赤ペンPの添削日記
由無し事を徒然に書き連ねる日記。
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久々にルーツを辿ってみた
ターンKさんの生放送で語った事を
改めて書いてみるテスト。

そもそもKさんがチャリティー支援ライブの特集で
この動画を何度も流してたのが全ての発端だったわけで。

ありすえP作品
(この動画自体は別の方がUPされたものです)



先日、ちょっと野暮用で京都まで足を運びました。
で、土曜の夜にホテルの部屋でのんびりしながら、
ふと思い立って、備え付けのラジオをつけて
あるラジオ番組を久々に聞きました。7年ぶりくらいかなぁ?

林原めぐみ、という名前をご存知でしょうか。
まぁこの界隈に片足突っ込んでる人なら
恐らく見た事くらいはありそうなもんですけど。

赤ペンが俗に言うオタク界隈に「興味」を持つキッカケは
「機動警察パトレイバー」だったり「ふしぎの海のナディア」だったり
するんですが、そこからさらに一歩踏み込んで、それこそ
ニコマス界隈で企画屋じみた事をしちゃったり、こうやって
長文を延々と垂れ流してみたり、そういう「行動様式」
身につけるキッカケは、この人を追いかけていた道すがらにありました。


林原めぐみについては・・・えーと、堅苦しいので
いつもの呼び方にするわ(笑)・・・めぐさんについては
知っている人も多いでしょうし、詳細は気の済むまで
ググるなりなんなりして頂くとして、
話の流れとしてひとつ書いておきますと。

声優さんが自分の名義でCDを出したり
ラジオ番組を持つ事
は、今は珍しい光景ではありません。
それどころか、水樹奈々さんがオリコン1位獲得や
紅白出場を果たすまでに至ってますし、あるいは
いわゆるアニソン・キャラソンがチャートの上位に
来る現象そのものも、多少は認知されてると思います。

それが当たり前じゃなかった時代、黎明期の代表選手。
というか、そういう活動をセールス面でも成功させ、
いわばビジネスモデルとして確立させたのが、
林原めぐみという声優でした。

この世界に何の興味もない人からしたら
生まれてこの方見たこともないアーティストのCDが
突如としてオリコンTOP10に入ってるという光景。
アルバム初登場3位の時は、ファンだけど
ビックリしすぎてちょっと引いた(苦笑)。
それもAmazonはおろか、アニメイトのような
専門ショップの売上がオリコンチャートの集計に
含まれていなかった
、そんな時代の出来事です。

さて、年に1作のペースでアルバムを
出していためぐさんですが、そのアルバムは
ちょっと独特なカテゴライズで分類されます。

1枚目の「Half,and Half」は"オリジナルアルバム"
2枚目の「WHATEVER」は"ベストアルバム"
3枚目の「Perfume」はオリジナル、次の「SHAMROCK」はベスト、
「SPHERE」はオリジナル・・・という感じ。

恐らく一般的に考えたら
「2年に1度ベストアルバムとかどんだけシングル出してるんだ」
って話になると思うんですが、ここで言うベストってのは
少々事情が違ってまして。

CDが売れ始めてからは主題歌を担当する事も多くなり
それなりにシングルCDを出すようになりましたが、
基本的にめぐさんが歌うタイミングは
「自分が出演した作品のCD企画があった時」に
「その登場人物のイメージソング」を歌う、という形。
声優としての仕事がまずあって、それに付随して
歌がついてくるケースがある
、という感じですね。

当然、それぞれの曲は「企画ものの一部」として
独立していて、関連性は無い。だから結果的に
「このアニメCDでしか聴けない」的な曲が
結構な数になっていったわけです。

そういった「いろんなところで歌った曲」をまとめました
という趣旨のアルバムを「ベストアルバム」と呼んでいました。
この辺は「楽曲の発表を主たる活動としていない人」ならでは、
という面白いコンセプトではあると思います。

2ndアルバム「WHATEVER」を例にとって、
「この作品の仕事で歌った曲」を見てみると、

OVA『機動戦士ガンダム0080』
→夜明けのShooting Star
OVA『機動戦士SDガンダム』
→夏のうねり
OVA『3×3 EYES』
→守ってあげる/HOLY ROAD/雨の日の過ごし方/Distance
テレビアニメ『天空戦記シュラト』
→恋・無双華/Still Waiting
ラジオドラマ『聖伝』
→翔星-NAGARE BOSHI-
ラジオドラマ『獣神英雄伝ワタライガー』
→Back Seat Dollが見ていた
ラジオドラマ『流星機ガクセイバー』
→流星機ガクセイバー
ラジオドラマ『マインドサイズ』
→プリズムアイ/浜辺のダイアリー


若い人にはわからないタイトルばっかだな(笑)。
ここに自身がパーソナリティを勤めるラジオのテーマ曲
「Tokyo Boogie Night」「虹色のSneaker」を含めた全15曲で
アルバムが構成されています。やべぇ、覚えてないのもある(笑)。
でも発売が1992年だから仕方ないか・・・。

しかもこれ、発売元であるキングレコードの作品縛り。
当たり前と言えば当たり前ですが、その縛りを外した場合
もう収拾がつかないわけです。

で、特定の作品に紐付かない曲、いわば純然たる
「林原めぐみの曲」で構成されているのが
「オリジナルアルバム」。
いわゆる一般的なアルバムです。
こんな具合で、異なるコンセプトのアルバムが1年ごとに
リリースされるという、ちょっと変わったスタイルだったんです。

声優さんの仕事として「楽曲の発表」が普通に存在する
今では、このコンセプト自体があまり意識されないでしょう。
いかにも黎明期や過渡期の産物という感じがします。
逆に言えば、そういう「声優さんの歌もの企画」が
この頃から目に見えて増え、一般化してきたという
事実でもあるのかな。

こうして声優という職業の可能性を広げることになった反面、
声優のアイドル化、ひいては消費の早さとサイクルの加速
後押ししてしまった点については、功罪相半ばかなと
赤ペンは個人的に感じていますが、それはまた別の話。

ちなみにめぐさん本人は昔も今も、歌手としての活動には
一定の距離を置き続けています。こういう事になるとは
本人も思ってなかった、という部分が大きいのでしょうか。
自身のラジオや出演作品のイベントで歌う事はあっても、
単独でのコンサートやライブは一切行っていません。

その一方で、ラジオのパーソナリティ、DJ的なものに対しては
昔から興味があったそうで、こちらは積極的に関わっています。
作品からではなく、ラジオからファンになった人というのも
思っている以上にいらっしゃるようで。

・・・あれ。
生放送で話した内容にようやく入れそうなのに
この長さになってしまった(笑)。

しょうがないから、それは次回という事でひとつ。
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都内某所に潜伏し、ひっそりアイマスMADを製作中。表向きはうだつの上がらないサラリーマン。人生のモットーは、なだらかに昇りなだらかに落ちる放物線。

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