赤ペンPの添削日記
由無し事を徒然に書き連ねる日記。
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その姿は誰に似たりて
スーパーボウルが終わったので、そこかしこで
「QB」という文字を見ても、クォーターバックと
勘違いせずに済むようになった
今日この頃。

おお、珍しく赤ペンが流行のアニメに反応してる!
と思いきや、実は私、例の作品を2回しかちゃんと見てないんです。
最初は第3話でした。ええ、見てみたらいきなりパックリと(笑)。

そこでなんとなく満足してしまってそこから先は見てなくて、
先日第7話を見まして。それが私の全視聴歴。
で、もっぱら周辺情報はニコ動で仕入れております。
例えばこんな具合に。









こんなの絶対おかしいよ!(笑)

まぁそんな程度の視聴者なんで、この作品についての
もっと深い考察はどなたかにお任せして、私はサクッと。

その趣旨は、
「実のところキュゥべえみたいなのはよく見るよね」
って事になるんですが。


もはや営業マンもしくはポン引きAV嬢のスカウトとまで
揶揄されるようになったキュゥべえ君。
最初に書いたようにその言動全てを直接見ているわけでは
ないんですが、漏れ伝わってくる話を聞くに、こんな事を感じて。

ああ、彼は多分、「天然」なんだなーと。
腹黒い企みがあるわけではなくて、思った事を素直に口にして、
故に話がこじれてる、そういうタイプかなって。

何のアニメか漫画か小説かは忘れちゃいましたが、魔法というものを
「我々とは異なる世界の法や秩序の具現化」みたいな言葉で
説明しているフレーズを見聞した事があって。

恐らくキュゥべえ君は、彼が属している世界観の中における
法や秩序に対して、忠実かつ従順
なんだろうと思うんです。
で、こちらの世界にやってきてスカウト活動をするときも、
それに忠実な説明を、懇切丁寧に繰り返しているだけ。
その点について恐らく彼は、これっぽっちも嘘偽りは
述べてないんだろうと。

ただ問題は、彼が営業活動をしているこちらの世界では
その法や秩序が適用されない、というかむしろ異なる
法や秩序が支配している、という点であり、同時に
キュゥべえ君にとってはあまりにも常識的過ぎて
説明する必要がないと判断した点の多くが、こちらの世界の
住人にとっては大変重要だったりするという部分にあって。

キュゥべえ君には残念な事に、その相違に対する
フォローを行う、という思考のロジックが存在しない
ようで、
自分の常識は相手にとっても常識、と決め打っているフシがある。
いわゆる「言葉足らず」というヤツです。

確かにこの世界にない法や秩序の力を売り込むんだから
ある程度強引さは必要なんだけど、それが先走って終わる。
マーケティング用語で言うところの「プロダクトアウト」
商品を売る側の理屈や考え、感性や思い入れ、技術や都合を
優先するやり方の、悪い部分だけが形になっちゃってる。

それどころか、語られる言葉の中にはミスリードを
誘発するフレーズがふんだんに盛り込まれ、一方で
語られなかった部分に相手にとっての真実があり、
それは結果として顧客に対する不誠実な対応となって
話が上手くまとまらない。それどころか、アフターケアが効かない
延々と尾を引くタイプのトラブルがついて回る。

うん、イケてない営業マンという揶揄が
恐ろしく似合うような、生々しいシチュエーションです。

で、それを見せられる側としては。
悪意に基づいた意図的な齟齬なら、素直に話の流れの中で
憎悪の対象にしてしまえるからわかりやすい。
でもお互い悪意がないまま、ひたすらにすれ違う構造では
確たる悪人がおらず、なのに事態は悪くなる一方で、
結果としてどこか居心地の悪い、生理的嫌悪のような空気
支配する事があって。

一応、説明責任を負う優先順位の高い存在、このアニメでは
もちろんキュゥべえ君という事になりますが、それが当面の
攻撃目標になるんだけど、もしかしたらその矛先は
まどかを含めたこっちの世界の存在に対しても
時に向けられてるんじゃないかと。
ほら、正しいかどうかは別としてさ、こういう時って
「騙す方も悪いが騙される方も悪い」みたいな論理
持ち出されたりするじゃないですか。そういうノリね。

