赤ペンPの添削日記
由無し事を徒然に書き連ねる日記。
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会話の続きというには長すぎるな
久々のこってり系長文、第2回です。
既に時雨Pへの私信というレベルじゃねーぞ!
な状態になってますが、いつものように気にしない!

> やはり自分はアイドルマスターは
> アイドルとプロデューサーの物語だと思っている。
> アイドルマスターの世界において両者は対等で
> 共に支えあい前に進んでいき、成長していく。
> 両者の対話の中からいつも答えを出してきた。

> そうしてお互いが築き上げることのできた信頼故に、
> 生まれた動画のように思う。


アイマスって一般的なギャルゲーと違って、
女の子は直接の「攻略対象」ではないじゃない?
じゃあ一体なんなんだろう、って事を
一歩引いた視点から、興味本位で考えてみた事があって。

で、身も蓋もない例えで恐縮なんだけど(苦笑)
レースゲームで車を選ぶ感覚なんだよなー、って。
あるいはシューティングゲームで機体を選ぶ感じ

同じコースやステージを攻略し乗り切っていくために、
いろんな特徴があるマシンの中から、自分にあったものを選ぶ。
あるいは、自分好みではないマシンを敢えて選ぶ事で
また違ったゲーム性がそこに生まれる。

大事なのは、そこに唯一無二の正解はない、って事。
スコアやタイムを追求するのに適しているのはどれか、
みたいな事はあっても、このマシンじゃないと
絶対にクリアできません、というのはNG。

・・・まぁこのまま話を進めるとあまりにアレなので(笑)
言いたい事を整理するとですな。

つまりアイマスの中のアイドルたちは、我々プレイヤーが
ゲームを進める上でのパートナーなんだよね。
そしてそれぞれのプロデューサーが、それぞれのアイドルたちと、
それぞれなりに何らかの形で「パートナーシップ」を結びながら、
ここまでやって来たんだと思う。

で、そこは車やマシンじゃなく、擬似的な人格であっても
「人間」が対象だから、その表現方法も色々あって。
例えば「俺の嫁」とか「お仕事のお相手」とか。
上の文章で時雨が使った「信頼」という言葉も、
そのひとつなんだろうと思う。

ただ、ゲームの特性的な意味でも、もっとメタ的な
視点で捉えても、ここで言う「パートナーシップ」ってのは
基本的には一方通行で、あくまでも自分にとって
都合のいいもの
、という考えも、俺にはあるのね。

だから、自分の中で色々考えているだけならともかく、
動画という形で他人が見るという状況で、
その独りよがりな「パートナーシップ」を、どう表現すれば
納得してもらえるか、説得力を持たせられるか。

そこはちゃんと模索しないといけないよね、という
基本方針を、常に持っていたいなと。この動画に限らず。
綴る事それ自体が目的の私小説を書いているのではなく、
他人が見ることが、他人に見られる場所にあることが
前提の動画を作ってるんだから。

・・・それで10分超えかよ、というツッコミはナシの方向で(苦笑)。

なので結論としては、そういう風に見てくれているのなら
「ありがとうございます」と答えるしかない(笑)。
でもまぁ、たとえ一方通行ではあっても、順番として
こちらが相手を信頼することからはじめるしかないし、
相手がそれにどう応えてくれるか、というところまで含めて
考える方が、面倒ではあるけど楽しいし。

> そうした意味でも、PVを多く作ってきた側の"プロデューサー"によって、
> ノベマスを用いた演出がなされるのは必然のように感じる。
> 自分がSSを使ったのもそういう面あるし。


こんだけ長文書き散らす赤ペンだから必然だったんじゃね?(笑)
本質的に自分は映像を作る人じゃなくて文章を書く人だし。
だから世が世なら赤ペンPはノベマスのPとしてデビューしてたかもね。
我々がデビューした時はノベマス・架空戦記の類は殆どなくて
動画といえばPVの時代だったからねぇ。

ただ、もしノベマスPの道を最初に選んでいたら
赤ペンPはまた全然違う姿になってたんだろうと思う。
自分の得意技を使える分、早い段階で「やりたい事」を
より的確に表現する事ができてたかもしれない。
でもその一方で、進歩とか変化みたいな部分はあまり
見られなかったかもしれないかなーと。

