赤ペンPの添削日記
由無し事を徒然に書き連ねる日記。
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MA2を聴いてみて
この年末年始の休みの間に、MA2を全員分聴きました。
その感想など書いてみようと思うんですが。長文で。
リハビリですね、リハビリ(笑)。

まず最初に、ちゃんと前置きするべきでしょう。
赤ペン、MA2は全部借りて聴いてます。自分では買ってません。

他人の感想を見る上で、そういう事を気にされる方も
当然いらっしゃるでしょうから、あらかじめその前提で
読み進めていただければ幸いです。もちろんそういう人の感想が
信用ならんという場合は、ここで引き返しておいた方がいいかなと。

さて。
1人ずつ書くというのもちょっとしんどいので、
全員のCDを俯瞰しての感想になるんだけど、実のところ
切り口によってちょっとニュアンスが変わってしまうんです。


まず、単純に各アイドルのCDとして聞いた場合、
すごくしっかり作られていると思いました。
もちろん、細かい部分の好みを言い始めたらキリがないけど
それぞれのアイドルの最初の紹介、名刺代わりの1枚という
意味において申し分ないかな、と。

新曲、カヴァー曲、既存曲の再録、同時発売の3人ごとに
異なるアレンジで同じ曲、全員の共通曲。
フォーマットとして定番で安定感のある構成の中で、
「同じアイドル」「他のアイドル」という縦横の軸
微妙にアレンジや歌い方が変わっている点を楽しめました。

やよいの「スウィートドーナッツ」は一瞬何が起こったかと思ったし(笑)、
「星のかけらを探しに行こうagain」では貴音のアレンジを聞いて
「あれ、これ千早向きじゃね?」って思ったけど、千早のを聴いて
そう来ましたか!みたいな。

新曲に関しては、楽曲単体では「眠り姫」がかなりキてるんだけど、
千早自身とのシンクロ度合いをまだ計りかねる部分があって、そういう
「このアイドルの歌」的な観点から言うとやよいの「スマイル体操」
ちょっと隙が無さすぎだろうと(笑)。

貴音と響の元961組、単独キャラとなった真美、
中の人が替わった雪歩は色々と考えるべき事が多かった
思いますが、最初のCDとしてはちゃんとまとまっていたように
感じました。って上から目線でスミマセン(笑)。

雪歩はこれまでのイメージを踏襲しつつも
少しずつ新しくしていこうという現在進行形の状態なのかな。
どうせ「モノマネ」なんて1年持たないだろうし意味もないし、
新しい雪歩像を見つけて表現して欲しいですよね。

真美の場合は「比較対象」となる亜美のCDまで聴かないと
判断は難しいところですが、今までよりも意図して「アイドルしてる」
感が出ているのは、ちょっと成長した証なんでしょう。

貴音は概ねイメージ通りなんだけど、何しろキャラクターが
かなりトンがってますし、あの妖艶な空気を必要としない
いわゆる「普通の楽曲」の時にどんな個性を出していくか、かなぁ。

響はどちらかといえば天才肌的な奔放さを持ったキャラと
思っているんですが、中の人の「出来る子」っぷりが
決して奔放ではない(むしろしっかり積み重ねた上手さ)感じなので
この先どんな風にまとまっていくのかな、みたいな。

他のアイドルたちが積み重ねた時間を、たった1枚のCDで
フォローするのは無理な話。これから時間をかけて、焦らずに
イメージを固めていけばいいと思います。

好みの曲はと訊かれたら、まずは貴音の「月のワルツ」が抜群に好き。
最初から合わないわけが無い組み合わせではありましたけどね。
それから美希の「squall」かな。明らかに今までとは違う歌い方で
すごく新鮮でした。それと千早の「愛について」
好み云々とは無関係に「・・・動画、作るよね?」という空気に
囲まれてるわけです(苦笑)。一応そのつもりはあるけど。

駆け足で書いちゃいましたが、とりあえずこんなとこかな。
何しろ私も買っていないので偉そうな事は言えないんだけど、
ニコ動にはhikeP謹製のMA2メドレーが全キャラ分ありますし、
視聴の機会はたくさんあります。まだ聴いていない方は
是非一度、自分の耳で確かめてみる事をお薦めします。

こんな具合で、CDの出来に関して赤ペンは基本的に
評価は高めだったりします。その一方で、別の切り口的には
ちょっと違う評価をしているというか、「評価が難しい」
感じている部分があって。

ストレートに書きましょう。
MA2は、それぞれのアイドルのプロモーションという点では
申し分ない出来だと思います。まぁオフィシャルに
「各アイドルにフィーチャーしたCD」
と謳っているわけですから、それで何の問題もない。
でも今はゲーム発売前。どうしてもこのCDの内容と
実際のゲームを繋げるような見方を、多少はせざるを得ないわけで。

端的な具体例を挙げましょう。例えば千早の「眠り姫」。
この曲、ゲームの中で使われてると思いますか?