誰も悪意はないのに、誰も幸せにならない構図。
いやー、ドス黒いねぇ。


このアニメが怖いのは、
「この絵柄なのに3話でギロチン炸裂」みたいな部分も
さる事ながら、そういう生々しさを、わざわざ語らなくても
成立するようなお話の中に平然と持ち込んでる
点。
実生活の中で、こういう光景は決して珍しくないもんなぁ。

例えば政治家の発言及びその揚げ足取りなんて
こんなんばっかだろうし、最近もめまくっている
大相撲の改革が上手く行かないのも、内向きのベクトルが
強すぎる故の自覚のなさが原因になっているんだろうし、
某ゲームでディレクションしてる人もこのクチなんだろうし、
そもそも私の今の職場がまさしくこんな具合で
gdgdになって忙しかったりするんですよねぇ。

このアニメを2回しか見ていないのは、そういう意味で
私にとって生々しすぎるからなのかもしれない(笑)。

閑話休題。
魔法少女モノなんてさ、主人公と狂言回し役を出会わせて
よくわかんないまま力を与えて、それを使いこなして行く過程と
主人公の人間的成長を描いたら形になるじゃん。仲間とライバルを
配置して、ちょこっと恋愛要素も入れて、萌え系の絵柄にしてあげたら
とりあえず合格点はクリアできる。

・・・というお約束的な展開の象徴とも言うべき
「主人公を導いてくれる先輩的ポジションのキャラ」を
3話の時点でパックンチョとやったわけだから、そりゃあ
「もう何も怖くない」となるわけですよね。
無論、全てを狙い済ました確信犯。

かくして世界は混乱と疑念に満ち、何が起きても
不思議ではない場所へと変わり、何も起きなければ
それを見る側が勝手に「何か」を妄想する。
すっかりデキあがったお客さんの前でライブをするようなもんです。

まだ半分くらい話は残っているし、まして私は
ちょいとつまみ食いしただけの人間なので、これ以上の
考察は他の方にお任せします。もちろん結論付けも
まだ早いでしょう。でもここまでは本当に
お見事な展開をしてるんじゃないかと感じます。
これだけみんなが盛り上がってる時点で、勝ちだよ。

このアニメには、マンガや小説といった確たる原作が
存在しないと聞きました。ああ、いいなぁって思った。
毎回こんな刺激物が出てこられても困るけど(笑)、
縛りの少ないヤンチャな作品がもっと増えたら、
またアニメをたくさん見る生活に戻るかもしれません。

そんなわけで、少し流行りに乗ってみたエントリでありました。
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この記事に対するコメント

QBの胡散臭さを増幅させてるのは、あの無表情なところだよね。
口パクくらいしろや!お前どっから声だしてんねん!みたいなw
あと、言わなくていいことは言わない、言わなきゃいけないことすら言わない営業なんて、困ったことに世の中たくさんいたりするので、QBはまだましなんじゃ・・・とか思うのは私の会社がブラックなんでしょうかwww
などと、スペースほむらネタにつられてしまったアラフォーの戯言でしたw
【2011/02/22 00:05】 URL | 小町P #wd1umwn2 [ 編集]


> 小町P
競馬以外でコメントのやり取りは珍しいっすね(笑)。

大丈夫、私も「QBの方がまだマシ」と思ったから書いてます(苦笑)。
表情もそうなんだけど、口がないのは結構デカいですよね>表情のなさ
っつーかそのネタに釣られたんか!ヒューッ!!
【2011/02/22 21:13】 URL | 赤ペン #Td/ILGRk [ 編集]


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Author:赤ペンP
都内某所に潜伏し、ひっそりアイマスMADを製作中。表向きはうだつの上がらないサラリーマン。人生のモットーは、なだらかに昇りなだらかに落ちる放物線。

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