使い慣れた「言葉」を使えば簡単に表現できる事を、
不慣れな「動画・映像」という形でどう表現したらいいのか。
その助けになってくれたのがアイマスの美しいモデリングや
程よくちりばめられたストーリーであり、
その中で試行錯誤しながら方法論を身につけていった過程が
肥やしになって、今の自分がいるんだろうと思うんだよね。

今となってはただの仮定の話だし、まして良し悪しなんて
判断のしようもない事ではあるんだけれど、ともあれ
今の赤ペンPの形がこうなった結果、という意味では
必然という言葉を否定はできないかなぁ。

ちなみに書いたよー俺もSS書いたよーこの動画を作る前に!
いったん普通のSSを書いて、そこから会話部分だけ
抜き出して、それを曲の尺や展開に合わせて微調整したので
最初に書いた文章の3割くらいしか使ってないけど。

やっぱ、SSとしての文章と動画としての文章は
求められるものが全然違うなー
、と実感した次第です。

> PV部分は、2のを見ると毎回思うけど綺麗よねー。

頭おかしいくらい細かいとこまで手が入ってます(笑)。
ノベマス部分は彩度を下げ気味にして、PVに入ったら逆に
彩度を上げてるんだけど、あの小町の衣装のグラデーションの
出方とか、編集してるとビックリするわ。

背景も色々と手が入っている上に動きもあったりするから、
動画編集のために撮った素材の容量がまーデカい事。
意外と素材保管のスペースのマネジメントが難しい(笑)。

ソフトフォーカスみたいな画面効果も入ったりするし、
新曲のダンスなんかも、完全に「その曲のためのダンス」を
意識している部分も多くて、全体的に単体のステージとしての
完成度を追求してるなーと、そんな事を感じます。

それは裏を返すと我々MAD屋さん的には大変、という
これまた身も蓋もない話に繋がるんだけどさ(笑)。

> 目の前に出されたものを黙って飲み下せないから始まった
> 自分の"アイドルマスター"。
> なんでこんな難儀な趣味を、長々と悩み苦しみながらやってるんだろうと。
> そんな風に感じてる人は少なくないと思う。

> ステージに立つ彼女らを見て、その答えの一旦は
> 十分得られるんじゃないだろうか。


流石は時雨大先生。
あれだね、お前が言うなって話になっちゃうけど
なんでこんなに「難儀な趣味」として捉える人が
思ったよりも多い
んだろうね(笑)。

その答えにはなっていないかもしれないけど。

彼女達は本来、本当の意味でのNatural Born Idol。
アイドル候補生として我々の目の前に現れ、
トップアイドルを目指すために生を受けた女の子達。

極論すれば、それ以外の何を期待されているわけでもない。
アイドルとしての日々を補完する程度の「日常」があり、
現在の行動を規定するための設定としての「過去」がある。
そしてEDの先の「未来」は、何も用意されてはない。

アイドルからの転身、結婚後の仕事との両立、
育児や老後の心配、そんなものは必要ない。
ただ、今この瞬間、ステージで輝くためだけに
その全てがある、そういう存在。


ストーリーPVと称してその裏側を想像しながら
動画を作ってる人間が言うなという話ではあるけれど、
でも何故それをやっているかと言われたら、結局彼女達が
ステージの上で輝いている存在だからこそ、なんだと思う。
その輝きの向こう側、裏側を少しばかり
覗いて見たいというスケベ根性だね(苦笑)。

だからね、「ステージ上の彼女たち」
そもそも「答えそのもの」なんだと思うのよ。
そしてその「答え」に辿り着くための「問い」を
考え始めた途端、話が広がっちゃうんだろうなぁ。
1+1の答えは2しかない。でも答えが2になる数式を
作り始めたら、無限にあるわけで。そういう解釈です。

という事でまだ終わらない!
次回が最終回だよ!多分ね!!
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Author:赤ペンP
都内某所に潜伏し、ひっそりアイマスMADを製作中。表向きはうだつの上がらないサラリーマン。人生のモットーは、なだらかに昇りなだらかに落ちる放物線。

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