赤ペン、それはないだろうと思ってます。
まずこの曲をプロデュース開始直後に選べたり、千早以外の
アイドルが歌うっていう絵が、全然浮かばない。
千早センター時限定、かつ選べるタイミングも固定、
というのも考えられなくはないけど、多分それをやったら
ゲームにおいて他の登場人物はみんな空気になると思います。
だって、この曲はそういう歌だもの。
自身の内面と向き合うような、そういう歌。

そして千早の曲だけが使えない、という状況を作るとは
到底考えにくいから、全アイドルのMA2新曲はゲーム中では
使われてないんじゃないかな
、って。
ゲームで使うという前提条件がないからこそ、
各アイドルの新曲はガッツリ作れた。だからCDとしては
出来が良いものになった。そんな気すらします。

また、公開されている画面写真を見てみると
「目が逢う瞬間」や「迷走MIND」など、MAの楽曲が
選択できるようなんですが、これらの曲も基本的には
「各アイドルのための曲」です。L4Uで全アイドルが
歌う事が出来た、という点はあるにしても。

もちろんアイドルごとの「持ち歌」、言い換えれば
「そのアイドルを支える楽曲」は絶対に必要だと思います。
その一方で「アイマス2的な楽曲」というか、
「アイマス2の世界を支える楽曲」みたいな印象の曲が
ここに至るまであまり無いんです。全員が歌えるだけの、
いい意味での「脇の甘い曲」が見当たらない。

アイマス2を象徴する曲、という事では間違いなく
「The world is all one!」がその役割を担ってるんだけど、
ご存知の通り企画が絡んでまだリリースされていない。
「Little Match Girl」も少々違うかな。
「MEGARE!」はそれなりにその空気があるけれど、
「The Idolm@ster」のリミックスは・・・元々前作の曲だし、
正直な話、出来としては微妙に「?」って思うし。

というかね。
赤ペン、ぶっちゃけた話Prologueを聴いてガッカリしちゃったクチでして。
いくら序章とは言え、新しいシーズンの到来を告げる一発目のCDが
果たしてこんなんでいいのかい、と。

色々話題になった「団結2010」は、歌詞の内容云々以前に
そもそも「つまらないなぁ」の一言で終わっちゃったし、
リミックスの話はさっき書いた通りだし、小鳥さんの曲は
良かったけど、その後の小鳥さんの情報が文字通り音無し。
そもそも景気づけなら「The world is all one!」や
「Smoky Thrill」を突っ込んでバーン!と行くべきだろうに、
みたいなね。さすがにJupiterの曲は難しいかもしれないけど。

このPrologueが充実した内容になっていて、その上でのMA2
という流れになっていれば、こういう感想は持たなかったと思います。
また、ゲームが出た後でMA2を聴いたとしたら、ゲームの中で
語られたアイドルたちの物語を補完し拡げるのに
十二分の出来だったね、という感想でOKだったと思う。

でも今回は、MA2の曲をあらかじめ知った状態で
ゲームに触れる事になる
わけです。
例えば「眠り姫」を聴いた人は、千早の物語について
様々な想像をしたはずです。だってこれだけの曲だもの。
それでゲームが発売されてプレイして、曲の使える使えないは
さて置き、もしその物語が良し悪しを問わず曲の中身とは
乖離していたとしたら、ちょっとフクザツかもなー、って。

先程も書きましたが、単純にCDの出来はいいと思っていますし、
そもそもアイマス2はそういう方向性で進めていきます、という事なら
杞憂もいいところの話です。普段から自分でも言っているように
「ゲーム見てから改めて考えようぜ」の一言で片付くんですけど。

アイマス2の世界観を、その楽曲でどんな風に固めていくんだろう。
しかも竜宮小町やJupiterの曲だってこの後に控えているはずです。
個性も違えば立場も違う。さらに今回は性別も違う。
そういうバリエーションに富んだ楽曲たちを、
どんな風にパズルのピースとして機能させていくんだろう。

考えてみたら、アイマスの曲に触れる機会はたくさんあったけれど
「ゲームが出ていない状態でガッツリ曲だけ聴く」
というシチュエーション、今までほとんどなかったと思うんです。
っつーか無印アイマスが厳然とそこにあるのが大前提だったし。

アイマスは、ゲームから始まり、そこから徐々に世界が広がっていきました。
そして今回は、その広がった世界の中で、改めてゲームを待つという状態。
だからこんな風に思っちゃうのかな。

長い時間をかけて積み重ねてきたアイドルたちのイメージ。
そこに新たに加わってくるアイドルたち。
これまでにはなかった様々なギミック。


アイマス2は「Restart」という言葉を掲げていますが、
同時に「Reunion」という命題も抱えてるのかな。
そんな風に感じました。これは肯定や否定というよりも、
純粋に興味深いな、という感想なんですけどね。

まぁ面倒臭い話はさて置き、とにかく一度は視聴をお薦めいたします。
自分で聴いて確かめるのが、一番ですからね。

以上、年末年始休暇中の宿題でした(笑)。
この記事に対するコメント

生で聞け!話はそれからだ

つーことで、パシフィコにきなさいw
【2011/01/07 01:51】 URL | た。 #- [ 編集]


> た。
買う前に生が先かよwwwww
【2011/01/08 00:56】 URL | 赤ペン #Td/ILGRk [ 編集]


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Author:赤ペンP
都内某所に潜伏し、ひっそりアイマスMADを製作中。表向きはうだつの上がらないサラリーマン。人生のモットーは、なだらかに昇りなだらかに落ちる放物線。

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