赤ペンPの添削日記
由無し事を徒然に書き連ねる日記。
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File041:「道化師のソネット(Cover Edition)」


動画を上げた直後のエントリでも書いた通り、
昨年参加できなかったフォークジャンボリーに
なんとしても今年は参加せねば!という事で
短い期間で一気に作った作品なので、映像的な部分で
特筆すべき事はあまりない作品ではあります。

ただ、この作品がこのタイミングで出てきた、という点で
色々思うところもあったりします。
作品自体からはちょっと離れた話になるかもしれませんが、
まぁその点はご容赦くださいませ。

まずは去年も含めて私が考えた事。
私がこのお祭りに参加するのなら、まぁ曲はまっさんだわな。
でもって普通に原曲を使っても面白くない。
という事で作者コメントにもある通り、さだまさしの
トリビュートアルバムから音源を選ぶことにしました。

昨年はそこから平原綾香の「ひまわり」を使おうと考えたものの
それがボツってしまって、紆余曲折があって巡り巡って
昨年末にあずささんの手に渡ったわけです。

今年もそこまでは同じ発想。どうせなら女性ボーカルの方が
面白いよね、という事で、松浦亜弥の「道化師のソネット」を
使おうかなー、というところまでは、ほぼ無意識に考えました。

そこから。
今年は製作期間的に、映像として凝った作品には
出来ないだろうなと。でも「とりあえず作りましたよー」という
軽いノリもイヤだったので、相応に作品に意味を持たせたいな
そういう事を考えましてね。

・・・一瞬でそれは解決した(笑)。
2年前に、まっさんの原曲を使って伊織で作品を作ってましたから、
今度は伊織が歌うというシチュエーションで行けるな。



この作品に対して、一種のアンサーソング的な意味合い
持たせることが出来る。で、それにプラスして。

ちょっと話が逸れますが、私が受験勉強に躍起だった頃に
教わった、「理解度を確認する方法」っていう話題があって。

それは凄く単純でした。
勉強した事を、他の人相手に授業する形で
ちゃんと教えられるかどうか
、だそうで。

言葉にすると簡単だけど、これが意外と難しい。
夏休みの講習の合間に、友人達とよく模擬授業をしたもんです。
もっとも、単純に楽しすぎて効率は決して良くなかったけど・・・(笑)。

その後、今度は私が塾の先生として勉強を教える側に回った時に
この言葉を実感しましたねー。1時間の授業をするのに、
予習が2時間必要になる
んですよ(笑)。自分が理解するのに
そこまでの時間は必要ないけど、他人に伝えるためには
そのくらいの時間をかけて、ちゃんと噛み砕かないといけない。

そういう体験が少々形を変えて、今の私の中にもあります。
仕事でプレゼンする時って、資料の出来と下調べが大事だしねー。
30分のために何日費やすんだ、みたいな事もよくありますし。

話を戻して。
2年前の作品は原曲、すなわち男性ボーカルを使った、
「伊織に対してプロデューサーが歌う」という形の作品でした。
今年は女性ボーカルのカバーで、伊織が歌う形。
それだけでも十分に意味があるとは思いますが、

「あの日のあの歌の意味を、伊織は自分なりに理解してくれたんだ」

という意味合いも、そこには加えていいのかなと。

そしてその為には、相応の時間が必要です。
去年の段階でこの曲の存在はもちろん知ってましたけど、
それをこうして形にするまでには、多分2年弱、
ゲームの中でのプロデュース期間以上の時間が必要で、
その中で伊織なりに積み重ねたものがあったからこそ、
ようやく歌えるようになった。そんなストーリー。

えーと、もちろんかなりの妄想が入っております(笑)。
単なる偶然が重なっただけのことだったりするんだけど、
でもこういうお話が自分の中で描けたら、単純に作ってて
楽しいだろうし、ただの「間に合わせ動画」みたいな事には
ならないだろうなー、と思って。

そういう考え方の骨子が決まれば、後はもう一直線。
この手の曲なら、赤ペンの得意技である

「蒼い鳥 フタリの隣に my song」

という川柳に基づいて(笑)ダンスを撮影。
伊織が歌っているというシチュエーションが最重要なので、
UPのカメラでちゃんとこちらに目線をくれるようにして、
後はコミュ映像を挟み込んで終了、という具合です。

で、さすがにもう少しネタを入れたいなぁと思い、
アイマス2のPV公開後からチマチマ実験していた、
「Nukim@sのツールで2のコミュ抜き」の素材を使用。
また、コミュ抜き素材に合わせる背景もお遊びで
1の素材には2の背景、2の素材には1の背景を使用。

いずれにしてもパッと見てすぐわかるフックとしての
意味しか持たせてない
ので、無理に使う必要は
本来はないんですけどね。その辺は時間がなかったから
取り急ぎ、って部分もありましたので、今後の作品に
2の素材を使うときは、もうちょっと色々考えたいなと。

そんなこんなで、期間内にギリギリ間に合いました。
サッと作った小品なのは否定しませんが、そういうものでも
最低限自分の中に、キチンとした意味を持たせたいねと、
そんな事を思いました。

最後に余談をひとつ。
この曲を伊織が歌う意味は前述の通りとして、
果たして誰に対して歌っているのか。
普通に考えりゃプロデューサー=私自身、ってなるし
そもそも歌の内容がそういうものなんだから、
確かに間違ってはいないんですが。

伊織が、伊織以外の誰かにあの歌を歌ってくれるのなら、
歌おうと思う誰かを見つけられたのなら、それでいいのかな。

それが赤ペンであるかどうかには、実はあんまり拘ってません。
もちろん私にも歌ってくれたら、嬉しいですけどね。

で、実は予定通り進めば伊織にはまたすぐご登場願うことに。
色々あって若干スケジュールが後ろに倒れ気味ですが、
慌てず騒がず頑張ります、ハイ。
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Author:赤ペンP
都内某所に潜伏し、ひっそりアイマスMADを製作中。表向きはうだつの上がらないサラリーマン。人生のモットーは、なだらかに昇りなだらかに落ちる放物線。

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