけの仕事じゃないよ」
このステージ自体は確かに私の仕事だけど、
「次のステージ」は、そうではない。

ホントなら、それも去年と同じ人たちの仕事だろうと
言いたいとこだけど・・・いや、彼らは彼らなりに
それをしてくれているとは思う。でも、去年のアレを
見た後では、過度に期待してもしょうがないな、と
正直そう思っています。

だから、「次のステージ」を作るのは、
きっと我々みんなの仕事なんだろう。
公式・非公式を問わず、誰か特定の人が
やるべき仕事では、ない。


強制はしません。私にはそんな力も権限も無い。
そもそも私だっていつ投げ出すか、正直わからん(苦笑)。
でも、少しでもそうしたいと思っているのであれば、
あそこに自分の名前を刻んで欲しいなと。

もちろん私は、これ以上ないくらい刻み込んだつもりです。
今のステージに不平や不満があって、けれども舞台から
降りる事をしなかったのであれば、次を目指すより他に
やれる事はないんだよな、というのが、私の想いです。


今回やりたかった事。全ての構成や動画内容の
背骨として考えていた、このステージの目的。
正直、後付けの部分も結構多いんだけど(苦笑)、
それはこんな具合でした、というお話でした。
色々思うところはあるけれど、動画として、
ステージとしては明るく楽しい形にする事が
できたかな、とは思ってます。
さて皆さんにはどう見えたことやら。

予想通りの長文となりましたが、
これでVRFのステージのお話はお開きです。
最初に書いたけど、個別の作品の話までやり始めたら
少なくともこの倍の分量は書かなきゃならんしねぇ。

いい経験をさせて頂きました。
それから、イベントにただ参加するのって楽しいね!(笑)

改めて、リアルタイムもタイムシフトもマイリストも込みで
視聴していただいた皆様に感謝いたします。
今後ともどうぞ宜しくお願いします!
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Author:赤ペンP
都内某所に潜伏し、ひっそりアイマスMADを製作中。表向きはうだつの上がらないサラリーマン。人生のモットーは、なだらかに昇りなだらかに落ちる放物線。

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